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ロックの歴史とは?年表順で流れを簡単解説【代表曲やファッションも紹介】

「ロックはどんなふうに発展してきたの?」
「ロックが生まれたきっかけを知りたい!」

音楽ジャンルのひとつであるロック・ミュージック。ひとくちにロックといっても様々なアーティストやバンドがあり、その音楽性や思想は多岐に渡っています。

この記事では世界と日本のロックの歴史をたどりながら、代表的なバンドや時代背景などを紹介していきます。

ロックの歴史とは何か?その魅力とは?

ロックバンド

ロックミュージックとは

ロックは音楽のジャンルのひとつです。1950年代のアメリカで演奏されていた黒人音楽であるロックン・ロールやブルース、白人音楽であるカントリー・ミュージックなどから発展しました。各時代の若者たちの心をつかみ、様々に形を変えて今日に至ります。

アメリカで生まれたロック・ミュージックはイギリスに渡り、様々なスタイルのバンドやアーティストが生まれました。それぞれの国の特徴を持ったロックのスタイルは、USロックやUKロック、またはアメリカン・ロックやブリティッシュ・ロックと呼ばれています。

ロックの発祥は?

街角でブルースを演奏する人々

ブルースがロックン・ロールやリズム・アンド・ブルースに発展を遂げ、カントリー・ミュージックのビートやハーモニーと混ざりあった結果ロック・ミュージックは生まれました。

初期のロックン・ロールは主に黒人の音楽でしたが、第二次世界大戦を境として人々の移動に合わせて各地に広がっていきました。そしてエルヴィス・プレスリーの登場が白人たちにもロックン・ロールを聞くきっかけを与え人気を急上昇させました。

エルヴィス・プレスリー

カントリー・ミュージックの影響を大きく受けたロックン・ロールはロカビリーとも呼ばれ、スターのように輝くエルヴィスに当時の若者たちは皆憧れたと言います。そんな中イギリスに現れたビートルズによって、ロックは一気に人気の音楽ジャンルへと変貌していくのです。

ロックの特徴

エレクトリックなバンドサウンド

ロックの特徴的な楽器であるエレキギター

ロックのサウンドを決める大きな特徴のひとつは、エレキギターやエレキベースなどに代表されるエレクトリックな楽器の使用です。特にエレキギターはより過激な音を出すため意図的に音を増幅し、音色を歪ませるなど大音量での演奏が主流となりました。

また鍵盤楽器はアコースティックピアノも使用されていましたが、音量の問題でハモンドオルガンを演奏するバンドも多く存在しました。しかし1960年代に登場したシンセサイザーによって、キーボードのロックでの役割は大きく変化していきます。

思想やファッションにも影響を与えた

パンク・ファッション

ロックの歌詞にはパンク・ロックなどを筆頭に体制や政府に対する反発や戦争反対など、世間の声を代弁するようなものが多いのが特徴です。フォークロックの中心的アーティストであるボブ・ディランは、人々の心に刺さる詩的な歌詞を書き続けノーベル文学賞を受賞しています。

ファッションにおいてもロックは大きな影響を及ぼしています。パンクロックの破れたTシャツやデニムにアクセサリーを合わせる個性的な衣装や、グラムロックのアーティストに見られるメイクなど自己表現のための様々なスタイルが生まれました。

ロックの歴史から見るロックの魅力

現在ロックという音楽はポップスと同様、大衆の音楽として大きな地位を築いています。その背景には様々なロック・スターが現れ人々を魅了するとともに、時代時代の若者の不満や意見を言葉にする表現者としての立場を確立してきました。

ロックの歴史を知ることで好きなアーティストやバンドのルーツや影響を受けた音楽を知ることが出来るとともに、新しい音楽を知るきっかけにもなることが最大の魅力と言えるでしょう。

ロックの主なジャンル

ロックンロール

チャック・ベリー

アメリカの黒人音楽であるブルースやゴスペルから発展して1950年代中ごろに現れました。チャック・ベリーの「ジョニー・B・グッド」などは日本でもよく知られていて、ハリウッド映画の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の中で主人公のマーティが演奏することでも有名です。

またロックン・ロールの中でも、カントリー・ミュージックの影響を強く受けているエルヴィス・プレスリーらのような白人が演奏するものをロカビリーと呼びます。

ハードロック

レッド・ツェッペリン

1960年代以降のロックのスタイルであるブルース・ロックを、さらにラウドで大音量にしたハードロックが1960年代後半にイギリスで登場します。「レッド・ツェッペリン」や「ディープ・パープル」など多くのハードロックバンドが生まれ、現在でも根強い人気を誇っています。

またエレキギター奏者の個性が注目されるようになり「レッド・ツェッペリン」のジミー・ペイジや「ディープ・パープル」のリッチー・ブラックモア、「ジェフ・ベック・グループ」のジェフ・ベックなどのギターヒーローに憧れ、ギターを始める若者が大勢現れました。

