「城に興味を持っているんだけど、初心者でも分かりやすい入門書はある?」
「その城がどうなったのかも知りたいけど、そういう本ってないの?」
Amazonや本屋さんにある城の本は数が多くてどの本を選んで読み始めればいいのか迷ってしまうのではないでしょうか。城とその城のその後の歴史も知りたいって思っている方もいると思います。
そこで今回は日本史の城郭の本を読みあさってきた筆者が初心者、中級者、上級者とクラス分けをして、おすすめの「城の歴史にまつわる本」をご紹介していきたいと思います。
この記事を書いた人
入門編
今日から歩ける!超入門 山城へGO!
読んでみて
城に関する前提知識を持っていなくても分かりやすく読める一冊。城郭をパーツで分けて解説し縄張り図も付属しているので、どのような工程で建築されていったのかがひと目でわかります。
またこの書籍に登場する城は交通アクセスがいい場所や、城郭の保存状態がいい場所だけを厳選しているので、行きやすい城を紹介しているのもこの書籍のオススメポイントと言えます。
みんなのレビュー
縄張り図を貼った団扇が便利(笑) 遠くの山城ばかりなので、あまり身が入らなかった。それでも、おもいっきり遠い青森八戸「南部根城」復元された建物の数々は見学してみたい
引用元:bookmeter
日本の城事典
読んでみて
本書は豊富な図解イラストと城の写真が掲載されているので、城の基礎知識を理解できます。
また「歴史を感じることができる城」、「城の縄張りを楽しむ城」、「天守を楽しむ城」の三つのジャンルに分かれて城を紹介しているので、いろいろな城の魅力に迫ることができ、初心者でも楽しめる一冊です。
みんなのレビュー
城についての解説ももちろん良いけど随所随所にある千田先生の城を愛でる際の表情がたまらない。
引用元:bookmeter
一生に一度は行きたい日本の名城100選
読んでみて
この本は作者が厳選した城にと共に城以外の石垣や天守、掲載されている城を訪ねた時の特徴などもおすすめしています。時代ごとに城を紹介しているので、室町時代と戦国時代の城の違いを知ることができます。
城の付近にある観光スポットも紹介しているので、この本を読んでからお城を訪ねると効率的に見所が分かり、いいのではないでしょうか。
みんなのレビュー
日本名城の紹介本。様々な日本の城の本を読んだが本書は、地方別の城紹介に加えて異なった切り口で城の特性が書かれており新鮮に感じた。弥生から中世前期の城、室町から近世の城の変遷。山城、平山城、平城の特性と建築方法の差異。その意味で城の種類は多く奥が深い。本書から自分が訪れた城が蘇り記録にもなってくれて有難い。天守が残る美しい城だけが城ではなく何百年も忘れ去れていた石垣にすら武将を感じる山城にも魅力を感じるようになった。未登城の一つ一つを訪れる将来の楽しみに加え、時系列に並べた歴史にも目を向けて行きたい。
引用元:bookmeter
オールカラー 徹底図解 日本の城
読んでみて
城を図解して紹介している作品です。精密で俯瞰している城の図解イラストは非常にわかりやすく、実際に行って解説を聞いているような気分になります。
更に城の縄張りや城の攻防戦などの内容も記載しているので、お城を知りたいのであれば、この一冊を読めば入門者~上級者までおすすめです。
みんなのレビュー
なし
中級編
7つの魅力でとことん楽しむ! 日本100名城めぐりの旅
読んでみて
この本は城の石垣、城門や天守などにカテゴリー分けして、文章だけでなく写真付きでわかりやすく紹介しています。さらに建築した人物の歴史や、その城で起きた合戦まで解説している点がもうひとつの見所。
お城を建築した武将の歴史を知ることで、人物の歴史と築城背景についても知ることが出来る一石二鳥のオススメ本と言えるでしょう。
みんなのレビュー
なし
ワイド&パノラマ 鳥瞰・復元イラスト 日本の城
読んでみて
本書はお城のイラストレーターとして活躍している筆者が、大阪城など100城の城のイラストを描いているところでが最大の見所です。シュミレーションゲームに登場するような精緻なイラスト見ながら、当時の状況を妄想できます。
時代考証されたお城が建築された当初の状態で一枚絵としてイラスト化されているので、当時の状況を妄想しながら、知ることができるおすすめの一冊です。
みんなのレビュー
タイトルのとおり日本の城の精密な鳥瞰・復元イラストを、A3サイズの折込という迫力満点の大きさで100城掲載している。
引用元:prtimes
イラストの多くは、雑誌『歴史群像』の人気連載「戦国の城」に、監修者つきで描き下ろされてきたものから厳選。北海道のチャシから倭城まで多岐にわたり、誰もが知る城から知られざる名城まで、多彩な形態の城が楽しめる。
鳥瞰という鳥の視点で描かれたイラストは、地形や縄張がよくわかり、復元された大手(正面口)や搦手(裏口)の位置からは、当時どの方角に敵を想定していたかも一目瞭然。的確な方角から、時期や季節までこだわって描かれた鳥瞰・復元イラストからは、最新のドローンやVRでも見ることができない、その城の魅力と本質がストレートに伝わってくる。
戦国武将や軍師になったつもりで、実際の合戦を想像したり、城攻めをシミュレーションして妄想するのも、精密に描かれたイラストだからこそ、リアリティーをもって楽しめる。
上級編
目指せ! 全国制覇 御城印ガイド お城版“御朱印”をもらおう!
読んでみて
お城めぐりはお城から外の景色を見たり、城門や石垣などを愛でるのが基本ですが、御朱印のお城バージョンである「御城印」と言われる登城の印を貰うのも楽しみの1つです。
この本は御城印をもらえる全国の城を紹介しつつ、御城印の特徴にも解説しています。お城巡りの上級者であれば、御城印なる物をこの本で見て、全国制覇をするのもいいかもしれませんよ。
みんなのレビュー
なし
まとめ
私も先日、ここで紹介した「7つの魅力でとことん楽しむ! 日本100名城めぐりの旅」の本を読んでからお城巡りをしてみましたが、お城の魅力を知ることができて面白かったです。
みなさんも本を読んでからお城めぐりをして、お城の魅力を感じてみてはいかがでしょうか。