【24年1月最新】イギリスの歴史をよく知れるおすすめ本ランキングTOP7

「イギリスの歴史を学ぶには何を読むべき?」
「イギリス史についてわかりやすい入門書が知りたい!」

イギリスについての歴史を学ぼうとした時、何から読めばいいかわからない人が多いのではないでしょうか。

イギリスは世界史のなかでも重要な立ち位置にいる国の1つ。その歴史をさまざまな角度から解説した書籍はたくさんあります。この記事では、おすすめの書籍をランキング形式で7冊ご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人

一橋大卒 歴史学専攻

京藤 一葉

Rekisiru編集部、京藤 一葉(きょうとういちよう)。一橋大学にて大学院含め6年間歴史学を研究。専攻は世界史の近代〜現代。卒業後は出版業界に就職。世界史・日本史含め多岐に渡る編集業務に従事。その後、結婚を境に地方移住し、現在はWebメディアで編集者に従事。

7位:イギリス史10講

読んでみて

文章が読みやすいものではなく、ある程度イギリスの歴史に対する予備知識がないと、理解するのに苦労する内容です。しかし、従来の世界史で語られてきた登場人物に対する再定義を行おうとしたり、イギリスについて扱った映画や小説のワンカットが入っていたり、同じ島国としての日本との関係性を意識していたりと、非常に読みごたえのある内容です。

みんなのレビュー

イギリスの歴史について、イングランド以外の地域にも気を配り、他のヨーロッパ地域やアメリカ、日本との関係も視野に入れた記述で学べます。王家の歩み、社会経済の変化、文化史や関連文学作品の紹介、各テーマの歴史的意義や研究動向の案内まで盛りだくさんで、読み応え抜群です。

引用元:読書メーター

6位:イギリス史

読んでみて

イギリス史の研究者ジョージ・M・トレヴェリアン氏が書いた本で、全3巻あります。とてもボリュームがあり、翻訳された文章は読みにくいかもしれませんが、イギリスを研究するなら避けては通れない著作です。

イギリス史の大きな流れをすべて詳細に書き記していて、このシリーズを読めばイギリスの歴史を余すところなく学ぶことができるでしょう。

みんなのレビュー

5位:名画で読み解く イギリス王家12の物語

読んでみて

イギリスの歴史のストーリーを中心的に紹介しながら、その中で重要な名画をピックアップして紹介している本です。イギリス王室についてのエピソードが視覚的に紹介されているので、通史とは違った観点から歴史を楽しむことができます。

処刑を表している名画もあり、いかにイギリス王室の歴史が血みどろか痛感します。

みんなのレビュー

中野京子の王家シリーズ、初めて読んだがエクセレント!テューダー朝、ステュアート朝、ハノーヴァー朝がそれぞれイングランド人、スコットランド人、ドイツ人によるという非常に複雑で込み入っている王朝の流れがよーく分かった。絵画を媒介にしたことでビジュアル的に頭に入りやすいのだと思う。世界史と西洋絵画をコラボさせた他の本とは次元が違う。著者・中野さんの教養深さは実にエレガントだと感じた。

引用元:読書メーター

4位:イギリス史(世界各国史)

読んでみて

学校などで使われている山川出版社の世界史の教科書を、1つの国に焦点を当てて、より詳しく解説した本です。古代から1990年代前半までを概説してくれています。

教科書の解説をより深堀りしたものなので、活字が多くて専門的な内容になりますが、まんべんなく通史に詳しくなりたい場合に読むべきおすすめの本です。

みんなのレビュー

「イギリス」の成り立ちから、現代までを概説。名前だけ聞いたことある王さまとか出来事とかが、よくわかっておもしろかったです。1冊でイギリス全部だから、物足りない部分はもちろんあるけど、そのへんは巻末の参考文献などから、読んでいけばいいのでしょうね。近現代はさらっと流して読んでしまったけど、最後にアイルランドについて1章割いてあったのがよかったです。

引用元:読書メーター

3位:物語 イギリスの歴史

読んでみて

イギリスの歴史が物語風に書かれているため、「事実の列挙」というより「ストーリー」として吸収しやすい本です。王権と議会を主軸にしているという他にはない構成で、時代が進むにつれて議会が勢力を強めていく過程や、歴代の王のキャラクターについての描写がわかりやすく、初学者でも理解しやすい内容です。

上下巻に分かれているのでボリュームはありますが、飽きずに読み進められます。

みんなのレビュー

イングランドの分かりやすい通史。七王国から現代迄、王室、政治、宗教、戦争に重きを置いて、詳細と簡潔の程よいバランスで書かれている。この上下二冊だけで英国史の流れを把握する事ができる。更に、テーマ別で豆知識コラムまで設けてあるという至れり尽くせりぶり。本著のキーワードは、王権と議会である。「この国では、王と議会との話し合いによって、その時々の政治はもとより、経済や宗教に関わる政策も全て決められてきた」。イギリスの歴史を知る事で、今のイギリスだけでなく、日本と世界を理解するのにも非常に役立つ。

引用元:読書メーター

2位:図説 イギリスの歴史

読んでみて

写真や図といった視覚的な情報が多いため、初めてイギリスについて学ぶ人にとってわかりやすい本です。実際にイギリスに旅行する場面でも活躍できるでしょう。文章も平易で読みやすいので、活字が苦手な人におすすめです。

ストーンヘンジや七王国期などの古代、百年戦争や名誉革命などの中近世、世界大戦やサッチャー政権などの現代史まで盛りだくさんの内容です。

みんなのレビュー

欧州の他国の主要な出来事も書いてくれているのでわかりやすかった。イギリスの概要を知るにはとてもいい本だと思う。絵や写真もついているのでわかりやすい。

引用元:読書メーター

1位:イギリスの歴史が2時間でわかる本

読んでみて

イギリスの歴史において重要な出来事や人物について、うまく要点がまとめられていて、口コミでも評価が非常に高い本です。2時間で読めるかどうかは人それぞれですが、イギリスについての前提知識がない状態でも理解しやすいのでおすすめです。

歴史の流れ自体がそもそも複雑ですが、イギリス史の概略をつかむには十分な内容量です。

みんなのレビュー

イギリスの歴史を端的にかいつまんで説明してくれている。しかし、全体的な歴史の流れはつかみやすく、豆知識のような内容もあり読みやすい。イギリスの歴史を学ぶ一冊目には良い本だと思う。

引用元:読書メーター

まとめ

通史だけでなく、文化史も面白いイギリスは勉強するとどんどん知的好奇心を掻き立てられます。イギリスについて詳しく勉強したいという時は、紹介した7冊の書籍をチェックしてみてください。

しかしイギリスは世界史の中でも最重要な国の1つです。戦争などの出来事は、イギリスからの視点だけでなく、他の国との関係性も考えるために他の国の通史もあわせて読んでみると、より深く理解することができるでしょう。