「落合陽一の本でまずはじめに読む本を教えてほしい!」
「落合陽一の本は難しいと聞くけれど本の内容はどんなものだろう?」
今回の記事では、このようなお悩みの解決に繋がるように「1冊目におすすめの本」「2冊目以降におすすめの本」「より深く落合陽一の思考を知れる本」の3つの切り口に分けて計8冊紹介させていただきます。
メディアアーティスト・大学職員・経営者・タレントと幅広く活躍している落合陽一の本は専門的用語が多く読むが少し大変と言われていますが、比較的読みやすい本もあります。この記事を最後まで読んで頂ければ、あなたにピッタリの落合陽一の本が見つかると思います。
それでは本の紹介に入っていきましょう。
1冊目におすすめの本
まずは初めて落合陽一の本を読むという方におすすめの書籍を4冊紹介していきます。どれも読みやすい本なので、とっつきやすいかと思います。
日本再興戦略
読んでみて
日本再興戦略は、テクノロジーの専門的な話がないのでとても読みやすい本になっています。本書は、日本がテクノロジーによりどう変わっていくのかについて落合陽一が政治・教育・仕事の切り口で解説しているという内容です。
また、「日本が高度経済成長期に伸びた理由」と「現代の日本経済が伸びない理由」の考察、そこから考える「日本を再興させる戦略」がとても面白くためになる内容でした。欧米という概念に対しての考えも普通の人には思いつかないような考えで面白く読むことができます。
落合陽一に関する本の中では、入門書と言えると思います。是非読んでみてください。
みんなのレビュー
日本の未来を明るくするためのビジョン。 これを明確に伝えてくれるし、共有できる。 労働は人から機械にどんどん置き換わる。日本は高齢化社会で労働力が減るから機械化を勧めやすい。人を減らす苦労をしなくて良いから。 「とにかくやってみろ」最後のメッセージは特に響いた。会社を辞め、独立することを考えている中、勇気をもらった。もっと行動し、自分のブログなりSNSで情報発信。 情報を発信するには行動が必要。 まずはやってみる。変化を楽しむ。
読書メーター
10年後の仕事図鑑
読んでみて
「10年後の仕事図鑑」は、実業家の堀江貴文と落合陽一が共同で書いた本で、2人が意見を交互に述べていくという構成になっています。内容はタイトル通り、10年後求められる仕事なんなのか、需要が無くなっている仕事はなんなのかについて堀江貴文と落合陽一が解説しているものです。
また、具体的な職業の掘り下げ以外にも、AI時代を生き抜くための考え方の解説に多くのページを使っています。そこには、「これからは、AIに仕事を奪われる人とAIを生かして仕事を効率化する人に分かれる」など危機感を感じ「何か行動しないと」と思わせてくれるものばかりです。
本を読んでも行動をしないと何も変わらないので、「行動へ促してくれる本」という意味でも本書は読む価値のある本だと思います。
みんなのレビュー
これからの時代のAI・仕事・働き方・お金について。各種仕事を掘り下げるというよりも、考え方を示してくれる本。対談ベースのため読みやすい。 もはや以前の常識が通用しない時代となっており不安になるが、本書では未来は明るいと説かれている。 機械に人の仕事を完全代替させるのではなく、一部に取り入れることで最適化できるということに興味を持った(介護・保育職など)。 好きなこと(=没頭できること)を複数持ち、自分の価値にすることで仕事を創る人間になれる、と頭でわかっていても自分にはまだ遠い話に思える。
読書メーター
0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる 学ぶ人と育てる人のための教科書
読んでみて
長い題名の本書を一言で表すと、落合陽一の「学ぶ」ということに対しての考えを知れる本です。何歳からでも使える「学ぶ」スキルが満載で「頭の良い人・成功者はこういう風に学んでいるのか。自分も更に学ばなくては」と学習意欲を高めてくれる本です。
第2章は、落合陽一が学生時代どの様な教育を受け、何を考えながらどう進んできたかについて書かれています。落合陽一は様々な活動をしているので、名前はよく知っているけれど具体的にどんな人なのか知らないという方が多いと思います。そんな方が落合陽一について知るにはピッタリの本だと思います。
みんなのレビュー
既存のルールを通し続けることが、ルールを変えることと同様にリスクであるならば、変化を恐れずにいたい。社会にいながら学び続けられることをライフスタイルとして、新しい知識を取り込み、新しい価値を提供し続けられるようでありたい。そう思えた。
読書メーター
2030年の世界の地図帳、新しい経済とSDGs、未来への展望
読んでみて
本書は、2030年の世界がどうなっているのかについてかなり幅広いジャンルで解説しています。
世界地図やグラフが多用されているので、分かりやすくイメージを掴みながら読むことができます。
また、サブタイトルにあるSDGs(持続可能な開発目標)というものを学ぶことができます。SDGsとは簡単に言うと、人類が幸せに過ごすために取り組んでいく17の目標のことです。知っておくことでビジネスなどに生かすことがきます。
浅く広くといったイメージで非常に読みやすいので是非試してみて下さい。
みんなのレビュー
SDG sという言葉は知っていても、壮大なテーマすぎて全然ピンとこなかった。 1年後と100年後を考える。自分たちの将来、自分の子やさらにその子たちの将来のことだと思うと、リアリティが増した。 傍観者であり主体者であるということ。今自分が出来ることをすれば良いのだと思った。 なんとなくだけど、変われるかも。
読書メーター
