「クイーンの映画観たけど、実際にどんなバンドだったの?」
「フレディーマーキュリーのこととか、もっともっと深く知りたい!」
2018年に公開された映画「ボヘミアンラブソディ」で改めて注目されたクイーンですが、映画では語られなかったことも数多くあります。しかしクイーンは世界的バンドのため、関連書籍も数多くどの本を読めば良いかわからなかったりしますよね。
今回の記事ではQueen(以下、クイーン)を愛してやまない筆者が、おすすめの本を7冊ご紹介します。
入門者向け
クイーン オフィシャル・ヒストリー・ブック
読んでみて
クイーンのメンバーはマスコミやジャーナリストを信用していませんでしたが、旧知の著者がバンド結成前のエピソードなどをふんだんに盛り込んだヒストリーブックとなっています。クイーンとは?というスタートラインに立っている人には、まさに適した本です。
内容を見ても、歴代アルバムや楽曲の誕生に至るまでの過程も書かれておりこれから聞いていこうという人はこの本を参考にして聴いていくといいでしょう。日本で特に人気の高かったバンド、クイーン。入門書に最適な1冊です。
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クイーン全曲ガイド
読んでみて
人には歩んできた人生があるように、バンドには発表された楽曲によってどのような歩みをしてきたのかが刻み込まれます。まさに年輪のように。こちらの全曲ガイドでは、クイーンが発表してきた楽曲について詳しく知ることができるでしょう。
有名な曲から聴いたことがない曲まで全て網羅していますので、新しい発見ができます。聴いたことがない曲を聴いてみて、更にクイーンというバンドの革新性・カリスマ性を体感してください。おすすめの1冊です。
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フレディ・マーキュリー 写真のなかの人生 ~The Great Pretender
読んでみて
フレディ・マーキュリーが亡くなったのが29年も前のお話で、映画の影響もあってリバイバルヒットしているクイーン。この本では亡くなったフレディ・マーキュリーについてメンバーや身近な人がエピソードを語っています。
また写真が豊富に掲載されており、今までに見たことがある写真から未公開の写真まで時代を超えてリスペクトされているフレディ・マーキュリーの姿を見ることができるでしょう。フレディ・マーキュリーが話した言葉とともに、クイーンというバンドを知ることができる1冊です。
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玄人向け
クイーン詩集 完全版
読んでみて
絶版になっていた本ですが、新曲も加えられて再発売されたのがこちらの本です。全部で163曲が納められています。アルバムの発売順に記載されているので、読み進めながらアルバムを聴くとまるでフレディ・マーキュリーが近くで語りかけてくれているような気分になります。
1曲ごとに左側に英語の歌詞、右側に日本語訳が載っていますので分かりやすいです。フレディ・マーキュリーにしか描けない世界感、歌詞を読んでいると等身大の彼の姿が浮かび上がってきます。クイーンを知るには外すことができない1冊です。
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フレディ・マーキュリー 自らが語るその人生
読んでみて
タイトルには自らを語ると記載されていますが、フレディ・マーキュリーはある意味俳優としての側面を持っていた人物です。自身が理想とする人物になりきることができる、インタビューを通じた言葉からはプリテンダーとしての姿が伝わってきます。
誰にも自分の本心は知られたくない、触れてほしくないというフレディ・マーキュリーのアイデンティティに触れるという意味でも大いに読まれるべき本です。クイーンのフロントマン、フレディ・マーキュリーの語る心の声を読んでください。
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クイーン 華麗なる世界
読んでみて
クイーン結成40周年を記念して発売された本ですが、内容的に濃いものとなっています。昔の写真から、世界各国で発売されたシングルジャケットも掲載されているという部分も魅力的な面です。これを自身で見たいと考えた場合、かなりお金も必要でしょう。
クイーンを知るうえで最高峰に充実しており、日本で人気が高かったので日本のツアー演目やチケットの半券も掲載されています。当時実際に見た人にとってノスタルジーに浸れること間違いないです。数多くあるクイーン関連の本の中でも必読の1冊です。
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ランキング! クイーン【新装版】 (シンコー・ミュージックMOOK)
読んでみて
クイーンのファンでも、それぞれ好みがあり好きなアルバムや好きな曲はそれぞれ違います。聴く人によって自身に合った好みがありますので、当たり前のことでしょう。こちらの本は著名人にアンケートをとって、集計結果をランキングとして紹介している本です。
内容として、お気に入りのアルバムランキング・スタジオ録音曲ランキング・個々人のエピソードを含めた曲紹介など著名人のクイーンとの出会いがよくわかる1冊となっています。読み進めると、共感できる部分もあるでしょう。番外編として読んでみると面白いです。
みんなのレビュー
まとめ
誰にでも思い出のバンドは存在するでしょう。青春時代に聴いた曲、辛い思い出の曲、初恋の曲、初めて演奏した曲などそれぞれの曲には人によって様々な思い出が詰まっています。筆者の思い出の曲は「### Bohemian Rhapsody」です。
ありきたりかもしれませんが、学生時代に一番印象に残った曲であり聴くと思い出が蘇ってきます。人の思い出の曲には、記憶のアルバムとしての役割もあるようです。過去には戻れませんので、振り返ることしかできません。
今回ご紹介したクイーンの本は、映画「Bohemian Rhapsody」が公開されてリバイバルヒットとなったクイーンというバンドについて詳しく知るための道しるべとも言える7冊です。入門書として、クイーンがどのような軌跡を辿ってきたのかから始まり、段階を踏んでより玄人向けの本へと移行していきます。
人に人生があるように、なんにでも歴史があるものです。クイーンというバンドの成り立ちから、活動を振り返ることでいかに活躍したバンドかということが分かるでしょう。ご紹介した本を読んで改めてアルバムを聴けば、新たな発見をできるかもしれません。
昔、音楽で世界を救うという考えがありました。しかし音楽では世界は救えなかった、しかし人の心を癒し包んでくれます。心に残る名曲とは、きっとそのような存在なのでしょう。いつまでも語り継がれる、時代を超えた存在として。