人の根源を考える!天文学のおすすめ本・人気書籍6選【入門から上級まで】

「天文学に関するわかりやすい入門書ないかな?」
「入門はだいたいわかるからもっと深掘りした本ないかな?」

Amazonの膨大に並ぶ書籍たちを前にこのようにお考えではないでしょうか?

実は筆者も同じような経験が過去にありました。手に取ったものの難しすぎて途中で投げ出してしまうことも多々。そこで今回は、天文学に関する本を片っ端から読み倒した筆者が初心者向け(子供向け)、中級者向け(中学生向け)、上級者向けという3つのレベルに分けてご紹介していきます。

ぜひ参考にしてみてください。

入門編(子供向け)

小学館の図鑑NEO〔新版〕 宇宙 DVDつき

読んでみて

子供向けとはいえ、大人が読んでも勉強になる内容です。単純な「宇宙の不思議」ではなく相対性理論、素粒子など物理学として成り立つ解説がわかりやすく書かれています。また、楽しい絵や写真が多いので子供が興味を持って読み進められるでしょう。

宇宙開発のヒストリーから人工衛星に至るまで、低学年でも理解しやすい言葉を選んでいるのが特徴です。字を読むのが苦手なお子様にはぜひ DVD を活用してください。ドラえもんとのび太くんの声で宇宙の解説がされていて興味深く見ることができるのでおすすめします!

みんなのレビュー

情報がよく整理されていて、ひとつの項目を読むと、次々と違う項目に興味を持つようになり、その先でも同じ様に興味が広がるので、本全体が楽しめます。全ての漢字にルビがあるので、平仮名とカタカナしか読めない子供でも1人で読み進められます。

引用元:小学館の図鑑NEO〔新版〕 宇宙 DVDつき

新・天文学入門 カラー版

読んでみて

新・天文学入門 の本は地球から太陽系・銀河系・そして宇宙の旅へと読む人をいざないます。天文学を通じて人類のルーツを探す神秘の旅がはじまる、そんなワクワクする内容です。今回10年ぶりに改訂されて最先端の情報が盛り込まれました。

最新の宇宙関連研究を取り入れ、美しい写真だけでなく図説が多いのが特徴。天文学の基本を初心者にわかりやすく解説した本であると言えます。自分で持っていたいと思わせるおすすめの1冊です。

みんなのレビュー

宇宙に関する本を読んでたけど、宇宙に興味があるのなら最初に読むべき本だった。天文学の総論を優しくかつ、専門的に教えてくれる。うっとりするような、きれいな写真付き。しかも、新たに書き直されるなど情報が新しい。本は図書館がメインだけど、久しぶりに購入を検討している本。

引用元:新・天文学入門 カラー版

中級者向け(中学生向け)

僕たちは、宇宙のことぜんぜんわからない この世で一番おもしろい宇宙入門

読んでみて

天文学と、それに関連した宇宙と物理学をわかりやすい口語で語ります。難解なテーマである宇宙や素粒子などをカリフォルニア大素粒子物理学教授が解説し、スタンフォード大学卒マンガ家が笑いを交えて描きました。スターウォーズのジョークなどもあり、中学生から大人まで面白く読み進められます。

人類は宇宙についてほんの少ししか解明できていないということを力説しながらも、解明できていることについてはしっかりと解説。理解が難しいダークエネルギー、物質、重力、時間の概念なども親切に説明してくれる肩の凝らない1冊です。

みんなのレビュー

宇宙についてわかっていることが書かれた本はたくさんあれど、「わかっていない事」に焦点を当てた本は珍しかったので、購入。文章もわかりやすいし、イラストも面白く一気読み。反粒子・反物質なんて目に見えないけど、存在していること自体がもうすでに面白い。
重力についても、意外にもわかっていない事が多くてビックリ。もう少し研究が進んだら、続きがぜひ読みたい!

