「宇宙や惑星に関する本はたくさんあるけれど、月だけについて詳しく書いた本はないのかな?」
「月を扱った、なにかおもしろい本が読んでみたいけど、なにかオススメは?」
地球に住む私たちにとって一番身近な天体である月。でも、いざ月について知りたいと思うと、月だけに焦点を絞った本は意外と少ないことに気づくのではないでしょうか。
この記事では、月に関する書籍をランキング形式で7冊ご紹介しています。子供でも1人で読める絵本から、既に天体について詳しい方向けの書籍まで幅広く選びました。
ぜひ参考にしてみてください。
この記事を書いた人
一橋大卒 歴史学専攻
Rekisiru編集部、京藤 一葉(きょうとういちよう)。一橋大学にて大学院含め6年間歴史学を研究。専攻は世界史の近代〜現代。卒業後は出版業界に就職。世界史・日本史含め多岐に渡る編集業務に従事。その後、結婚を境に地方移住し、現在はWebメディアで編集者に従事。
7位:月の本―perfect guide to the MOON
読んでみて
月について天文学・文学・美術・人類学などあらゆる角度から紹介している書籍です。監修者の林完次は天体写真家として有名な人物で、宇宙や空の写真集を数多く出版しています。
月はもちろん天体であり、宇宙を構成する星の1つですが、人間は月を見て和歌を詠んだり絵を描いたりしてきました。満月の夜にオオカミに変身する狼男の話もよく知られていますよね。こちらの本では月にまつわるさまざまな文化的エピソードも紹介されています。
みんなのレビュー
やはり、林完次さんの写真は美しい。月に纏わる色々なお話。月齢によって、事故が起きたり、手術にも関係が深かったりと、不思議で神秘な話の数々。萩原朔太郎や中原中也の詩がいい。もっと読んでみたくなった。
引用元:読書メーター
6位:もしも月がなかったら―ありえたかもしれない地球への10の旅
読んでみて
「もしも月がなかったら、地球はいったいどうなってしまうのだろう?」
「もし月がもっと地球に近いところにあったらどうなるのだろう?」
今まで考えてみたこともなかったような、そんな疑問に答える科学的思考実験の本。「もしも地球が傾いていたら?」や「太陽がもっと大きかったら?」など月以外の事柄も扱っています。
まるでSFのようなテーマは、どれもとても面白くて存分に知的興奮を味わうことができます。
月のほかに宇宙や地球についての知識があったほうがより理解しやすいかもしれません。続編の『もしも月が2つあったなら ありえたかもしれない地球への10の旅 Part2』もオススメです。
みんなのレビュー
もしも…って話から、地球や宇宙のいろいろな科学的な知識を教えてくれる面白い本でした。人間や動植物の進化と環境の関係がなるほどと思える場面が多かったです。
引用元:bookmeter
5位:月の地形観察ガイド: クレーター、海、山脈 月の地形を裏側まで解説
読んでみて
月の上にあるクレーターや海、山脈といわれるいろいろな地形の場所と特徴と解説した月の地図帳です。
月面の様子が写真つきで説明されているので見て楽しむこともでき、月にも本当にたくさんの地名があることに驚かされます。読んだあとには自分で望遠鏡をのぞいてみたくなる1冊です。
みんなのレビュー
本文中に紹介されているWeb上の3Dの月をくるくる回しながら、説明文を読むのもまた楽しい…
引用元:bookemeter
4位:夜ふかしするほど面白い「月の話」
読んでみて
月探査事業「セレーナ計画」やJAXAの広報を務めてきた著者が月に関する様々な疑問に答えてくれる1冊。
月に関する基本的な内容はもちろん、「月でも地震は起こりますか?」「月で宝石はとれますか?」といったユニークな項目もあり、好きなところから読んでいくといいでしょう。
科学的な知識から雑学まで月に関して幅広く知識を深めたいという人に薦めたい本です。
みんなのレビュー
月に関する様々な疑問にQ&A形式で答えている本。科学的、天文学的なお話。・・・と言うと難しく聞こえるかもしれないけれど、とても解りやすく、面白い。プロジェクトHAKUTO(白兎)、月面ローバーSORATO(宙兎)、恥ずかしながら知らなかった。早くから知っていれば。。。(リアルタイムでワクワクしたかった/笑。)日進月歩の月の科学。これからは月に関する情報にアンテナを張り巡らせておこう。。。
引用元:bookmeter
3位:月の満ち欠け絵本
読んでみて
わかりやすく読みやすい文章で、月の動きや満ち欠けの仕組みから、新月、三日月、十六夜と変化していく月の名前について解説した絵本です。
小学校高学年くらいの子供向けですが、大人が読んでも十分に読みごたえのある内容です。世界中で月の模様がどんな形に見られているかといった豆知識や、2019年までの月の満ち欠けカレンダーも付いていて、月に興味が湧いたとき最初に手にとるのにぴったりの本です。
みんなのレビュー
月の動き・満ち欠け・時期によって変化してゆく月の名前やその言われについて、絵本ではあるけれど、大人でも十分楽しめるし、ためになる一冊。電気のない時代、月(の明かり)を生活の一部として、月に対して愛情を持っていた人々の心が月の名前になっていたり…素敵だなぁと思う。最近、月が気になって気になって、毎晩月を探してしまいます。
引用元: bookmeter
2位:月のきほん
読んでみて
月の動きや満ち欠けから月の歴史まで、見開きごとに1つの項目についてイラストつきで解説した総合的な月の入門書です。日食や月食の仕組みなど地球と月の関係について詳しく書いてあるのも特徴です。
タイトルはきほんとなっていますが、これ1冊でかなり月に詳しくなれるでしょう。月に関するおすすめのwebサイトも載っているので、この本を土台にしてさらに知識を深めていくことができます。
みんなのレビュー
少しだけ難しいところがあったけれど、月についての基本的なことが理解できる本。月は夜に空に昇って朝には沈むものだと思っていたけれど、そうではない。そんなことも知らなかったけれど、この本で基本的なことを知ることができた。
引用元:bookmeter
1位:世界でいちばん素敵な月の教室
読んでみて
生き物や自然から、美術、建築まで様々な事柄について解説する「世界でいちばん素敵な教室」シリーズの1冊です。「月はいつからあるのか」、「月の満ち欠けについて」といったことから月に関する伝説や「初めて望遠鏡で月を見たのは誰か?」といったことまで月についていろいろな角度から知ることのできる一冊。
そして、なによりこの本最大の魅力は、掲載されている美しい写真の数々。まさに「世界でいちばん素敵な」のタイトルにぴったりです。眺めているだけでも楽しく、月の写真集として買っても損はありません。
みんなのレビュー
まとめ
いかがでしたでしょうか?
月に関する本はそれほど数はありませんが、よくまとまった良書が多いです。最初に入門者向けの月について基本的な事柄が学べる書籍を読み、それからさらに詳しく深い知識や、月と地球との関係といった、より幅広い知識へとステップアップしていくと良いでしょう。
以上、月に関する本のまとめでした。