プログレッシブロック

ピンク・フロイド

ハードロックと同じくイギリスで生まれた「革新的」「進歩的」を意味するプログレッシブロック。クラシック音楽や民族音楽など様々なジャンルとの融合や、アルバム全体を通してひとつの作品とするコンセプト・アルバムの考え方などが特徴です。

プログレッシブロックを代表するバンドには「ピンク・フロイド」「イエス」「キング・クリムゾン」などがあります。演奏者たちは高度な技術を持ち、難解なリズムやフレーズを演奏しました。また当時としては高価だったシンセサイザーなどの最新鋭の楽器も頻繁に用いられていました。

パンクロック

セックス・ピストルズ

1970年代中ごろのアメリカ・ニューヨークでパンクロックは生まれ、わずかに遅れてイギリスのロンドンでもパンクは演奏され始めます。パンクロックのミュージシャンたちは、当時チャートを占めていたハードロックやプログレッシブロックを産業ロックだと激しく攻撃しました。

セックス・ピストルズやラモーンズなどが有名で、現在の日本の音楽にも大きな影響を与えています。彼らが身に着けていた服装にも注目が集まり、ファッションの世界でもひとつのスタイルとして確立されました。

ヘヴィメタル

ドリーム・シアター

通称メタルと呼ばれるロックのサブカテゴリのひとつですが、ハードロックとの明確な違いはあいまいです。CDショップでも「HR/HM」などと表記されることも多く、楽器の編成などはハードロックとほとんど変わりません。

しかしヘヴィメタルはその名前の通り、よりヘヴィであることが重要視されます。エレキギターはより歪んだ音色でより低い音を鳴らし、速弾きと呼ばれる高速での演奏が求められます。ドラムなどは低音部の太鼓であるバスドラムを2つ使い、隙間が無いように叩き続けるツーバスもよく見かけます。

代表的なアーティストはブラック・サバス、アイアン・メイデン、ドリーム・シアターなどがいます。

オルタナティブロック

ニルヴァーナ

オルタナティブロックは1980年代にアメリカで生まれました。1970年頃の産業ロックへの反発から生まれたパンクロックの流れを汲んでいます。「型に収まらない」という意味を持っていてグランジやミクスチャーなどもオルタナティブロックに含まれます。

1989年にデビューを果たしたグランジを代表するバンドであるニルヴァーナや、ロックとラップの要素を合わせ持ったミクスチャーロックであるレッド・ホット・チリ・ペッパーズなどの存在がオルタナティブロックの存在を一躍有名にしました。

世界のロック史

1950年代―ロックンロールの登場

若者を熱狂させたエルヴィス・プレスリー

1950年代のアメリカでチャック・ベリーやリトル・リチャードと言った黒人のミュージシャンたちによってロックン・ロールは生み出されました。当時の黒人たちのスラングで「バカ騒ぎ」や「ダンス」のような意味があったと言います。

新しい娯楽として全米に広まると、徐々に白人にも受け入れられるようになります。そんな中現れたのがエルヴィス・プレスリーでした。彼はアメリカやイギリスの若者たちを熱狂させ、スーパースターに上り詰め「史上最も成功したソロ・アーティスト」としてギネス記録に認定されています。

1960年代―ビートルズの登場とフォークロック

ビートルズ

1960年にイギリスで誕生したビートルズは、結成当初エルビス・プレスリーやチャック・ベリーの影響を受けてロックン・ロールを演奏していました。イギリスで人気を得ると1964年にアメリカへ渡り、世界的バンドに成長していきます。

ビートルズに続けとイギリスからローリング・ストーンズやザ・フーなどのバンドも、アメリカへ進出していきました。当時のこのような流れを「ブリティッシュ・インヴェイジョン」と呼びます。

ボブ・ディラン

イギリスから逆輸入されたロックン・ロールに影響を受けたのがアメリカのフォーク・ミュージックを演奏していた人々でした。フォークとロックン・ロールが融合しフォーク・ロックが生まれ、ボブ・ディランなどのアーティストを輩出しました。

1970年代―ハードロックとプログレッシブロック

ディープ・パープル

ギターなどに使うエフェクターやアンプなどの音響機器の進歩により、ブルース・ロックをより激しく大音量にしたハードロックが登場します。1970年代に入るとハードロックは全盛期を迎え、レッド・ツェッペリンやディープ・パープルなどのバンドが活躍しました。

同じころ楽曲の構成の美しさや、アルバムの作品性を追求していたのがプログレッシブロックでした。またほかのジャンルとの融合もプログレッシブロックの特徴で、クラシック音楽や民族音楽、ジャズなどの要素を取り入れた楽曲も多く存在します。

