小説ヲタクがおすすめするオールタイムベスト83冊

浄土真宗をよく知れるおすすめ本6選【入門から上級まで】

「初心者でも読める浄土真宗の入門書が知りたい」
「浄土真宗や親鸞聖人について深く学べる書籍はないかな?」

いざ浄土真宗のことを学ぼうと思っても、書籍の数が多いためにこのように悩んでしまう人も多いのではないでしょうか?せっかく本を買って勉強するなら、身になるものを選びたいですよね。

そこで今回の記事では、浄土真宗の檀家であり関連書籍を読み尽くし法話にも何度も参加した筆者が、おすすめな浄土真宗の本を6冊紹介します。

今回は初心者向け、中級者向け、上級者向けの3つの切り口でご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

初心者向け

はじめての親鸞

読んでみて

浄土真宗の開祖である親鸞聖人についての本です。親鸞聖人の波乱万丈な人生がユーモア溢れる文体で綴られています。難しい内容ではなく、初心者の人でも読みやすい内容となっています。

浄土真宗のことを深く知る上で親鸞聖人の物語は外せません。親鸞聖人はどのような思想や生き方をしてきて、いかにして浄土真宗を作り上げたのか?この一冊で親鸞聖人のことを深く学べます。

みんなのレビュー

五木寛之氏の親鸞についての講義録。
氏の親鸞についての著作は、多々目にすることがありますが、この本も、他に劣らず面白い本であったと思います。
氏が以前の書籍等で語っていることも含めて親鸞の人となりというか、歴史というか、などがうまく伝わってくるような内容だったと思います。
特に、最後の質疑応答の部分がなかなか面白いと思います。
例えば、親鸞の言っていることも、年齢によって、内容が変わっていて、それぞれが厳密にいうと矛盾するところがあるようで、そこに完全なる整合性を求めることは無意味であるととらえているところとか。
浄土真宗とキリスト教の一神教的な考え方の同一性や違いについてなど。

引用元:Book Live

浄土真宗はじめの一歩

読んでみて

日本で浸透している仏教ですが、宗派によって葬儀やおつとめの方法が異なります。こちらの書籍では浄土真宗の葬儀やお焼香の作法、先祖供養の方法、お仏壇のお飾りなどについて解説しています。

特に葬儀の際のマナーは複雑なので迷ってしまう人も多いのではないでしょうか?もちろん一般的なマナーを押さえていれば大丈夫なのですが、宗派ごとのマナーを身に着けておくのも大切です。浄土真宗の檀家の人はぜひ参考にしてください。

みんなのレビュー

なし

中級者向け

歎異抄をひらく

読んでみて

『歎異抄(たんにしょう)』というのは日本の仏教書です。明確な作者は明らかになっていないのですが、親鸞聖人の口伝を弟子の唯円がまとめて本にしたという説が有力です。

こちらの書籍ではそんな『歎異抄』の現代語訳と解説をしています。歎異抄は仏教の知識がなければ読み進めるのは難しいのですが、随所に詳しい解説が挟まっているので読みやすいです。

『歎異抄をひらく』は2020年にアニメ映画が公開されています。映画を見る前に原作にあたる本書を読んでおくと、より歎異抄への理解が深まりますよ。

みんなのレビュー

すっきりとした分かりやすい解釈、美しい装丁、美しい筆文字。歎異抄の入門書の決定版といった感じ。ところどころ、原文の現代語訳に意訳を大胆に加えている点には賛否両論あろうし、古文の勉強にはならない部分もあるが、逆に類書にはない、著者のオリジナリティとして評価できるのではないか。

引用元:honto

浄土真宗とは何か – 親鸞の教えとその系譜

読んでみて

浄土真宗の基本的な思想や歴史をまとめている書籍です。仏教用語がたくさん出てきますが、解説もあるので浄土真宗の歴史書としては非常に読みやすい内容になっています。

浄土真宗の思想や親鸞聖人の人生をある程度知っていて、更に歴史的な観点からも浄土真宗を深掘りをしていきたいという人にはぜひ読んでもらいたい一冊です。仏教でよく語られる「自力」と「他力」の教えが浄土真宗ではどのように語られているのかも注目のポイントです。

みんなのレビュー

往生行儀、現世利益、他力と自力といった視点から真宗の始まりの頃の指導者を描き出していて、とても面白かった。結構、言ってることとやってることが違うのね。面白かった。

引用元:honto

上級者向け

浄土三部経 (文庫版) ―原文・現代語訳・佐々木惠精解説

読んでみて

まず『浄土三部経』とは、浄土真宗における『仏説無量寿経』『仏説観無量寿経』『仏説阿弥陀経』の三つの経典の総称です。これら三経典には親鸞聖人の教えや思想が記されているため、浄土真宗を理解する上で非常に重要なものです。

浄土三部経は漢文で記述されているのですが、こちらの書籍ではそれら全てが現代語訳されています。解説も入っているので読みやすいのですが、初心者の人にとっては難しい内容に感じるかもしれません。

浄土真宗の歴史や親鸞聖人の思想をある程度理解した上で読み始めるのがおすすめです。

みんなのレビュー

500Pあるから身構えちゃうけど、現代語訳と書き下し文の半々なので、現代語訳だけ読めば解説含め300Pくらい。家が浄土宗、浄土真宗の人も多いと思うので一度気軽に読んでみてはいかがかと。本願寺出版から出ているだけあって、そこいらの本みたいに「説教臭いと思われたくない」みたいな下らないプライドがないから、過去に女性や弱者への差別の根拠にされた部分については訳註で徹底的な批判と自省がなされています。解説も本編だけ読むと「これ自力じゃないの」と受け取れるような部分の解説や本編にない予備知識を説明していたりと丁寧。

引用元:読書メーター

親鸞と日本主義

読んでみて

親鸞の思想と日本主義=天皇を中心とする国体への信奉を結び付け、その関係性を深く考察していく書籍です。筆者は「親鸞の思想が国体の思想の根底になっている」という、大胆な推論を挙げています。

筆者の考えと読者の考えが必ずしも一致するとは限りません。しかし、書籍を読む一つの醍醐味は“自分とは違う考え方を知ることができる”ところにあります。そういった意味で『親鸞と日本主義』は読んだ人の心に深く刻まれる一冊になっています。

みんなのレビュー

著者自身も信奉する親鸞の思想が、いかに国家主義者たちによって「利用」されていったのかが克明に描かれる。ただし、著者は一方的な批判だけに終始しない。なぜ親鸞を崇めながら同時に極端な国家主義者になり、侵略戦争を擁護するようになっていったかを、その当事者の生い立ち、思想形成などを追いながら明らかにしようとする。まずはそれぞれの者にどこまでも寄り添う。そこに見えるのは著者の優しい眼差しだ。しかしその結果として、当時の薄気味悪い異常な空気感がなまなましく蘇ってくる。結局、一番危険なのは思考停止なんだろうな。

引用元:読書メーター

まとめ

初心者向け、中級者向け、上級者向けに分けて書籍を紹介させてもらいましたが、気になる本は見つかりましたか?

浄土真宗の歴史や思想を知るためには、開祖である親鸞聖人の物語は必ず知っておかなければなりません。親鸞聖人の激動の人生は読んでいて面白いので、初心者の人でも楽しめると思います。

親鸞聖人のことが大体分かってきたら、浄土真宗の歴史・経典・政治的観点など様々な視点から深掘りできる書籍を読み進めていくのがおすすめです。浄土真宗のことを知れば知るほど、読みたい本も自然に見つかっていくはずです。

今回の記事で紹介した本が浄土真宗のことを知るきっかけになれば幸いです。