【ウォルトディズニークイズ】夢の国の創造した世界的エンターテイナー。

ウォルトディズニーの一族は、フランスにルーツを持つアイルランド系移民でした。「ディズニー」という名字は、フランス北西部のカルヴァドス県にある「イズニー」が英語風に発音されたものだと言われています。

青年時代、愛国心が強かったウォルトディズニーは、第一次世界大戦が勃発したとき陸軍に志願。しかし、兵士になるには年齢が若すぎたため、赤十字社の衛生兵として負傷兵の治療や輸送に従事したそうです。ウォルトは1年間フランスに滞在後、故郷のアメリカに帰国しました。

「しあわせウサギのオズワルド」は、1927年にウォルトディズニーが生み出したアニメキャラクターです。ウサギのキャラクターですが、顔はあのミッキーにそっくり。オズワルドを主人公にしたアニメは、子供たちの間で人気を博しましたが、その後オズワルドの所有権は配給会社に奪われてしまいます。ウォルトがオズワルドに代わる自社キャラクターとして生み出したのが、「ミッキーマウス」でした。

ミッキーの名前は当初「モーティマーマウス」と名付けられる予定でしたが、ウォルトの妻リリアンが、「屈辱」の意味を持つ「モーティファイ(mortify)」に響きが似ていると猛反対。その後名前はミッキーマウスに変更されました。なお、ディズニーの初期の作品にはモーティマーマウスというキャラクターがミッキーのライバルとして登場しています。

ウォルトディズニーは、ディズニーランド建設の資金を調達するために1954年「ディズニーランド」というテレビ番組を自社で作成。自ら番組に出演し、テーマパークのアトラクションやディズニーのアニメ作品を紹介して、企業や市民にアピールしました。結果この番組は大好評となり、ディズニーランドの成功を確信した大企業から、続々と資金が集まったのだそうです。

メインストリートUSAは、ウォルトディズニーが幼少期を過ごしたミズーリ州のマーセリーンという町に実在するメインストリートを再現しています。ウォルトは4歳半から9歳までの時期をマーセリーンで過ごし、ここで兄弟たちとともに自然や動物に親しみました。後にウォルトは、「わたしの人生に影響を及ぼすような出来事は、すべてマーセリンで起きた」と語っています。

ウォルトディズニーは優秀なアニメーターを除き、従業員への態度は厳しく薄給で長時間こき使っていたこともあったようです。1941年、ウォルトに対し、待遇改善を求めてアニメーターたちがストライキを起こしたのは有名な話。「スタジオは一つの大きな家族だ」と発言していたウォルトは、このストライキに大きなショックを受けたと言います。

アニメーションとテーマパーク建設の二つの事業を並行して行い、多忙な日々を送っていたウォルト。晩年は仕事によるプレッシャーから酒が手放せなくなり、朝食にはなんとスコッチ・ウイスキーにドーナツを浸して食べていたとか。いつも笑顔なイメージのウォルトからは想像もできない姿ですね。

ウォルトの死の翌週、フランスの週刊誌『パリマッチ』の表紙に登場したミッキーは、悲しい表情で涙を流していました。それまでミッキーが見せることのなかった涙を流したことは話題を呼び、この表紙は世界的に有名なものになりました。

世界中で愛されている数々のアニメーションや、人々に「夢の国」と称されるテーマパークを世に生み出した、ウォルトディズニーの人生を象徴するような名言です。ちなみに、「下を向いていたら、虹を見つけることは出来ないよ」はチャールズ・チャップリン、「成功を祝うのはいいが、もっと大切なのは失敗から学ぶことだ」はマイクロソフト創業者のビル・ゲイツの名言です。