「手軽に歴史を学べる雑誌はないのかな?」
「歴史雑誌はたくさん出ているけれど、おすすめはどれ?」
歴史をテーマにした雑誌もいくつも出ていて、写真が豊富なので読みやすいですよね。専門書よりも内容は浅くなりますが、気軽に読めるため雑誌で歴史を学びたいという人も多くいます。毎号、様々な特集が組まれるのも特徴で、本と違って雑多な情報に触れられるので、それまで興味のなかった分野の魅力に新たに気づくこともありますよね。
この記事では、歴史雑誌をおすすめ順のランキングにして8冊ご紹介します。歴史をテーマにした総合雑誌や、特定の時代・分野を扱ったものなどを取り上げました。歴史を知りたいときに、ぜひ参考にしてみてください。
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8位:日本の城DVDコレクション
読んでみて
日本全国の城から1つをテーマとして取り上げ、深掘りしていく雑誌で、毎号、お城を紹介するDVDもセットになっています。築城の背景や天守の構造、城主となった人物や合戦の様子など、豊富な特集記事が掲載されていて、その城を隅々まで知り尽くすことができます。
付属のDVDでは、ドローンを使った空撮や普段は見ることのできない非公開エリアなど、ここでしか見られない貴重な映像が収録されています。日本の有名な城はほぼすべて網羅しているので、お城好きの方はぜひ一度手に取ってみてください。
みんなのレビュー
一度は行ってみたい松本城ですが,益々行きたくなりました。このシリーズを読んだりdvdを見ると,ガイドがなくても観るポイントもわかります。毎回楽しみです。
引用元:読書メーター
7位:週刊 日本刀
読んでみて
昨今ブームになっている日本刀をテーマにした雑誌で、毎号1つの刀をテーマとして扱います。国宝や重要文化財など貴重な日本刀も特集され、テーマとなる刀は原寸大で印刷されているので、波紋など細かい部分まではっきりじっくり鑑賞することのできる刀剣好きにはたまらない雑誌といえます。
刀の紹介とあわせて、その刀を使っていた人物や、刀にまつわる伝説なども特集しているので、刀剣に関連した歴史を深く知ることができておすすめです。
みんなのレビュー
実物大の日本刀ファイルでは毎号その大きさに驚かされるが、今号も太刀なので明石国行は97センチという長さで、これを引きずらずに持ち歩くというだけで至難の技の様な気がする。そんな下賎な心配はともかく、明暦の大火で焼失した国行の名刀についても詳しい。他に南海太郎朝尊、日本号の逸話など、刀剣乱舞の審神者には興味深い一冊。
引用元:読書メーター
6位:世界史人
読んでみて
歴史人の増刊号として発売されている雑誌で、世界史のなかでも特に第二次大戦の戦史を中心に特集しています。初心者用の広く浅めの内容を扱っていて、解説も豊富なイラストやCG、写真を駆使した分かりやすいものになっています。
詳しい方だと知っている内容が多くなってしまうかもしれませんが、中にはマニアックな記述もあるので、第二次大戦に興味のある方ならきっと楽しめるでしょう。
みんなのレビュー
本屋で平積みになっていたので思わず手に取る。ドイツ装甲師団の誕生から滅亡までを、ポーランド戦からアルデンヌの戦いの説明を交えながら、また各戦車の特徴を写真・イラスト・CGを駆使して解説したムック本。駆け足的とはいえドイツ装甲師団の概要を掴むには十分な情報量。
引用元:読書メーター
5位:季刊邪馬台国
読んでみて
日本の古代史をテーマにした歴史雑誌で、タイトルは邪馬台国となっていますが、縄文時代や古墳時代などそれ以外の分野も扱っています。
専門家の論文から珍しい書籍の紹介など、日本の古代史研究に関わる中身の濃い情報がたくさん掲載されており、特に、雑誌名になっている邪馬台国に関しては、ほぼ毎号特集が組まれています。比較的マイナーな古代日本をメインにしている貴重な雑誌といえるので、古代のロマンに触れてみたい方はぜひ一度読んでみてください。
みんなのレビュー
貴重な考古学情報雑誌。編集長が邪馬台国九州説の論者であるので九州説よりのところは否めないが、非常にバラエティ、時事ニュース共に幅広く深く掲載されている。これからも頑張っていただきたい。
引用元:Fujisan.co.jp
4位:歴史群像
読んでみて
