【竹中半兵衛クイズ#1】秀吉を支えた若き天才軍師。

重治は戦国武将である竹中氏の竹中重元の嫡男として誕生しました。ちなみに、半兵衛は字であり、後世では半兵衛と言う名ので紹介されることが多いです。

半兵衛は美濃国大野郡大御堂城（現・岐阜県揖斐郡大野町）にて誕生し、美濃の地で幼少期を過ごしました。

美濃斎藤氏は、元は美濃の守護大名である美濃土岐氏の家臣だったのですが、1539年頃に斎藤道三が、下剋上によって美濃国守護である土岐頼芸を追放し、美濃の国を支配するようになりました。

1556年に斎藤道三とその嫡男である斎藤義龍によって勃発した合戦。結果、敗北した道三は義龍によって討たれ、家督は義龍のものになりました。ちなみに、半兵衛は、父の代わりのこの戦いへと参戦し、籠城戦にて義龍軍を退避させることに成功しております。

この「二頭立波」は、斎藤道三が作り出したと言われているオリジナルの家紋です。なぜ、この家紋を生み出したのか詳しい出自は不明ですが、美濃斎藤氏という自分の家柄を強調するために生み出したのかもしれません。

稲葉山城は斎藤氏の居城であり、難攻不落の山城として、日本100名上の一つとして数えられております。その後、信長がこの城に入城した時には「岐阜城」と名を改め、現在の岐阜県の名の由来になりました。

斎藤龍興は斎藤義龍の嫡男として生まれ、義龍が病気で亡くなった後、斎藤家の3代目当主の座に着きました。しかし、14歳で家督を継いだため、斎藤家の家臣の一部は、隣国の信長の元へと流出してしまいました。また、評判の悪かった重臣を寵愛するなど、義龍よりも凡庸な部分が目立ち、家臣から愛想をつかされるなど、斎藤家の滅亡を早める遠因となりました。

安藤守就は、斎藤道三の代から仕えていた斎藤家の重臣で、半兵衛の正室である得月院の父親でした。後に、信長へ仕えるも、謀反の疑いをかけられ追放され、本能寺の変後、再起を図ろうとするも失敗に終わり、安藤家は滅亡することになってしまいました。

稲葉良通は、安藤守就、氏家直元らと合わせ「西美濃三人衆」として、斎藤家の重臣として、斎藤家を支えておりました。稲葉はその中でも筆頭家臣であり、様々な合戦で武功を上げておりました。その後、信長の家臣となり、秀吉の時代まで武将として活躍しておりました。ちなみに、「頑固一徹」の一徹は、この稲葉の号である「一鉄」が由来ではないかと言われております。

龍興の取り巻きの家臣らにいびられていた半兵衛は、仕返しとばかりに、僅か16名の手勢で稲葉山城を乗っ取ることに成功しました。主な作戦としては、人質として城内に居た重矩と連絡を取りながら、重矩の見舞と称し、武器を城内へ運び込み、龍興の家臣らを切り伏せました。この騒ぎを聞いた龍興は、城内から逃げ出したため、乗っ取ることに成功したと言われております。