「明智光秀って本能寺の変で織田信長を裏切ったり、一体何を考えていたんだろうか」
「麒麟がくるの主人公の明智光秀ってどんな人物だったんだろうか。」
2020年の大河ドラマの主人公である、明智光秀。しかしその名を聞くと真っ先に連想されるのは、本能寺の変。本能寺の変では織田信長を暗殺するという、裏切り行為に出るわけですが、一体なぜそんな行為に出たのか気になりますよね。
今回は明智光秀がどのような人物だったのかがわかる、最もおすすめな明智光秀に関する本を6冊ご紹介致します。
ダブルエージェント 明智光秀
読んでみて
波多野氏と言えば、「メガバンク」シリーズで有名。小説でありながらも不明な点以外は、実際の歴史に忠実に沿って描かれているので、明智光秀という人物がどのような人物だったのかを、テンポよく知ることができます。
また、波多野氏が描く明智光秀は、ただの明智光秀を題材とした小説や伝記とは一味違い、現在のビジネスにも置き換えられるような知識が散りばめられた小説となっている為、明智光秀がいかに上司に好かれ、そして出世できたのかという仕組みも知れ、時代は違えど、自分の人生観に刺さるものがありました。
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NHK大河ドラマ歴史ハンドブック 麒麟がくる: 明智光秀とその時代
読んでみて
こちらはNHKの大河ドラマ、「麒麟がくる」のムック本とされていますが、ドラマの為の本というよりは、日本の歴史を研究している有名な研究者たちが、明智光秀について調べ、わかっていることをわかりやすくまとめているので、読んでいてより明智光秀がどのような人物なのか分かる本でした。
恐らく明智光秀という実像を知るには、一番分かりやすい本なのではないでしょうか?内容がびっしりなので、一気に読むには少し時間がかかりますが、ドラマと照らし合わせながら少しずつ読むことで、楽しみながら読めると思います!
みんなのレビュー
明智光秀 五百年の孤独: なぜ謎の武将は謀反人と呼ばれたのか
読んでみて
明智光秀といえば本能寺の変。この作品では、何の為に明智光秀は織田信長を裏切るような行為に至ったにかという謎を腑に落ちる形で、解説してくれます。歴史上の人物にインタビューすることはできませんが、作者は30年以上かけて明智光秀に所縁ある地に訪れ、自らの手と足を使い、研究し、この本を完成させました。
だからなのかもしれませんが、「明智光秀はこう考えていたのか」と納得する部分も多く、本能寺の変についても分かりやすいのでおすすめです。
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明智光秀 (小学館版学習まんが人物館)
読んでみて
明智光秀という人物がどういう人物なのか、とても分かりやすく書いてあるので、大人だけでなく子供にも是非読んでほしい作品です。また歴史上の書物は真偽が不明な点も多々ありますが、この作品では真偽が不明な点などは省かれているのも、より純粋な明智光秀を知ることができていい点です。
まるで陰謀者のような明智光秀ですが、それは豊臣秀吉の印象操作だったのかと納得できるくらい、真面目で仕事ができる様子が読んでいてすごく伝わってきました。仮説ではなく、今ある正しい説で明智光秀を知りたいという人にはおすすめの作品です。
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明智光秀 (SPコミックス)
読んでみて
明智光秀の人生全体というよりは、特に織田信長との出会い、そして本能寺の変い至る経緯について、詳しく分かりやすく描かれています。漫画ではありますが、展開のテンポだったり描かれ方が大人向けなので、ストーリー性も富んでいて読んでいて楽しいです。
明智光秀は織田信長を何故裏切る形になったのかはよく作品にされていることが多いのですが、この作品では何故織田信長を主君としようと思ったのかという点から、本能寺の変までの明智光秀に迫るので、より説得力ある作品となっています。
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明智光秀―本能寺の変 (講談社 火の鳥伝記文庫)
読んでみて
小学生向けの明智光秀の伝記なので、全ての漢字にふりがながふってあります。小さいお子さんなどの勉強にもいいので、家族みんなで読むことができ、明智光秀を広く浅く知るにはすごくいい作品です。
また、研究結果に沿った事実を並べ、明智光秀について書かれているので、深くはまではなく明智光秀になんとなく興味があるという人が読むにはぴったりの作品です。この本を入門として他のより深く書かれた本や、研究者たちの様々な説を調べていくのもいいかもしれません。
みんなのレビュー
子どもと一緒に読了。 やはり光秀は少し不思議な武将。 最近は裏切り者的な偏った見方も薄らいできましたが、信長に反旗を翻す明確な理由が見えないので不思議。宇宙人に命令でもされたのか、裏に妖怪ギルドでもあったのか。(笑) この時代では年寄りなのに、信長の家臣の中の出世頭。きっと魅力的な人だったのでしょうね。
https://bookmeter.com/books/196066
まとめ
いかがでしたでしょうか?
明智光秀といえば、悪者のイメージがありましたが読んでいくうちに
- 明智光秀は真面目
- 織田信長の家臣の中では異常なスピードの出世だった
- 仕事もでき、交渉人としての腕もよかった
ということが分かりました。
歴史上の人物ではありますが、現代の私たちの社会にも通ずるものがあり、明智光秀の仕事のやり方や、主君への対応を今の自分達に置き換えると、ビジネス本としても読む価値がありそうな本も多数ありました。
2020年、大河ドラマなどで大注目の明智光秀。今一度人物像をより知ることで、自分の人生観も少し広がり、新しい発見に繋がるかもしれませんね。