1980年代―パンクロックの登場

パンクの聖地と呼ばれるニューヨークのライブハウス「CBGB」

1970年に全盛期を迎えていたハードロックやプログレッシブロックは商業的に巨大化し、演奏者たちは技術を駆使した難解な楽曲を演奏する様になって行きました。そんなロックに疑問を持っていた若者たちが演奏し始めたのがパンクロックです。

政府や体勢を皮肉った過激な歌詞や特徴的なファッションは、はけ口を探していた若者たちの心を掴みました。またパンクロックはシンプルで簡素な楽曲の多いので、「自分にも演奏出来るかも」と多くの人々に思わせ数々のバンドが生まれるきっかけにもなりました。

1990年代以降―ニルヴァーナやレッチリの大ヒットとブリットポップの流行

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ

1970年代後半に水面下で誕生していたオルタナティブロックが、1990年代に入り人気を獲得し始めます。中でも1991年にデビューを果たしたニルヴァーナの影響は非常に大きく、オルタナティブロックの中でもグランジと呼ばれています。

2012年にロックの殿堂入りを果たしグラミー賞を3回受賞しているレッド・ホット・チリ・ペッパーズは、ロックとラップを融合させたスタイルで大成功を収めました。

オアシス

またイギリスではブラーやオアシスなどを中心に、イギリスらしいロックへの回帰を遂げブリットポップと呼ばれました。

日本のロック史

1960年代―ベンチャーズとグループサウンズ

ベンチャーズ

1962年に初来日したベンチャーズは日本にエレキギター・ブームを巻き起こしました。またベンチャーズは日本の歌謡界にも「京都慕情」や「雨の御堂筋」など数々の名曲の作曲家としても作品を残しています。

1966年にビートルズが行った唯一の日本公演以降、日本国内ではエレキギターを中心としたバンドが流行し「グループ・サウンズ」と呼ばれました。スパイダースやブルー・コメッツ、タイガースなど100を超えるグループがレコードデビューを果たしました。

1970年代―はっぴいえんどのデビュー

はっぴいえんど

日本のロックの先駆けと呼ばれた「はっぴいえんど」がデビューしたのは1970年のことです。当時のグループサウンズのように海外の楽曲を英語でカヴァーするのではなく、日本語で歌うロックを確立した伝説的なロックバンドです。

「はっぴいえんど」はメンバーである細野晴臣、大瀧詠一、松本隆、鈴木茂の4人全員が、現在に至るまで第一線で活躍し続けているモンスターバンドでもあります。

1980年代前半―BOØWYやRCサクセションが活躍

BOØWY

1980年代に入ると海外のロックに影響を受けつつも、日本独自のロックを演奏するバンドが増え始めます。ロックは大衆にも受け入れられ始め、チャートインする楽曲が現れたのもこの時期でした。

また1980年以降のロックは細分化していき、日本のロックシーンも広がりを見せ始めます。1970年代にイギリスで流行していたグラムロックに影響を受けたBOØWYやRCサクセションなどが活躍し、日本のパンクロックの代表的なバンドであるザ・ブルー・ハーツも1985年に結成されています。

1980年代後半―バンドブーム到来

ザ・ブルー・ハーツ

1980年代後半から1990年代前半にかけてバンドブームが起こり、日本中で数々のロックバンドが結成されました。1989年より放送されたバンドオーディション番組「三宅裕司のいかすバンド天国」通称「イカ天」の影響も大きく、アイドルや歌謡曲を押さえてヒットチャートを独占するようになります。

代表的なバンドとしてはザ・ブルー・ハーツ、ユニコーン、爆風スランプ、レベッカ、リンドバーグなどがありますが、他にも有名なバンドはまだまだあります。紹介しきれないほどのバンドがこの時期にデビューを果たしヒット曲を送り出しました。

1990年代―ビジュアル系ロックとメロコアの流行

X JAPAN

1990年代に入るとビジュアル系ロックバンドが現れ始めます。GLAYやL’Arc〜en〜Cielがデビューを果たし、若者を中心に人気を博しました。またX JAPANやLUNA SEAなどのカリスマ的なバンドも現れ、髪型やファッションの奇抜さが注目を集め社会現象にもなりました。

1991年結成のHi-STANDARDが1999年にリリースしたアルバム「MAKING THE ROAD」は国内外あわせて100万枚以上を売り上げ、日本にメロコアブームを巻き起こしました。

ロックの歴史に関するまとめ

いかがでしたか?

ロックの歴史を知ることによって、好きなバンドが活躍した時代背景や同じルーツを持つ他のバンドを知ったりすることが出来ます。きっと新しい音楽を知るきっかけにもなることでしょう。

ぜひご自身の好きなロックバンドの歴史を掘り下げてみてください!

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