学研から発売されている歴史雑誌で、表紙に戦史・ミリタリーマガジンとあるように、歴史上の戦いや戦争、軍事に関する事柄を専門に扱っています。
特に、第二次大戦や大平洋戦争の分野に強く、記事の多くはこれに関連したものになります。他に、戦国時代もよく特集が組まれているので、この2つの時代に興味のある方にはおすすめです。逆に、戦いが関係しない文化や歴史的建造物の特集などはないといっていいでしょう。
他ではなかなか見られないマニアックな記事も多く、少し上級者向けといえますが、より深く歴史を学びたい方におすすめの雑誌です。
みんなのレビュー
こちらの雑誌は歴史と戦記とダブルで楽しめるので楽しく読んでます。 色々と新たな事実や仮説の追加で何年か前とは違った事実もあり非常に興味がそそられています。
引用元:Fujisan.co.jp
3位:歴史人
読んでみて
人物から事件・文化まで幅広い分野を扱っている総合歴史雑誌で、戦国から江戸時代にかけての特集を中心としているのが特徴です。明治時代以降の記事が取り上げられることはあまりなく、幕末以前の時代に興味がある方におすすめの雑誌です。
タイトルは歴史人ですが、掲載される記事は人物だけではなく、戦国など特定の時代を解説するものから、人物の特集、刀剣の特集など、バリエーション豊かな内容で、毎号楽しませてくれます。別冊として零戦特集など、普段取り上げない時代の特集号も発売されていますので、気になるものがあれば、ぜひ手に取ってみてください。
みんなのレビュー
歴史人は、戦国時代限定になってからは、マンネリ化していましたが、以前のように時代限定をなくしてから、ローテーションのテーマが、毎回深堀されて進化しています。 新たに出された新説を積極的に掲載しており、新説の目線で編集されています。定説と新説の比較、反論等。読んでいて飽きない構成になっています。 今後も新しい切り口で歴史を深堀してください、
引用元:Fujisan.co.jp
2位:時空旅人
読んでみて
歴史街道と同じく、幅広い時代を扱う総合歴史雑誌で、タイトルに旅人とあるように、太平洋戦争の史跡など歴史に関する名所・史跡を実際に巡る特集が多く組まれているのが特徴。
アイヌの文化や法隆寺など、文化・芸術に関する特集も多く、古代エジプトのように日本だけでなく世界史も積極的に扱います。史跡・文化そのもののだけでなく、時代背景に関する解説・考察記事も充実しているため、どうしてこうした文化や史跡が生まれたのかも理解しやすいでしょう。実際に歴史の舞台に出かけて見たくなる唯一無二の魅力的な雑誌です。
みんなのレビュー
まずタイトルが魅力的、時空の旅人。各号のメインテーマはとても楽しみで、旅雑誌と歴史雑誌を合わせたような内容は、深読みするとかなりイッパシのことを知りちょっとした先生?専門家?気分。ただ、じっくり読むことができず溜まってしまっており、あちこち読み散らかしている。
引用元:Fujisan.co.jp
1位:歴史街道
読んでみて
人気・発行部数ともに1位を誇るといわれる歴史雑誌の代表格。古代の邪馬台国から近現代の第二次大戦まで幅広い時代と、人物から文化、建築まで幅広い分野を扱っている総合歴史雑誌です。
毎月、様々な特集が組まれるので、自分が興味のある号から買い始めるのがいいでしょう。執筆陣も各分野で著作などのある代表的な人物で、わかりやすく質の高い記事が揃っているので、初心者の方でも楽しみながら歴史を学ぶことができるでしょう。
みんなのレビュー
歴史大好き人間の私にとって必読の書、長く読み続けていますが、同じテーマが何度も出てきます、でも、その都度新発見があり、改めて、歴史って面白いと思います。歴旅の参考にもしています。
引用元:Fujisan.co.jp
まとめ
雑誌の良いところは、読者の興味を引く面白い特集記事が掲載されているところや、幅広い雑多な記事が載っているので、それまで自分が興味のなかった分野の魅力についても学ぶことができるところです。
気軽に読むことができる雑誌は、初心者が歴史を学ぶ上でとても良い情報源といえるでしょう。気になる特集があれば、その分野の専門書籍を購入するようにしていけば、無理せずにより深く歴史を学んでいくことができるはず。
ぜひ、この記事を参考にして、雑誌で楽しく歴史を学んでみてください。以上、歴史雑誌のまとめでした。