「よくテレビでかかっているビートルズの曲は何?」
「そもそもなんでここまでビートルズが有名なの?」
1960〜1970年をかけて活動した20世紀を代表するバンド、そして、いまだに根強く支持されているビートルズ。親御さんや周りの友達の影響でハマった、ハマりかけている人も少なくないのではないでしょうか?そういったとき、本を通してもっと深掘りしたいと思いますよね。
洋楽通としてさまざまなな曲を聴いてきた筆者がおすすめの本を9冊、ランキング形式でご紹介します。本を通じて、ビートルズを深く知りましょう。
この記事を書いた人
一橋大卒 歴史学専攻
Rekisiru編集部、京藤 一葉(きょうとういちよう)。一橋大学にて大学院含め6年間歴史学を研究。専攻は世界史の近代〜現代。卒業後は出版業界に就職。世界史・日本史含め多岐に渡る編集業務に従事。その後、結婚を境に地方移住し、現在はWebメディアで編集者に従事。
9位:ビートルズが分かる本 4人が語る自身とビートルズ
読んでみて
ビートルズのメンバーはジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターの4人であり、イギリスリヴァプール出身です。当時の音楽はプロの作曲家が作曲し、プロのミュージシャンが演奏してプロの歌手が歌うという形で作られていました。
ビートルズの4人は自分たちで曲を作り、自分たちで演奏し自分たちで歌ったことから斬新さもあって熱狂的に人気を博したのです。そのようなビートルズの軌跡を記しているのがこの本であり、結成から解散後の活動までの4人を追った1冊となっています。
みんなのレビュー
んー。。。面白かったけど、最後の参考資料の人の名前の漢字間違ってた。
引用元:読書メーター
8位:なぜビートルズは60年経っても売れ続けるのか フレームワークを駆使し、持続可能なKFS(成功の鍵)を究明する
読んでみて
ビートルズはなぜ売れ続けるのか?ビートルズを紹介している本ではなく、ビジネス本として書かれています。こういった本はビジネスマンに広く読まれるかもしれませんが、一般受けは難しいかもしれません。
しかし、視点を変えて見てみるということは大切であり、新たな発見に繋がるものです。ビートルズに関して、そういう風に考えたことがなかったという新鮮な驚きが生まれるでしょう。なぜ売れ続けているのかが分かる1冊です。
みんなのレビュー
マーケティングの基礎となるSWOT分析、4Pなどをビートルズを絡めて説明しており、ビートルズが好きな人には『あーあの時のアレはマーケティング的にはこういうことなのね』と理解できる非常に取っつきやすい内容。但し筆者の主観・ビートルズ愛からか、多少強引なこじつけ(笑)が見られたり、ビートルズを知らない・興味ないとどうでもいいであろう豆知識にたっぷりページが割かれてたりするので、本気でマーケティングを学ぶならこれを足掛かりに、他の本も読むのが良いと思います。
引用元:読書メーター
7位:Visualizing The Beatles: A Complete Graphic History of the World’s Favorite Band
読んでみて
今も根強い人気があるビートルズ、新たなファンを生み出していく上でこちらの本は最適なアイコンと言えるでしょう。ビートルズをグラフィックとして描き出し、活動していた1960年~1970年を視覚として捉えることができます。
家族でファンという人も多くいるので、これからもファンが増えていくのだと思います。分かりやすく時系列で、ビートルズが年月を経てどのように変化していったのかを知ることができるおすすめの1冊です。英語アレルギーの人には向かないかもしれませんが、グラフィックで解説されてるので多少は和らぐと思います!。
みんなのレビュー
6位:新装版 全曲解明!! ビートルズサウンズ大研究
読んでみて
1曲1曲を丁寧に解説しており、音作りがどのようにして行われたのかを知ることができる本となっています。ただし、専門用語が多く出てくるので音楽関係者だと分かることも一般的な読者には少し難易度が高いでしょう。
曲に対するメンバーの想い、曲にどういった背景があったのかなど深堀要素があればという要望もありますが、この本を捲りながらビートルズを聴けばまた新たな発見ができます。これからビートルズを聴いていこうという人にもおすすめです。
みんなのレビュー
5位:リアルタイムのビートルズ
読んでみて
有名なバンド、歌手の曲をリアルタイムで聴けることは聴いている本人にとってかけがえのない喜びです。研究された本も多く出ていますが、実際にビートルズを体感している著者が当時を思い起こしながら状況を伝えてくれています。
今ほど情報が多くない時代に、いかにして情報を集めたのか?日本武道館での来日公演を見に行く際の心理など、当時を疑似体験できる内容です。当時なぜそこまで熱狂したのか、今でも人気がある理由が分かる1冊となっています。
