【24年1月最新】秀吉の軍師!黒田官兵衛がよく分かるおすすめ本ランキングTOP7

「黒田官兵衛って名前だけは知っているけど、どんな人なのかをよく知らない」
「黒田官兵衛を詳しく知りたいけど、あまり堅苦しくなく、読みやすい本を探したい」

黒田官兵衛のことを知りたいのに本屋さんや図書館に陳列されている書籍選びに悩んでしまう方が多いのではないでしょうか。また悩んで選び抜いた本が難しかったり、面白くないと、次から読みたくなくなってしまいますよね。

今回は黒田官兵衛のことを知りたいと考えている方におすすめの本をランキング形式で7冊ご紹介します。本当の初心者の人でも読める導入書から、少し詳しく踏み込んだ内容のものを読みたい人向けの学術書まで幅広く選びました。ぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人

一橋大卒 歴史学専攻

京藤 一葉

Rekisiru編集部、京藤 一葉(きょうとういちよう)。一橋大学にて大学院含め6年間歴史学を研究。専攻は世界史の近代〜現代。卒業後は出版業界に就職。世界史・日本史含め多岐に渡る編集業務に従事。その後、結婚を境に地方移住し、現在はWebメディアで編集者に従事。

7位:黒田官兵衛 智謀の戦国軍師

読んでみて

戦の実践だけでなくはかりごとにも長けていた官兵衛は、主君である秀吉にさえも恐れられていました。こちらの本では、戦国時代随一の軍師・黒田官兵衛はどのように誕生し、どう生きていったのかを数々のエピソードを交えてあますことなく紹介しています。

著者の小和田哲男は日本戦国時代史を専門とする研究者です。NHKの歴史系番組でも解説を務めています。著書も数多くあるので、こちらの本が気に入ったら別の著作を読んでみるのもおすすめです。

みんなのレビュー

戦国時代研究の第一人者である小和田哲男氏による黒田官兵衛の著作。まだまだ官兵衛には謎が多いものの、秀吉にさえ恐れられた官兵衛の生涯がわかりやすくまとめられている。歴史作家の著作と比較するとやはり信頼性や説得力が違う。

引用元:読書メーター

6位:黒田如水―臣下百姓の罰恐るべし

読んでみて

戦国時代の有名な武将や大名は発祥地があり、その武将の遠祖を知ることでさらに多くのことを理解できます。

「黒田如水」では黒田官兵衛の遠祖から始まり、官兵衛の幼少期から最後まで時系列ごとに小さな事柄まで詳しく紹介されています。さらに黒田官兵衛の一族や彼の家臣団の人物が記載されています。

また、黒田官兵衛に関連する地域図や城などが乗っているので、活字が苦手な方でも黒田官兵衛を分かりやすく理解できる内容になっています。

みんなのレビュー

地元の英雄、黒田官兵衛を巡る伝説を検証するという印象。面白く読めた。黒田官兵衛が天下取りを狙っていたという説。改めてそれは無いと感じた。関ヶ原の合戦まで、軍監や折衝が主な役割であり、大将としては数千クラスの戦いしか行なっていない武将が天下を取れると考えるほど、愚かでは無かったのではないか。ただ、さすがに12万石はあんまりだと、最後に一踏ん張りしたというのが実情ではないか。

引用元:読書メーター

5位:黒田如水

読んでみて

黒田官兵衛の本は彼の青年期から始まり、彼が軍師として活躍して後、彼の晩年や亡くなるまでを書いている本が多数出版されています。

吉川英治著の「黒田如水」は彼の人生における重要な事件のみ描かれ、軍師として活躍した黒田官兵衛に関する内容を書いていません。ですが、黒田官兵衛の人生において分岐点となった重要な事件を詳細に知ることができます。

またこの本は黒田官兵衛の人生の分岐点となった事件が物語の中心となっていますが、彼の友人である竹中半兵衛との関係についても描かれています。

羽柴秀吉の「二兵衛」として知られた軍師・黒田官兵衛と竹中半兵衛がどのような友情を育んでいくのかを黒田官兵衛のエピソードを交えながら説明しています。

そのため、黒田官兵衛の感情や人間味のある部分も一緒に分かる内容になっています。

みんなのレビュー

黒田官兵衛が秀吉と出会って、荒木村重説得しようとして監禁されて助け出されるまでの短い話。 けども数々のエピソードから官兵衛のかしこさ、上昇志向がかいまみられ、長さも文庫本一巻と読みやすかった。個人的には、普段ぶっとんでて情け容赦ない化け物みたいに描かれることが多い信長が、優しい言葉かけたり、自分の非を認めて謝ったりするところが人間らしさを感じられて良かった。