2冊目以降におすすめの本
次に紹介させていただく2冊目以降におすすめの本は、専門的な内容は増えてきますが、私達の生活に生かせることばかりです。それでは行きましょう。
超AI時代の生存戦略ーシンギュラリティー<2040時代>に備える34のリスト
読んでみて
「超AI時代の生存戦略」はタイトル通り技術が発展した超AI時代を生き抜くために必要なスキルとマインドについて書かれている本になります。「AIに仕事を奪われる」「今ある仕事の半分が無くなる」という噂に不安を感じている人が読むのにピッタリの本です。
本書では一つの結論として、遊びとして仕事をすることが生き残る方法と述べています。「好きなことで生きていく」なんて無理でしょ。そう思った方こそこの本を読むことで価値観が変わるかもしれません。
みんなのレビュー
超AI時代の生き方について書かれた本書。特に共感したのは、差別化した人生価値を仕事と仕事以外の両方で生み出し続ける方法を見つける「ワークアズライフ」の考え方です。また、働き方を「ワークとライフ」で捉えるのではなく、「報酬とストレス」で捉えるという考え方も参考になりました。報酬を「ギャンブル的報酬」「コレクション的な報酬」「心地よさの報酬」の3つに分類しています。自分にとっての報酬は何かを問うことを落合さんは力説しています。自分の好きなことを見つけると言われると、読書も私にとってその1つになります。
読書メーター
働き方5.0 これからの世界を作る仲間たちへ
読んでみて
2020年6月に出版され、コロナウイルスによる時代の変化と、テクノロジーによる時代の変化を交えて解説されているという内容の本です。
本書では、これからの時代機会では代用できない価値を生み出す「クリエイティブクラス」として生きていくことが重要だと言います。そのクリエイティブクラスになるための方法が本文内に詳しく書かれているので、気になった方は読んでみて下さい。
みんなのレビュー
コンピュータやAI技術の進歩を踏まえて、自分のキャリア形成を考えるきっかけとなる本書。今後、社会の様々な仕事がAI技術やロボットに代替されていく中での人の振る舞いについて考えることができます。人がそれらに代替されないものは、問題意識、モチベーション、問題解決に向けた論理的なコミュニケーション力であると、本書から学ぶことができました。また、人同士の関係でも、仕事の上で他の人に代替されないためには、高度な専門性(ネットでだれもがアクセスできるものではない)を身に付ける必要があることが分かりました。
読書メーター
より深く落合陽一の思考を知れる本
最後は、落合陽一の思考をより深く知れる本です。内容は難しい本ですが、紹介させていただく本を理解することで未来への理解が更に深まり今を生きやすくなると思います。
魔法の世紀
読んでみて
本書は、「メディアアーティスト」としての落合陽一の考えが詳しく書かれている本です。本書は、映像の時代と、コンピューターの時代を比較しながら、「映像の時代は終わっている」と結論づけています。
AIによる世界の変化をテクノロジーとアートの観点からみた本書を読むことで落合陽一の思考を理解したと言えると思います。テクノロジーへの知識がないと読むのがとてもむずかしい本なので、他の落合陽一の本を読んでから本書を読んで頂くと良いと思います。
みんなのレビュー
テレビでよく見るものの何をしている人かよく知らなかったので手に取った。とても面白かった、今自分が生きている世界に堪らなくわくわくしたし出来る限り長生きしたいと思った。若い人ほど感化されると思う。人間がコンピューターのミトコンドリアになるとか、ディストピアSFじみた話を平然とまるで平行世界の物語みたいに展開するあたりいかにも新進気鋭で怖いもの知らずの若手だった。紹介されている技術がどれも興味深い。生憎著者作のプラズマ装置がどの程度画期的なものなのかだけ自分には理解できなかったが、話が上手いことは確かだった。
読書メーター
デジタルネイチャー 生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂
読んでみて
本書は、「デジタルネイチャー」という落合陽一が提唱する未来像について書かれた本です。「デジタルネイチャー」とは人間中心主義の先にあるテクノロジーの生態系と説明されています。
なんとなく察しているかと思いますが、本書は非常に読むのが難しい本です。日常生活で使わないような用語が数多く登場します。この本を読むすぐに「理解できた!」という人はこの本を理解できていなんてなんて言われたりもしています。難しい単語は、その都度調べながら読むことでより本書から知識を吸収できると思います。
他の落合陽一の本を読み、落合陽一の考えに興味を持った方、テクノロジー・未来への興味が強い方におすすめしたい一冊となります。
みんなのレビュー
最初は咀嚼するのに時間がかかったが、読み進めていくと、自分は持っていなかった視点と知識を提示してもらえてとても面白かった。
読書メーター
まとめ
いかがでしたでしょうか。
落合陽一の読む本は専門的すぎるとよく言われていますが、読みやすい本もあり、「正しい順番で読めば落合陽一の本を全て理解できそう」と思って頂けたのではないでしょうか。
世界では、不安を引き起こす出来事が多く起き、未来に対してマイナスなイメージを持っている方が多いのではないかと思います。そんな時落合陽一さんの本を読み、未来について考えていくことは非常に大事だと思います。本の中に書いてあることを受け入れ、実行すれば10年後幸せな生活を送っているかも知れません。
この記事を最後まで読んで読んでいただいたあなたが良い本に出会えることを心から祈っています。