【田中角栄クイズ#2】第64・65代内閣総理大臣まで駆け上がった出世人

第1次田中角栄内閣は発足時、70％前後の支持率を獲得していました。田中角栄の政策指針として掲げられた「日本列島改造論」が国民に受け入れられた形となったのです。

農林水産省は1978年に発足しています。田中角栄はロッキード事件により、1974年に失脚しているので、それよりも後の出来事となります。

ロッキード事件では全日本空輸に対する国際的収賄疑惑が浮上し、その際に田中角栄が5億円を受け取ったとされました。最終的に田中角栄の死後2年が経過した1995年に5億円の受け取りが確定し、角栄の有罪が決まったのでした。

田中角栄の娘の名前は田中眞紀子です。1993年に総選挙へ出馬し、見事に当選を果たしています。その後は外務大臣や文部科学大臣を務めました。歯に絹着せぬ物言いが話題を呼びました。

田中眞紀子は1998年の自民党総裁選の候補者である小渕恵三、梶山静六、小泉純一郎の3人をそれぞれ凡人、軍人、変人と評しました。その後、田中眞紀子は第1次小泉内閣で外務大臣に就任する事になるのです。

石原慎太郎は田中角栄の伝記的小説「天才」を執筆しています。石原慎太郎は角栄の影響を大いに受けた政治家で、角栄を評して「商売の天才。単なる金儲けの才能ではなく、人を見る目があり、鋭い。田中角栄ほど先見性に富んだ政治家はいなかった。」と述べました。

田中角栄は最終学歴が高等小学校でありながら、出世街道をのし上がり、内閣総理大臣まで務める事になったのでした。同じように、小作人から天下人にのし上がった歴史上の人物として豊臣秀吉が挙げられます。秀吉はその人心掌握術と鋭敏な頭脳によって織田信長の右腕として活躍し、最終的には天下統一を成し遂げたのでした。

田中角栄は葬式に重きを置いていて、丁重な葬いをすることを良しとしていました。「葬式は長い間お世話になった人との最後のお別れなんだ。人の道が分からなければ、ろくな政治家になれない。」と生前に言っていたそうです。

選択肢は全て田中角栄の異名ですが、「コンピューター付きブルドーザー」は田中角栄の政治家としての発想力、決断力、行動力を評してつけられた異名です。考えついたことをすぐ行動に移し、世界を大きく変えてしまうことからこのように呼ばれました。

田中角栄は側近たちに2000万円以上のボーナスを渡すことがあったそうです。角栄はお金に関するエピソードが多く残っており、ボーナスを渡す際には「気持ちとして受け取ってくれ。」という一言を添えて手渡していました。