【美空ひばりクイズ#3】昭和を彩った永遠の歌姫。

当時10歳の美空ひばりが行なっている舞台興行の演出を行っていた演出家でもある宝塚歌劇団の岡田恵吉が母親から頼まれる形で美空ひばりの芸名を考えたのでした。

1955年に東宝映画「ジャンケン娘」への出演が決定し、江利チエミ、雪村いづみとともに「三人娘」と呼ばれるようになりました。この3人はこれ以後も親交を深めて行くようになります。

1957年、浅草国際劇場での美空ひばりのショーを見にきていた熱狂的なファンの女の子がひばりに対して塩酸をかけたのです。すぐに病院に運ばれて入院する事態となりましたが、奇跡的に顔に傷は残りませんでした。

あまり知られてはいませんが、美空ひばりは銀幕のスターとしても活躍しました。しかも出演した150本のうちほとんどが主演という、戦後を代表する映画女優だったのです。

森光子は美空ひばりの不死鳥コンサートに駆けつけ、ショーを客席で鑑賞しました。森光子が主演を45年に渡って務めた舞台「放浪記」では、2009年5月9日の森自身の誕生日に前人未到の上演2000回を達成しています。

美空ひばりは不死鳥コンサートの最後に「人生一路」を選びました。そして、肝臓の病気によって体調が優れていなかったひばりは、この歌を含めた全39曲を歌い終えた直後に倒れこみ、家族に抱えられて病院へと運ばれていったのでした。

美空ひばりは亡くなる一年前の1988年10月28日に「森田一義アワー　笑っていいとも」に出演しています。これがひばりのバラエティ番組への最後の出演となりました。

美空ひばりは1989年6月24日に52歳の若さで亡くなりました。長年患っていたのは肝臓の病気でしたが、最終的な死因は特発性間質性肺炎の症状悪化による呼吸不全でした。

美空ひばりが亡くなった1989年には音楽関係の商品が飛ぶように売れ、全部で120億円の売り上げを記録したそうです。

美空ひばりは日本中央競馬協会に馬主として登録していた経験があり、その時に牝馬の「タケシコオー」を走らせていました。