「インターネットって当たり前に使っているけど、どうやって生まれたのだろう」
「インターネットって昔はどんなものだったのだろう」
日々、インターネットを使う中で、こんな疑問をお持ちになった方も多いのではないでしょうか。
この記事では、IT業界に身を置く筆者が、インターネットの歴史について知ることができる本について、入門編から上級者編までご紹介します。
これらの本を読めば、インターネットがどんなふうに生まれたのか、そしてインターネットがどのように発展してきたのかについて知ることができますよ。
初心者編
角川インターネット講座1 インターネットの基礎 情報革命を支えるインフラストラクチャー
読んでみて
まず紹介するのは、日本のインターネットの父と言われている村井純先生がインターネットの基礎について執筆している一冊です。
こちらの本は、平易な随筆風の言葉遣いで書かれているので、とても読みやすいです。この本を読むと、インターネットの仕組みやインターネットがどのように発達してきたのかがわかります。
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僕たちのインターネット史
読んでみて
こちらの本は、80年代パソコン通信の時代からインターネットの黎明期を経て現在まで、どのようにインターネットが成長してきたかについて書かれた本です。
退屈になりがちな技術面の内容だけではなく、ホリエモンや楽天の登場や、東日本大震災によりどのようにインターネットに影響があったかなど、当時の出来事と合わせてインターネットの歴史を紹介してくれる一冊です。
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中級者編
Google誕生 —ガレージで生まれたサーチ・モンスター
読んでみて
インターネットを利用する上で欠かせない検索サイトであるGoogle。この一冊では、Googleがどのように生まれ、発展してきたのかについて知ることができます。
単純な事実の羅列ではなく、創業者たちの出会いやその後のサクセスストーリーなど、まるで物語のようにGoogleの進化について書かれた本ですので、あっという間に読めてしまうと思います。
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ウェブらしさを考える本
読んでみて
次に紹介するのは、インターネットの研究者の方が書いた本です。この本では「ウェブらしさ」がどのように生まれてきたのかについて考察した一冊です。
人々がどのようにインターネットでコミュニケーションをとるようになったのか、どのようにつながるようになったかなど、現在インターネットで当たり前となっている価値観について知ることができます。
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教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書
読んでみて
こちらの本はインターネットに多数存在した個人サイトについてまとめた一冊です。最近では数が減ってきましたが、昔のインターネットでは個人が趣味で作成したサイトがたくさんありました。
草の根でインターネットがどのように利用され、独自の文化が生まれてきたのか知りたい人にとってはピッタリの一冊だと思います。
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上級者編
Webの創成 ― World Wide Webはいかにして生まれどこに向かうのか
読んでみて
この本は、インターネットの父とも言われているティム・バーナーズ=リーがインターネットがどのように生まれたのかについて語った一冊です。
この本を読めば、実はインターネットはある組織の中で使う一つのツールとして開発されたことがわかります。それがまさか世界中で使われるようになるとは、ティム・バーナーズ=リーもびっくりしているかもしれませんね。
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IT全史――情報技術の250年を読む
読んでみて
最後に紹介する一冊は、ITの歴史について書かれた一冊です。これまでに紹介した本はインターネットの専門家が書いた本でしたが、この本はノンフィクション作家の方が書かれた一冊ですので、少し違った視点でインターネットについて知ることができるでしょう。
かなりのボリュームがある本ですが、インターネットを飛び越えて、IT全体について知ることができる優れた一冊です。
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まとめ
この記事では、インターネットの歴史について紹介している本についてまとめました。インターネットは比較的新しいものですが、これらの本を読めばたくさんの人の思いが詰まっていることがわかると思います。
普段みなさんが使っているインターネットも、歴史を知ることで違った見方ができると思いますよ。