みうらじゅんのおすすめ本・書籍6選【エッセイ、紀行や児童書まで】

「みうらじゅんって名前はよくきくけど本も書いているの?」
「みうらじゅんの本はたくさんあって何から読めばいいかわからない!」

みうらじゅんさんのたくさんの書籍を前にこのように感じているのではないでしょうか?

あまりにも多くのジャンルで活動しているみうらじゅんさん。もちろん書籍もいろんなジャンルにわたって、たくさん出版されています。今回は「マイブーム」や「ゆるキャラ」の名付け親でもあるみうらじゅんさんのおすすめ書籍をご紹介していきます。

マイ仏教

読んでみて

「仏教が永遠のマイブーム」のみうらじゅんさんのエッセイスタイルで書かれた本です。前半は住職を夢見た仏像少年時代など、仏教に影響されたりされなかったりの彼の半生を、後半はもう少し真面目に仏教の教えをユーモアを交えながらわかりやすく解説しています。

ユルいけれど深いお話、おもしろいけれど心に染みるお話、一見ふざけているけれどとってもシリアスなお話。読み終わったあと、今までどこか堅苦しく感じられていた仏教が、もっと身近なものに感じられるのではないでしょうか。

みんなのレビュー

1章 仏像少年、2章 青春という名の荒業、がとにかく馬鹿馬鹿しくて面白くて、笑いました。
仏教の話を交えてるんだけど、中二病的な要素もいっぱいあって哲学的でもある。特に仏教中学の話がサイコー。
全体通して造語のオンパレードは、必読。

引用元:ブクログ

見仏記 道草篇

読んでみて

みうらじゅんさんといとうせいこうさんとの仏像を見に行く珍道中、見仏紀シリーズの最新作です。今回は長野、群馬、大分、青森、そして中国への見仏となっています。ところが「道草篇」というだけあって、寄り道かなり多めで、仏像を見る以外にもどんどん関係の無いところに足を伸ばしていきます。

シリーズを重ねるにつれ、年齢も重ねてきたアラ還二人の、息ぴったりのくだらなくも奥深いやりとりに魅了されてしまう一冊です。

みんなのレビュー

いつも楽しみ見仏紀。もはや長年連れ添った夫婦のように、言葉を交わさずとも互いを思いやり、労わりあうみうら氏いとう氏の間柄に心暖まる。なぜ表紙にパンダ?と思ったらついに中国四川は蛾眉山、楽山大仏まで行ってしまった由。パンダ基地も堪能されたようで、今回は見仏以外の寄り道もたっぷりページがあってそれも楽しい。みうらさんのマイブームにも言及があり、いとうさんは「みうらさんの仕事の中核は昭和をどれだけ残すか」とズバァっと言い切っており流石だ!と感心する。国東半島、ぜひ行ってみたい。熊野磨崖仏、真木大堂。

引用元:読書メーター

「ない仕事」の作り方

読んでみて

いろんなジャンルで活躍を続けるみうらじゅんさんが、「一人電通」という手法でどのようにして仕事を作り出していったかを語る一冊となっています。一見難しいビジネス書のように見えますが、ページをめくればユーモアあふれるみうらじゅんさんの世界に引き込まれます。

不思議と勇気のもらえる本です。人と違うことを始めることは怖いことかもしれませんが、この本を読んだ後ではとても魅力的なことのように感じられるかもしれません。

みんなのレビュー

名前は知ってるけど、何をしているかわからない方、という印象でしたが、なるほどと思えること多数。どれくらい一般的に参考になるかはちょっとわかりませんが、仕事を作る・とるうえで大事な考え方が詰まっていると思います。

引用元:読書メーター

さよなら私

読んでみて

短めのエッセイが詰まった本です。ゆるい文章で語られる「自分探し」ではなく「自分なくし」、他人と比較せず、他人のことを思って脇役になりきってみるというメッセージが心地よく響いてきます。

自分探しに疲れてしまった人たちに「自分なくし」という言葉はぴったりくるものではないでしょうか。哲学書のような内容ですが、みうらじゅんさんのやさしい言葉でわかりやすく書かれていますのですっと頭に入ってくる一冊です。

みんなのレビュー

この人の軽いタッチの仏教観、ちょっとツボにはまりました。こういう風に考えると人生楽になるよなーと。すべては自分の気持ちの持ちよう、自分を悩み苦しみに落としているのは自分、と肩の力が思い切り抜けました。キープ・オン・バカでいようと決めました。

引用元:読書メーター

正しい保健体育 ポケット版

読んでみて

教科書や大人が性について唱える綺麗事やごまかしを全て剥ぎ取って、痛快なまでにおもしろく、単刀直入に書いています。それでいて重すぎることはなくユーモラスでとても読みやすくなっています。

教科書の形をとった、思春期にさしかかった男の子向けに書かれた本ながら、大人も笑いながら、時に神妙になりながら引き込まれて読んでしまえるのではないでしょうか。難しい思春期のお子さんを持つ保護者さんにもおすすめです。

みんなのレビュー

全ての男子必読。恥ずかしくなる単語が並ぶが、圧倒的に「正しい」/義務教育とは恥ずかしさを学ぶものである。不自然に生きなければならない。生まれることと死ぬことは、人は自分では決められません。決めてはいけないのです。/「大切な人のために」という言葉が悔しいぐらいに響いた。こんなふざけた本なのに。

引用元:読書メーター

大人に質問!「大人ってどのくらい大変なんですか?」

読んでみて

児童館の小学校低学年を中心とした子供たちの素朴な「なんで?」「どうして?」に、大人代表のみうらじゅんさんが時に斜めからふざけて、時に真正面から率直に答えていく本です。

子供たちの真っ直ぐで素朴な質問にハッとさせられて、みうらじゅんさんの回答に思わずクスッと笑ってしまったり、ため息をつきながら納得させられたり、ほっこりしたり、じーんと染みたり、そんな一冊です。ゆるゆるとした時間に読んでみてはいかがでしょうか。

みんなのレビュー

おもしろかったー!「なぜ大人は筋肉もりもりなの?」に対する『SASUKE』を使った回答には職場で大笑い。年齢を隠すけど誕生日は、もツボ。ウケを狙いすぎずパッと答えてそうな姿が浮かぶし、短文のなかに哲学を感じる深いものも。また、いつのまにかやってしまっている大人のイヤなところを子どもへの回答として指摘された気もして、少し反省。気楽に読める良書。

引用元:読書メーター

まとめ

いかがてしたでしょうか?みうらじゅんさんのたくさんの本の中から、少し真面目な仏教理論の本から、子供たちに目を向けたほっこりにんまりな本まで、6冊をご紹介しました。

どの本も、みうらじゅんさんのユルくやさしい、それでいて鋭く心をついてくる文章でいっぱいです。

「みうらじゅんって名前はよくきくけど…」っと思っているみなさんも、ぜひ今回ご紹介した本を参考に、みうらじゅんの世界を覗いてみてはいかがでしょう。

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