引用元:読書メーター

4位:黒田官兵衛 軍師の極意

読んでみて

歴史上の人物を知るには、その人の性格や考え方を理解する事もその人物をより詳しく理解するための重要な要素の一つといえます。

加来耕三著の「黒田官兵衛 軍師極意」には黒田官兵衛がどのような考え方を持っていたのか。また黒田官兵衛の性格について史書を検証しながら紹介つつ、彼の生涯における挫折についても詳しく記されています。

少し難しい文章で表現されていますが、黒田官兵衛をより深く知ることができる一冊だといえます。

みんなのレビュー

黒田官兵衛の軌跡がくまなく描かれた著作。共に豊臣秀吉の軍師として仕え、「二兵衛」と評された竹中半兵衛とは対象的な性格で、時に失敗も経験するも、晩年に天下統一の野心を見せるなど、非常に人間味のある人物だったようで好感がもてた

引用元:読書メーター

3位:小説集 黒田官兵衛

読んでみて

歴史上の人物を取り上げた書籍はたくさんあり、筆者によってその人物の描き方が変化していきますが、どの筆者の書籍に描かれている人物が良かったかを対比するのも歴史小説を読む楽しみの一つだと思います。

小説集黒田官兵衛は6名の著名作家が黒田官兵衛を主人公として描いています。短編集を中心に構成されていますが、長編や中編もあり、読み応えのある一冊に仕上がっています。

また、作者によって違った黒田官兵衛が描かれていますので、どの黒田官兵衛が良かったか比較することもできる書籍になっています。

みんなのレビュー

菊池寛、鷲尾雨工、坂口安吾、海音寺潮五郎、武者小路実篤、池波正太郎の六人の小説家の黒田官兵衛を素材にした作品を収めた小説集。読後感〇

引用元:読書メーター

2位:播州灘物語

読んでみて

戦国時代の武将を知るためにはその武将を取り巻く諸大名との関係や周辺状況を理解したうえで小説を読み始めると、その人をスムーズに理解できます。

「播州灘物語」は膨大な資料を引用して作られた歴史小説で、黒田官兵衛だけでなく、彼を取り巻く周辺状況や彼に関連する諸大名との関係を知れます。

分かりやすくかつ細かいところまで描かれ、文章構成もあまり難しくないので、ページをスピードを落とすことなく読めます。

みんなのレビュー

NHK大河ドラマの主人公、黒田官兵衛とその一族が主人公の歴史小説。読むきっかけは歴女を公言するお母さんに影響されました^^あと、地元周辺も舞台に登場するそうだし。 歴史ものってやっぱり地味なのかな、序盤だからかな、それとも嵐の前の静けさ?時代が大きく変わる前のわずかな雌伏のときのような感じです。なかなか官兵衛さん出てきません^^;でも徐々に名前を聞いたことある人たちが登場して、不思議とわくわくしました^^ これは物語の展開がウマいからだと思ったり。知っている歴史なのに、今後の展開が気になります

引用元:読書メーター

1位:軍師の門

読んでみて

秀吉の軍師として活躍した軍師・黒田官兵衛を描いた小説で、上下巻の全二冊です。文体も読みやすくてあまり難しい漢字など使われていないため、サクサク読めます。

物語のはじめは、黒田官兵衛の青年期から始まり、軍師として活躍して自分の名前を有名にしたい彼の野望や自分の生き方を模索する様子が描かれています。

後半になると黒田官兵衛が軍師として成長して活躍しながらも、彼の軍師や策謀に対する考え方を理解できます。

黒田官兵衛を知る書籍の導入書としては、読みやすい一冊です。

みんなのレビュー

混乱が収束される時代には、幾人もの不世出といわれる存在が登場する。
戦国時代も織田信長・豊臣秀吉・徳川家康といった存在が登場するわけだが、秀吉を天下人に押し上げた軍師もまた、複数の異才の存在が認められる。
竹中半兵衛、そして黒田官兵衛。この二人の登場と、活躍が上巻では活き活きと描かれている。上巻では、竹中半兵衛の活躍を描写が多い。今孔明と呼ばれる天才軍師でありながら、健康に恵まれず、早逝する宿命を背負う半兵衛。その半兵衛から、後事を託される官兵衛。二人の出会いとすれ違い。出頭や葛藤…ドラマティックに描かれており、一気に読み進められる。
官兵衛については、著者によって描かれ方が異なるが、火阪氏は竹中半兵衛の心の内を丁寧に描写していることで、官兵衛の存在を上手く表現しているように思える。
今孔明の活躍の巻、なかなか読みごたえがある。

引用元:Amazon

まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事では黒田官兵衛に関して深く理解することができるおすすめの本を紹介しました。

ここで紹介した黒田官兵衛の書籍は、どの本を読んでも黒田官兵衛に関する知識を手に入れることができます。また著者によって切り口が違うので、毎回違う黒田官兵衛の情報を入手する楽しみがあります。

この記事を参考にして、黒田官兵衛に関する書籍を読んで知ってもらい、黒田官兵衛のことをより好きになっていただければ幸いです。

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