【24年1月最新】物理学を学べるおすすめ本・書籍ランキングTOP10

「物理が苦手だったけど、大人になった今あらためて学び直したい」
「基本的な物理学の知識を身につけて生活や仕事に活かしたい」

学生のころ、数学や物理などの教科が苦手だったという人は多いのではないでしょうか。それでも、大人になって色々な経験をする中で、改めて物理について学び直したいという思いを持たれている方もいるはずです。

また、最近ではAI技術が注目されるようになり、AI技術の裏側にある物理学について興味を持たれている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、物理学について扱っている本を探している方向けに、大学で物理を学んだ筆者がおすすめ本をランキングにして10冊ご紹介します。

このランキングは、次のような視点で選書しました。

  • 「物理学を学び直したい人向けの本」
  • 「本格的に物理学を学びたい人向けの本」
  • 「物理学をテーマにした読み物」

物理学はビジネスに活用できる分野でもあります。ぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人

一橋大卒 歴史学専攻

京藤 一葉

Rekisiru編集部、京藤 一葉(きょうとういちよう)。一橋大学にて大学院含め6年間歴史学を研究。専攻は世界史の近代〜現代。卒業後は出版業界に就職。世界史・日本史含め多岐に渡る編集業務に従事。その後、結婚を境に地方移住し、現在はWebメディアで編集者に従事。

10位:物理学とは何だろうか

読んでみて

本書は、日本のノーベル賞受賞者である朝永振一郎が執筆した、物理学を歴史的な視点で解説する一冊です。特に、物理学に精通している人たちから高評価を受けている物理学の読み物です。大学生の必読書ともいわれています。

現代文明を築きあげた基礎科学の一つである物理学という学問は、いつ、だれが、どのようにして考え出したのか、十六世紀から現代まで、どのような物理学者たちが、どうやって物理学を作り上げていったのかを明らかにします。

物理学に興味があるすべての人に読んでほしい一冊です。

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9位:時間とはなんだろう: 最新物理学で探る「時」の正体

読んでみて

人間は普段はあまり意識せずに時計を見たり、朝や夜を感じたりしていると思いますが、世界に流れている時間というのは少し考えてみるととても不思議なものです。

本書では、そんな「時間」を物理学の観点で読み解き、解説を行います。物理学的には、実は時間というのは高さや奥行きといったものと同じ文脈で語られ、時間の方向や速度も一定ではありません。

時間というものに疑問を持ったことのある人にはおすすめできる本です。

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8位:文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る

読んでみて

物理学に対して、物体の速さを計算したり、電気の流れを考えたりするというイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。しかし、実は物理学は世界のあらゆる分野で応用されているのです。

例えば、金融の世界では高度な物理学が金融商品の開発に用いられています。また、輪廻転生という考え方も物理学で説明ができる側面もあります。AIには多くの物理学の考え方が取り入れられています。

科学が社会にどのように役に立っているのか興味を持っているという人におすすめできる本ですよ。

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7位:文系でもよくわかる 日常の不思議を物理学で知る

読んでみて

前作「文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る」が好評だったことを受けて、第二弾として出版されたのが、こちらの「文系でもよくわかる 日常の仕組みを物理学で知る」です。

物理学の目線を通すと、日常のあらゆるものが違った見方で見えるようになります。例えば、「自転車はなぜ走っている間は倒れないのか」「携帯電話はなぜ通話や画像の送信ができるのか」といった疑問に物理学は答えを出してくれます。

また、「タイムマシンは作れる」「水に氷が浮かなかったら生命は誕生しなかった」といった、驚きのエピソードも収録されています。

前作を読んだことがある方は、ぜひ本作も読んでみてください。

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6位:ディープラーニングと物理学 原理がわかる、応用ができる

読んでみて

現在話題となっているAI技術の根幹には、数理系の技術が多数利用されています。本書は、物理学がどのようにAIに活用されているかを解説することで、AIと物理学について学ぶことができる構成となっています。

物理学者ならではの視点で、AIと物理学の原理から応用までを解説しており、両者に興味がある人にとってはとてもおすすめできる本です。

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5位:これが物理学だ!マサチューセッツ工科大学「感動」講義

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マサチューセッツ工科大学は、講義をオンラインで公開していることで知られています。その講義の中でも、大人気なのがルーウィン教授の物理学です。本書は、その講義の内容を書籍化したものです。

講義では、教室に本物の鉄球の振り子を下げ、反対側のガラスを粉々に砕き返ってくる鉄球が教授の顔面を粉々に砕く寸前で止まる様を見せてエネルギー保存の法則を伝えるなど、具体的な実験を通して物理学を解説してくれます。

楽しく、かつ本格的に物理学を学びたい人にはおすすめの一冊です。

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4位:ファインマン物理学〈1〉力学

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物理学者として著名で、ノーベル賞も受賞したファインマンが行った講義を収録したのが、本著「ファインマン物理学」シリーズです。ファインマン物理学は、理系の学生であれば必ず聞いたことがある名著ですが、ここではファインマン物理学のうち第一巻の力学を紹介します。

ファインマンは天才と呼ばれ、物理学者としての功績はもちろんありますが、一方でユーモラスで気さくな性格であったそうです。本著も、その性格がよくわかるような面白みのある文体で、かつわかりやすい内容となっています。

本格的に物理学を学びたい人は、まずこちらから読んでみることをおすすめします。

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3位:高校とってもやさしい物理基礎

読んでみて

本書はとにかく、やさしく物理学を学ぶことをテーマにして書かれています。物理学の基礎分野の中でも、本当に大切なところのみをピックアップして取り上げており、物理学の勉強方法がわからないという方も安心して使える一冊です。

タイトルには「高校」という文字が入っていますが、内容は中学の理科の範囲も含んでおり、さらに噛み砕いて説明をしてくれますので、中学で物理に挫折した人であっても読むことができる内容となっています。

物理学に苦手意識があるけれども物理を学んでみたいという人におすすめできますよ。

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2位:数式を使わない物理学入門 アインシュタイン以後の自然探検

読んでみて

まず紹介するのは、物理学の入門書として評判の高い本著です。

この本は、50年以上前に初版がでている名著ですが、評判がとても良かったことから近年になって新たな装丁とともに復刊されました。アインシュタインが一般相対性理論で明らかにした奇妙な物理現象や、1兆分の1ミリという超極微な素粒子など、物理が読み解く世界の比喩を駆使してやさしく紹介してくれる一冊です。

数式が苦手な人にもおすすめできる、物理学の入門に最適な一冊です。

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1位:カラー入門 基礎から学ぶ物理学

読んでみて

本書は、基礎的なポイントから物理学を学ぶことを目的とした一冊です。力学、電磁気学、熱力学の3分野が1冊に詰まったテキストとなっています。

ターゲットとしているレベルは、高校生〜大学1年生程度の物理学の知識を身に着けたい人です。また、本書は物理学を専門とする大学教授の書いた本が書かれており、一般的な教科書では網羅できていないような詳しい内容もわかりやすく書かれています。

演習問題も多く、独学で物理学を学ぼうとされている初学者の方にはおすすめできますよ。

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まとめ

こちらの記事では、物理学を学び直したい初心者~中級者向けの本や、物理学に関する読み物などの本を紹介してきました。

大人なってから改めて物理学を学びたいというニーズは大きく、多くの本が出版されています。本記事では、その中でもおすすめできる本を紹介してきました。ぜひ、これらの本を読んで、物理学をもっと好きになってくれると嬉しいです。

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