【夏目漱石クイズ#1】紙幣の顔となった日本の文豪。

金之助は「庚申の日」に生まれると大泥棒になるという迷信があったために、厄払いの意味を込めて金という字を使った名前になったそうです。

夏目漱石は1867年に武蔵国牛込馬場下横町（現在の東京都新宿区喜久井町）にて誕生しました。

漱石は1890年に設立されたばかりの東京帝国大学（現在の東京大学）の英文学科に入学し、無事に卒業。その後、講師として着任にした経歴があります。

1900年に文部省からの要請により、漱石はイギリス・ロンドンへと留学しました。画像は、ロンドンで実際に漱石が最後に下宿していた場所です。

1907年に講師などの教職を辞職し、ジャーナリストであった池辺三山に誘われ朝日新聞へと入社しました。この時期から、漱石は専業作家としての道を歩み始めます。

1910年に転地療養の為、修善寺の菊屋旅館と言う場所で療養生活をしました。しかし、この途中に胃疾となり、大吐血など危篤状態にまでなってしまいました。これを「修善寺の大患」と呼ばれる事件となっています。

1896年に結婚した、夏目漱石の妻であり、ヒステリックな性格などから漱石が精神衰弱した遠因の一つとされている人物でもあります。

20年ほど旧千円札として使用された夏目漱石。ちなみにお札の肖像画の選考基準として、「銀行券の印刷に耐えうる、精密な肖像画や写真が現存すること」「教科書に載っているなど一般に広く良く知られていること」といったガイドラインが存在しております。

代表作「吾輩は猫である」の作中にて「主人はまたやられたと思いながら何も云わずに空也餅《くうやもち》を頬張《ほおば》って口をもごもご云わしている。」と、登場する銀座の和菓子屋・空也の名物「空也餅」。「幻の和菓子」として知られ、11月と1月半ばから2月半ばにかけて飲み販売されるという貴重な和菓子となっております。

森鴎外は帝国陸軍の軍医としても活躍した人物で、漱石とは同じ時代に文壇デビューを果たしております。ちなみに、漱石とは生前、3,4回ほどしか面識はなかったと言われています。