引用元:僕たちは、宇宙のことぜんぜんわからない この世で一番おもしろい宇宙入門

天文学の図鑑 (まなびのずかん)

読んでみて

天文学についての素朴な問いかけにわかりやすく答えてくれる本です。宇宙のしくみや終わりとは?太陽や月の動きと「こよみ」の関係とは?など天文学の基礎知識を網羅しています。宇宙の不思議はまだ全容が解明されていない段階ですが、その中でも現在わかっていることを丁寧に解説しています。

自分では説明できそうでできなかった天体の基礎を、見やすく美しい図解とともに説明してくれます。地球の周りの天体、太陽や月からさらに先の世界へと進み興味深く読み進められます。一般教養本としても役立つ本ですので、ぜひ一度手にしてください!

みんなのレビュー

写真や図がいっぱいあって、わかりやすかったです。

引用元:天文学の図鑑

上級者向け(大人向け)

天文の世界史 (インターナショナル新書)

読んでみて

天文の歴史をわかりやすく丁寧に解説しています。天文学者による研究が各国によりさまざまな解釈でなされていて、その内容が実に面白い本です。西洋天文学にとどまらず、インド、中国、イラク、マヤの天文学の歴史が書かれている本は他にはあまり見あたらないでしょう。

天文学がどのように始まったのかも解説していてとても興味深い内容です。農作物の豊作ために天体の観察をする必要があり、いつしか暦ができました。次に占星術によるが予言がはじまります。面白いことに、世界の各地域で同じような理由で天文学は発生しています。

天体や宇宙の捉え方は宗教や文化によって大きくが変わるというのが面白く読みすすめられます。天文学だけでなく歴史好き、文学好きな人たちにもぜひ読んでいただきたい本です。天文学の入門書としてももちろんですが、トリビア的な知識が得られ、何度も読みかえして楽しめます。

みんなのレビュー

天文学の歴史を、太陽・月から始めて、宇宙へ広げる形で述べているので、それぞれ分野別の簡素な研究史として読める。終章のいわゆる「インドの宇宙観」について、実際にはヨーロッパ人による誤解、もっといえば偏見から形成されたとは知らなかったし、千年前のイスラム世界の科学者が、驚くほど公平な見方をしていたことも、深く考えさせられた。色眼鏡で見てはいけないと。

引用元:天文の世界史

天文学者たちの江戸時代 ──暦・宇宙観の大転換 (ちくま新書)

読んでみて

日本の天文学の幕開けは江戸時代に起こりました。活躍した多くの天文学者たちを一堂に紹介している本です。日本独特の暦は渋川春海によって作られました。測量で全国を旅したのは伊能忠敬です。地動説に取りくんだ高橋至時など、時代を駆け抜けた彼らの功績を図解や資料をつけて解説していきます。

その当時の資料や貴重な書籍の数々が掲載されていて必見です。日本における天文科学の基礎を築いた人々の苦悩と功績が凝縮された本は他に類を見ないでしょう。見どころは多いですが渋川春海が幕府の天文方として占いにたずさわったエピソードは特に面白く一気に読める本でおすすめします。

みんなのレビュー

渋川春海をはじめとする江戸時代に活躍した天文学者たちの紹介。名前を知らない人が圧倒的に多かったし、吉宗がグローバルな学問の視点を持っていたことも意外だった。江戸時代、本当に面白い。

引用元:天文学者たちの江戸時代 ──暦・宇宙観の大転換 (ちくま新書)

まとめ

日本の教育では小学3年生から理科の授業で地球を取り巻く天体の法則を学びます。学習を通じて天体観測やプラネタリウムの経験をされたかたも多いでしょう。天文学の世界では宇宙の謎を解き明かす研究が日々行われています。天文学に興味をもつことで、子供から大人まで年齢の垣根を超えた繋がりができるのもいいことです。

子供は天文学を通じて宇宙と向き合うことができます。天文学から将来の目標に繋がる可能性もありえます。大人になってからも天文学を学んで「天文宇宙検定」資格をとるきっかけになることもあるでしょう。今回紹介した天文学に関する6冊の本が皆様の豊かな生活のいろどりになりますように!

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