みんなのレビュー
まるで自費出版かのような一冊。表紙は白抜き文字の表題のみ、本文は文字と当時発表されたビートルズのレコードの表があるだけ。写真もイラストもなく、ビートルズに関連する個人的な出来事を、感傷や思い入れといったことをあえて排して記述しているだけ。それでも!読んでいて楽しいのはビートルズを知る中高生ころの年代の誰もが持つであろう、居ても立っても居られないあのワクワク感に共感出来るから。著者とは10年余りの年代差があるけど、自分にも同じような物語がある。ビートルズの魅力とはまさに、年代を超えた“共感性”にあるんだね。
引用元:bookmeter
4位:ビートルズ・ライヴ大百科
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ビートルズの活動は1970年が最後なので、今から50年以上昔となります。かつてどのような活動をしていたのか?知るためには音源を聴くか、ライブの様子を調べるしか方法がありません。こちらの本は、ビートルズの全1400公演のライブを完全収録しています。
出身地リヴァプール時代からサンフランシスコのラスト公演までを網羅しており、数年間で全世界を席捲していたことが分かるでしょう。ライブの様子を知ることは、当時の熱狂を体感できなくても想像することはできます。往年のファンには必見の1冊でしょう。
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3位:ザ・ビートルズ史
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ビートルズについてなんでも知りたいという人にとって、バイブル的な本だと言えます。上下巻となっており、読み進めるのも時間がかかるでしょう。著者自身のリサーチの賜物で、骨太なビートルズの伝記です。
4人が歩んだ人生、ビートルズサウンドの完成、ビートルズ神話の真実も語られています。往年のファンにとっても、これから知りたい人にとってもおすすめの1冊です。読み終えた時、ビートルズという伝説のバンドの真髄に触れるでしょう。
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2位:ビートルズ213曲全ガイド 2021年版
読んでみて
人によって評価が分かれますが、全213曲と準公式曲70曲が網羅されているので読み応えのある本です。公式曲の他に準公式曲があるとは知りませんでしたが、曲の背景や歌詞の意味も解説されているので聴きながら読み進めることができます。
2021年版では、映画『ザ・ビートルズ Get Back』で取り上げられた1969年1月の「ゲット・バック(原点回帰)・セッション」での演奏曲目についてリストが追加されました。著者の藤本国彦は中学生でビートルズと出会ってからというもの50年にわたって彼らを研究してきた人物です。
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1位:ビートルズ・ストーリー
読んでみて
ビートルズのデビュー前から、デビュー後のことまでを詳しく知るには最適な本です。入門書として、玄人の人にも必読の書でしょう。ビートルズとして、表面には現れない裏模様などが克明に記されている点がいいです。
ビートルズのメンバーは4人ですが、他に何人かメンバーになりそうだった人たちがいたということはあまり知られていないのではないでしょうか?当時の使用楽器も掲載されており、バンドマンにもおすすめの1冊となっています。
みんなのレビュー
まとめ
ビートルズは今でもテレビ番組などでたくさんかけられていて、聴いたことがない人はいないのではと思います。メンバーそれぞれが独特な存在感を持っており、特にジョンレノンとポールマッカートニーの2人は多くの影響を与えました。
ジョンレノンは1980年に殺されてしまいましたが、彼の代表曲である「イマジン」は今でも聴かれている名曲です。バンドを解散した後でも、ソロとして名曲を作っていた部分がビートルズをより有名にしている一因かもしれません。
今回の記事ではビートルズを知るためにおすすめの本をランキング形式で9冊ご紹介しました。筆者としては、ビートルズをリアルタイムで聴いていた著者が書いた『リアルタイムのビートルズ』が特におすすめです。
また、『ビートルズ213曲全ガイド ~THE BEATLESONGS 213~』は、まだあまり詳しくない方が聴きながら読み進めてもよいでしょう。今では自分で作詞・作曲・演奏するということが当たり前ですが、50年前は斬新だったということを改めて知ってほしいです。
ロック史に革命をもたらしたビートルズ。これからも語り継がれていくバンドでしょう。ぜひ本を読みながら聴いてみてください。