山本周五郎のおすすめ本6選【有名小説から隠れた名作まで】

「山本周五郎のおすすめ小説はどれ?」
「初めての一冊におすすめの作品を知りたい!」

山本周五郎といえば、多くの作品を誕生させた小説家です。そんな彼の小説を、「一体どれから読めばいいのだろう」と迷う人は多いでしょう。

山本周五郎の代表作のタイトルまでは知っているけど読んだことがまだないという人もきっと多いのでは?

ここではそんな人のために、山本周五郎の人気の作品を6冊紹介していきます。どれも面白いこと間違いなしです。ぜひ参考にしてください。

樅の木は残った(上・中・下)

読んでみて

仙台藩主伊達綱宗は放蕩を理由に隠居を命じられます。その後いろんな事件が起き「伊達騒動」と呼ばれました。

主人公の原田甲斐の藩のために悪人に手をそめても、自分の身を顧みもせず尽くした主人公が感動を呼ぶ作品でした。

みんなのレビュー

さぶ

読んでみて

仲良く奉公をしていたさぶと英二でしたが、身に覚えのない罪を着せられた英二が荒れてゆきました。

本の中心は英二の心境がほとんどでしたが、人として何が大事かを気づかせてくれた作品だと思いました。

そしてなんとか立ち直って欲しいさぶの英二への純粋な気持ちに感動しました。

みんなのレビュー

恥ずかしながら、山本周五郎先生初読み。 友人から薦められた一冊。 色んなものが入った濃い内容だった。 人間。人間。人間。人へ思いを馳せる、そして自分を振り返る。人は弱いけどこれを繰り返しやっていくしかない、と学びました。

引用元:読書メーター

赤ひげ診療譚

読んでみて

江戸時代に庶民のために病と戦っていた町医者の赤ひげと呼ばれた先生と、その弟子たちのひたむきさに感動を覚える作品です。

長崎帰りで自信に満ちていた若い医師昇が、赤ひげのもとでその自信を失いつつも貧しい庶民のためにどうしたらいいのかと奮闘するその成長ぶりが、生き生きと描かれていると思いました。

みんなのレビュー

父に勧められたのがきっかけで、山本周五郎の「赤ひげ診療譚」は10代の頃から何度も読み返している大切な本です。私の頭の中には登場人物、またどのシーンもある程度イメージが出来上がっているのですが、どの回もそれを圧倒的に上回る「赤ひげ」の世界が広がり、またどのセリフも(今の時代、くさくて言いづらいようなセリフが多いのに)役者の方たちが深く理解した上で発っしている真実味、どの回を何度見返しても胸が熱くなり引用も引用元:。

引用元: NHK

虚空遍歴

読んでみて

この本には上下感あるのですが、ここでは上巻を取り上げています。

武家の家に生まれていながら、唄が好きで浄瑠璃を極めたいと全てを捨てて旅立つ主人公の思いの強さに驚きました。

それと同時に彼の浄瑠璃に対するひたむきな純粋さが際立った作品だと思いました。

みんなのレビュー

語りの浄瑠璃といえば、思い起こされるのが山本周五郎さんの『虚空遍歴』だ。
当時、求道して煩悶する私にとって、それは共感どころでなく、
切なくも、胸がかき割かれるように迫って来た。
果たされない悲しさに泣き、また行く道に励まされもした。

引用元:まほろばブログ

寝ぼけ署長

読んでみて

山本周五郎といえば時代劇のイメージが強かったのに、現代物の作品で驚きました。この作品は最初山本周五郎の作とは伏せていたそうです。

読んで行くと居眠りしているようなとぼけた署長が、事件を解決して行くの現代のミステリー小説だったのですがその内容が痛快でとても面白く読めました。

さすが有能な作家は時代を関係なく作品が作れるんだと感心しました。

みんなのレビュー

栄花物語

読んでみて

この本を読む前は、田沼意次って汚職にまみれた悪人というイメージがありました。しかし、読んで行くにしたがい自分の考えが間違っていると気付きます。幕府のために必死な人だとわかりました。

そしてこの物語の中でメインとなっているのは翻弄される若い武士と女性なのですが、辛さとか苦しさで読んでいくこちらも少々辛くなる作品でした。

みんなのレビュー

まとめ

いかがでしたか?

山本周五郎という作家は、「伊達騒動」といい」田沼意次といい、悪名高い人物を違った目線から追っているところが実に面白く、また時代劇だけではなく現代劇も書いていることが以外でした。

多くの作品を世に送り出した山本周五郎の作品を是非手にとってみてください。

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