「経営学について勉強してみたいけど、どんな本を読んだらいいんだろう」
「経営学って難しい本が多くて、誰でも簡単に読める本なんてないよね?」
この記事を読んでいる方は、経営学について興味を持ち、参考になりそうな本について探しているのではないでしょうか。さまざまな働き方がある時代、ワークスタイルの1つとして経営に興味がある!という方も多いですよね。
今回は、経営学や経営についてわかりやすく書かれた書籍を10冊、ランキングにしてご紹介します。経営学を初めて学ぶ人からもっと深く知りたい人まで幅広いニーズに応えられるよう、経営学の基本理論の本から実在する企業から経営を学ぶ本まで、さまざまな書籍のなかから選びました。ぜひ参考にしてみてください。
この記事を書いた人
一橋大卒 歴史学専攻
Rekisiru編集部、京藤 一葉(きょうとういちよう)。一橋大学にて大学院含め6年間歴史学を研究。専攻は世界史の近代〜現代。卒業後は出版業界に就職。世界史・日本史含め多岐に渡る編集業務に従事。その後、結婚を境に地方移住し、現在はWebメディアで編集者に従事。
10位:経営の失敗学
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本書は、コンサルティングファームで有名なボストン・コンサルティング・グループ出身の方が書いた一冊です。数多くの経営者と問題解決に挑んだ経験を踏まえて、失敗の原因と理由を探っていきます。
筆者は、陥りがちな失敗はパターン化できるといいます。しかも驚くほど当たり前のことが多いのだそうです。だからこそ、失敗から学ぶことが重要なのですが、あまりにも多くの企業がこの分かりきった地雷を踏んで自滅しているといいます。
この本を読んで、避けられる地雷を避けられるようにするのが大切です。
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9位:テキスト経営学: 基礎から最新の理論まで
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MBAや経営学検定などを受ける人や、本気で経営学について学びたい人におすすめの本です。本書は多くの大学で講義のテキストとして採用されています。大学教授の評判も良い本です。
そのかわり内容は難しく、本格的に、かつ学術的に経営学について学ぶ内容となっています。この本を通読できれば、きっと経営学について深く知ることができるでしょう。
みんなのレビュー
学問として経営学の位置づけをしっかりさせようという心意気が感じられる。経済学や社会学との比較は個人的にはありがたかった。理論やその提唱者の背景事情をコンパクトに説明されていた点がよい。じっくり研究しようとする人の最初の一冊と学問(教養?)としてざっくり知りたい人の概説書を兼ねてる感じですかね。
引用元:読書メーター
8位:なぜ倒産 23社の破綻に学ぶ失敗の法則
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この本のテーマは、「成功はアート、失敗はサイエンス」です。つまり、失敗には明確な理由があるということですね。本著では、近年経営破綻した23社を徹底的に取材し、その失敗の原因を探ります。
「ピザ1枚350円」で、業界の寵児となったピザ屋や、韓流ブームで急拡大した映画・ドラマ買い付け会社など、一見成功を収めそうな会社がなぜ倒産してしまったのか。私達は、失敗からたくさんのことを学べるはずです。
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7位:マネジメント[エッセンシャル版]― 基本と原則
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ドラッカーのマネジメントは、経営学に関する著書で最も有名な一冊かもしれません。日本では「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」、通称「もしドラ」で有名になりましたね。
本著は、ドラッカーが自らのマネジメント論を体系化した大著「マネジメント」のエッセンスを抽出して整理した本格的な一冊です。すこし抽象的な内容も多い一冊ですが、経営学について本格的に学びたい人には避けられない重要な一冊です。
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6位:プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか
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この本は、ドラッカーを初めて読む人のために、これまでのドラッカーの著作と論文からエッセンスを抜き出し、ドラッカー自身が加筆修正した一冊です。 ようするに、ドラッカーの総まとめ本と言える位置づけですね。
この本でドラッカーは、大きく「いま世界に何が起こっているか」「これからの時代を生きる人々が何を理解すべきか」について語っています。一度読むだけではそのすべてを理解することは難しいですが、何度も読み返すことでドラッガーの広大な知見にふれることができるでしょう。
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5位:ど素人でもわかる経営学の本
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この本は、タイトルの通り経営学を初めて学ぶ人に向けて執筆された一冊です。テーマは「今日から役立つ経営学のポイント」ということで、実在の企業をもとにすぐに使える知識を紹介しています。
例えば、ソフトバンクの「お父さん犬」はどのように生まれたか、経営学的な視点で解き明かしてくれます。また、なぜゲーム機は赤字でも問題ないのか、ドン・キホーテは何が新しかったのかなど、身近なテーマを基に、経営学とはどのようなものかを教えてくれます。
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4位:新しい経営学
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この本は、経営学をビジネスモデルで理解するというテーマで経営学について学ぶ一冊です。学問的な経営学は、「経営戦略」や「マーケティング」「アカウンティング」といった個別要素ごとの集合体ですが、これを現実のビジネスを構成する要素に切り口を変えて教えてくれます。
具体的には、「ターゲット」「バリュー」「ケイパビリティ」「収益モデル」という、現実のビジネスを構成する4つの要素から経営学を理解しようという手法をとっています。これにより、ビジネスの視点に近く、読者にわかりやすい内容となっています。
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3位:図解 カール教授と学ぶ 成功企業31社のビジネスモデル超入門!
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DeNA、楽天、アップル、LCC、QBハウス、アマゾン、facebook、インテル、クックパッド、
スターバックス、ZARAなどなど、実際に成功している企業を例に経営やビジネスモデルについて学ぶことができるのが本著です。
本の内容はストーリ仕立てになっています。主人公は「来週までに新規事業を考えてきて」と社長に突然命じられてしまう「ゆるビジ子ちゃん」。彼女は「カール教授」から今話題のビジネスモデルを教えてもらうことにしました。
楽しく話題の企業の経営について知ることができる、優れた一冊です。
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2位:読まずにわかる!「経営学」イラスト講義
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「経営学入門」とタイトルが付いている本も、中を見てみると文字だらけで何を言っているかわからない。経営学の本を探したことがある方であれば、そのような経験をしたことがあるかもしれません。
本著は、経営学の先生が全編講義形式で教えてくれる「誌上ビジネススクール本」です。 なんといっても一番の特長は、多忙で時間のない人向けに、各講義の要点がまとまった板書や、ポイントを押さえたイラストや図解でわかりやすく「読まずに」理解できるようになっていることです。
文字ばかりの本が苦手な方にもおすすめできる一冊ですよ。
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1位:大学4年間の経営学がマンガでざっと学べる
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マンガで学べるシリーズから一冊ご紹介します。本書では、「損益分岐点」「マーチャンダイジング」といった難しい経営学の用語も、マンガ形式で楽しく学ぶことができます。
「経営学」と聞くと少しむずかしい印象を持つ方も多いと思いますが、マンガを読む感覚で勉強できてしまいます。特に、初めて経営学を勉強してみようと思った方が、最初の一冊としておすすめです。
この本で、経営学の基本理論について学ぶことができます。
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まとめ
この記事では、経営学に関する本を10冊ご紹介しました。経営学と聞くと難しそうな印象を受けるかもしれませんが、意外にも初心者向けのわかりやすい本も多いです。
経営学は、会社の経営だけではなく、日常生活においても役立つ素晴らしい学問です。経営学に初めて興味を持ったという方も、この記事で紹介した本を読んで、経営学について少しでも知っていただけたら嬉しいです。