「始皇帝という名前は聞いたことがあるけれど、実際どんなことをした人なのか分からない」
「始皇帝について知りたいけれど、沢山ある本の中からどれを選べばよいか迷う」
中国の長い歴史の中で、はじめて中華統一をした始皇帝。漫画や映画の題材にされることも多い人物ですが、始皇帝についての書籍は数多く、どれを手に取ったらよいか迷う方も多いのではないでしょうか?
今回は、始皇帝について知りたい人におすすめの書籍を7冊、おすすめ順のランキングにしてご紹介します。始皇帝についてこれから知りたいという方から、さらに知識を深めたいという方まで必見の記事です。
ぜひ、参考にしてみてください。
この記事を書いた人
一橋大卒 歴史学専攻
Rekisiru編集部、京藤 一葉(きょうとういちよう)。一橋大学にて大学院含め6年間歴史学を研究。専攻は世界史の近代〜現代。卒業後は出版業界に就職。世界史・日本史含め多岐に渡る編集業務に従事。その後、結婚を境に地方移住し、現在はWebメディアで編集者に従事。
7位:始皇帝大全ビジュアルブック
読んでみて
2020年に出版された、始皇帝が大特集されているムック本です。始皇帝の功績や戦い、彼を支えた武将たちのことまで豊富なイラストとともにまとめられています。世界文化遺産である「兵馬俑」や、西安や青島など始皇帝ゆかりの地のことまでわかるのも嬉しいです。
始皇帝に関する著作も数多い学習院大学教授・鶴間和幸のスペシャルインタビューでは、最新の研究から分かった始皇帝の実像も語られています。「始皇帝に見るリーダー論」「世界の「皇帝」の位置づけと歴史」など、中国史から少し離れた分野からも始皇帝を見ることができる、興味深い1冊です。
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6位:史記(全8巻)
読んでみて
『史記』は、前漢時代の歴史家である司馬遷が記した古代中国の歴史書です。伝説上の五帝時代から前漢の武帝の時代について、「本紀」「書」「表」「世家」「列伝」の5つの構成で書かれています。こちらは史記を日本語訳したものになります。
歴史の流れの中で、始皇帝の政治や思想は大きな影響を残したということが読み取れるのではないでしょうか。
壮大な歴史書ではありますが、始皇帝についての書籍は史記をもとに書かれているものも多いので、こちらは外せない一冊になっています。
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5位:人間・始皇帝
読んでみて
始皇帝の生涯について、これまでの伝承や記述のまとめではなく、近年新たに発見された出土史料や著者の調査などを加えて検証した内容が時系列に記されています。出生、政治、思想、文化、関わりのある人物など多岐にわたり触れられています。
暴君といわれた始皇帝のイメージを、近年の研究結果から本当の人物像に迫る内容がとても興味深いものとなっています。
巻末の主要人物紹介、史料解説、始皇帝関係年表は、初心者にとっても知識のある方にとっても、理解を深めるうえで役立ちます。
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4位:知識ゼロからの史記入門
読んでみて
司馬遷が書いた『史記』を、マンガや図解などを取り入れ解説したのがこちらの1冊です。史記は長すぎてなかなか手が出せない、史記の知識がないから読み始めるのに躊躇してしまう…という方でも気軽に読み始められる分かりやすさです。
始皇帝についても章でまとめられており、どのように活躍したのか前後の歴史の流れの中で知るには適した本になっています。
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3位:秦の始皇帝
読んでみて
「中国を知るには天下統一をした始皇帝を知らねばならない」と言われるほど、始皇帝の功績は現在に至るまで中国に大きな影響を残しています。始皇帝がいかに天下統一を成し遂げたのか、始皇帝の人間的魅力、そして後々にどのように影響しているのかが分かりやすい言葉で書かれています。
歴史書ではありますが、小説のように書かれた文章はとても読みやすく、さくさくと読み進めることが出来ます。小説が好きな方は、物語のように読めるこちらの本から読み始めるのはいかがでしょうか?
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2位:始皇帝 中華統一の思想 『キングダム』で解く中国大陸の謎
読んでみて
人気漫画「キングダム」の名場面を交えながら始皇帝本人や、中華統一について書かれた本になっています。始皇帝についてキングダムから興味を持った方には、漫画と照らし合わせて読むのも理解が深まりおすすめです。
漫画を読んでいない方でも、文字だけではなく漫画の一場面や地図、図版なども盛り込まれており視覚的に楽しめるので、これから始皇帝について知りたいという方には読みやすい内容になっています。
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1位:キングダム
読んでみて
鉄板すぎる漫画の紹介になりますが、やはり外せない作品である『キングダム』。
始皇帝の少年時代である、春秋戦国時代の中国大陸が舞台の歴史マンガです。このマンガから始皇帝に興味を持った!という方も多いのではないでしょうか?
基本的には史実に基づき、始皇帝が中華を統一するまでの話が書かれています。始皇帝に関わる歴史上の人物の人間性も表現豊かに描かれており、つい次が読みたくなる面白さです。
マンガの面白さに引き込まれているうちに、いつの間にか始皇帝について知ることが出来るので、歴史が苦手な方にまずおすすめしたい一冊です。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事では、歴史書から小説、マンガまで幅広いジャンルから始皇帝に関する書籍をご紹介しました。
始皇帝については数多くの書籍がありますが、様々な角度から書かれているのでどれを読んでも新しい始皇帝の一面を知ることができます。
この記事を参考に、始皇帝という人物についてさらに知ることができ、より興味を持っていただけたら幸いです。