小説ヲタクがおすすめするオールタイムベスト83冊

夏目漱石のおすすめ作品・本6選【漫画や短編、長編作品まで】

夏目漱石ってどんな本を書いてるの?」
夏目漱石の本を読んでみたいけれど、何を読んでいいのかわからない」

過去千円札の肖像画で使用されていた夏目漱石。彼は文豪として名を馳せながら、教育者としての側面も持っていました。彼の著作にはそういった片鱗も見られ、純粋に面白いだけでなく、考えさせられる内容も多いです。

この記事ではそんな夏目漱石のおすすめの書籍を6冊ご紹介していきます。

吾輩は猫である

読んでみて

夏目漱石の処女作であり、最も広く知られている作品です。「吾輩は猫である。名前はまだない。」という有名な一文は誰しも聞いたことがあるのではないでしょうか。その有名な一文から始まる通り、この物語の主人公は「吾輩」と自称する猫です。

「吾輩」と自称する猫からの視点で物語は進み、人間社会を風刺する様が非常にコミカルで痛快です。処女作ということもあり、下手に遠回しな台詞や書き方はされておらず、普段本を読まないという方でも読みすすめやすい作品です。

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坊っちゃん

読んでみて

「坊っちゃん」と呼ばれる少年を取り巻く人情物語です。坊っちゃんは無鉄砲で小さいころから乱暴者である反面、曲がったことが嫌いで素直な一面もあり、とても人間味に溢れた主人公です。

一般大衆向けに作られた作品ということもあり、ストーリーのテンポ、文体共に読みやすい作品となっています。

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三四郎

読んでみて

「それから」や「門」に続く三部作の一つで、女性に免疫のない初心な青年「三四郎」にスポットが当てられています。上京した三四郎はある日若くて美しい女性に一目ぼれしてしまいました。縁があってその美しい女性の家に行くと、そこで女性が近々婚約をするという話を聞き…。

初心な三四郎の恋愛物語は果たしてどうなるのか、ぜひ応援しながら読み進めていってください。

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こころ

読んでみて

国語の教科書にも掲載され、夏目漱石の代表作ともいえる作品です。こころは上・中・下の三部構成になっており、それぞれ「私」を中心としたさまざまな人間模様が描かれています。

私と親友と、愛する女性の間での三角関係が、より主人公に人間らしさや葛藤をもたらしており、読み進める私たちにもさまざまな感情をもたらしてくれます。アニメ化や映画化もされた作品ですので、原作と比べながら読み進めていくのも面白いですね。

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彼岸過迄

読んでみて

漱石自身初めての試みである、いくつかの短編から、一本の長編を組み立てるという形式の作品になっています。「人の心の壁」というものに焦点を当てて書かれた短編たちは、視点人物や文体がそれぞれ異なり、一つ一つの作品を楽しむことができます。

最終的には一つの作品として綺麗にまとまっているのですが、長編の小説は読み飽きてしまうという方は、この作品から漱石に触れてもいいかもしれませんね。

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夢十夜

読んでみて

タイトルの通り十の短編から構成された作品になります。「こんな夢を見た。」から始まる第一夜は特に幻想的で美しい文体で人気の高い短編です。

かと思えば随筆ともいえるような「思い出す事など」という短編は、晩年の漱石が病床で経験したことをほぼリアルタイムで書いたものになります。生死だけでなく人間社会を達観した目で見つめた作品で、第一夜とはまた違った読後感をもたらしてくれます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

長編でしたら、

  • 吾輩は猫である
  • 坊っちゃん
  • 三四郎
  • こころ

短編でしたら、

  • 彼岸過迄
  • 夢十夜

がおすすめです。

夏目漱石は近代文学を確立させ、令和となった今でも人々に愛される作品を生み出しました。漱石の作品には一貫して人の心模様が書かれており、作品のテーマだけでなく、文体の流麗さやバラエティに富んだ構成からも漱石の非凡な才能が発揮されています。この記事を参考に、ぜひ夏目漱石の著作に触れてみてはいかがでしょうか。