【24年1月最新】地理学を学べるおすすめ本・書籍ランキングTOP15

「地理学ってどんな学問なんだろう」
「地理を知って、もっと世界を知ってみたい!」

学生時代、「こんなものを学んで何になるんだよ」と思って授業中に寝ていたり、近くの友人と喋ったり、手紙を回したりしていた経験はありませんか?筆者の周りにもそういう友人がたくさんいました。けれども大人になってから「あぁ、あの授業をちゃんと聞いておけば…」と後悔した経験もあるのではないでしょうか。

今回は、筆者が高校時代に得意だった教科「地理」についておすすめの書籍を15冊ご紹介させていただきます。初心者向けの入門書からある程度地理に詳しい上級者向けの書籍まで、おすすめ順のランキングにしてまとめました。

地理を知ることで、世界を多角的な視点で見ること、そしてよりその土地を知るきっかけになるはずです。

この記事を書いた人

一橋大卒 歴史学専攻

京藤 一葉

Rekisiru編集部、京藤 一葉(きょうとういちよう)。一橋大学にて大学院含め6年間歴史学を研究。専攻は世界史の近代〜現代。卒業後は出版業界に就職。世界史・日本史含め多岐に渡る編集業務に従事。その後、結婚を境に地方移住し、現在はWebメディアで編集者に従事。

15位:JTBの鉄道旅地図帳 正縮尺版

読んでみて

2020年にJTBパブリッシングから刊行されたムック本。2020年現在に使用されている全国の鉄道路線図が掲載されており、路線名・駅名などを調べながら旅のプランニングが出来るといった一冊になっております。

地理学を学ぶことによって、どこにどんな鉄道が走っているのか、最北端から最南端までどのようなルートで行くのか、といった空想旅行を楽しむことが出来ます。この本を参考に脳内旅行を立ててみてはいかがでしょうか。

みんなのレビュー

読んだ本に登録を迷ったが、「夏の日の思い出」をつぶやいた読み友さんの言葉で登録を決めた。鉄道フアンではないけれど列車の旅は好き。地図も好きだが鉄道地図も面白い。各駅停車で気が向いた駅で途中下車する旅が好き。以前乗った路線が変わっている事に驚き(大船渡線の一部がバス運行)、乗ってみたい車両に登場するお洒落な名前に感激し(JR三角線の「A列車で行こう」は乗ってみたくなる)、大糸線…懐かしい。黒部渓谷鉄道に憧れる。信越本線から七尾線沿線を数日かけて旅した思い出。…水芭蕉の季節に尾瀬を歩いてみたくなった。

読書メーター

14位:JTB時刻表

読んでみて

1925年にJTBの前身である日本旅行文化協会時代から創刊された雑誌『汽車時間表』が形を変えながら現在まで発行されている雑誌。2020年現在までに運用されている鉄道、飛行機、高速バスなどのダイヤが記載されております。

かなりの上級者になると、時刻表だけで脳内旅行することが出来ると言われています。現在では時刻表アプリを使い、路線検索を使うことですぐに時間が分かるという便利な時代になりましたが、あえて時刻表を使って、自分だけの理想の旅行プランを考える、といった楽しみ方をしてみてはいかがでしょうか。

みんなのレビュー

日本の時刻表は1894年(明治27年)10月5日に庚寅新誌社が出版した『汽車汽船旅行案内』が最初である。『汽車汽船旅行案内』は福沢諭吉の勧めでイギリスの時刻表を元に作成されました。慶應義塾大学卒業生としても所縁がある。これを記念して10月5日が時刻表記念日をした。今やインターネット検索で発車時刻を調べる時代です。改札で駅員が切符に鋏を入れたことを知らない世代が出ている。時刻表を歴史として認識する世代も出てくるかもしれない。

読書メーター

13位:改訂版 視覚でとらえるフォトサイエンス地学図録

読んでみて

2018年に数研出版から刊行された大型本。地学とは、宇宙から見た地球を研究する学問で、地層や大気、海洋といった自然を科学的に分析した理系学問となっています。地理学とは近い関係に位置する学問なので、知っているとより地理学への理解が深まります。

また、地球の環境についても掲載されており、日本の自然災害や地球環境と生態系の変遷なども知ることが出来ます。身近な動物も、長い年月を経て今の時代に適した体になっていると思うと、人間もその時代に適応しなければ生きていけないんだなと実感します。

みんなのレビュー

収録中断中のタモさんに思いを馳せていたら、勢いで地学をイチから勉強したくなって。およそ50年前、小学校入学時に買ってもらった百科事典の宇宙と地球の巻だけを中学生になるまでボロボロになるまで読み返していたのを思い出した。早くタモさんがブラブラできる日が来ますように。

読書メーター

12位:みんなの空想地図

読んでみて

2013年に白水社から刊行された単行本。テレビ朝日系列のバラエティ番組『タモリ倶楽部』などでも取り上げられた「地理人」こと、今和泉隆行さんが執筆した本で、どこにも存在しない空想地図を制作し、その地図から妄想して楽しむ、というマニアックな一冊。

いわゆる二次創作に近い趣味かもしれませんが、ゲームソフト「シムシティ」のように街を作るにあたり「ここに消防署を置いてみよう」「ここから電車を走らせれば便利かな」と妄想した経験などないでしょうか。本作は、今和泉さんが描いた空想地図を眺めて、その空想に時代背景などをつけて、さらに広げるというマニアックな世界観が広がっています。

みんなのレビュー

3才くらいのおえかきですでに実際のバスや路線図、地図をまねしながら描き、小学生になると本当にありそうな空想バス路線図を描いています。さらに小6くらいでは空想都市地図も描き、これも圧巻です。このように著者の子どものときからの空想地図と、描き進め方やエピソードなとがまとめられています。マニアックすぎてついていけません(最大級のほめ言葉)。当時描いていた空想地図が今でも進化し続けてウェブ上で公開されているとは、夢があります。終盤にある、このようなマニアックな趣味に対する著者の考え方も印象的でした。

読書メーター

11位:日本列島100万年史 大地に刻まれた壮大な物語

読んでみて

2017年に講談社から出版された新書。首都大名誉教授の山崎晴雄氏などが執筆した新書で、自然地理学をテーマに、100万年に及ぶ日本列島の形成や、地殻変動など様々な視点から日本列島にまつわる地理学を紹介する一冊。

よく、地震が起きるとSNS上で「南海トラフ」という言葉を目にしますよね。では、その南海トラフとはいったい何のことなのでしょうか。また、富士山はいつ噴火するのか、といった災害についての地理学なども掲載されているので、自然災害への理解を深めるのにもおすすめです。

みんなのレビュー

日本列島の成り立ちと、日本各地の特徴的な地形を解説した一冊。「プレートテクトニクス」をもとに、ユーラシア大陸の東の端だった陸地が現在の位置に移動してきて弧状になり、日本列島となった経緯の説明。さらに地形に変化を与える気候変動による海水面の上下や風雨雪氷などによる浸食が、特色ある地形を生み出していった様子が語られる。火山灰の積もった平らな台地に作られた空港、三内丸山遺跡と縄文海進、そして中央部が沈降し周辺部が隆起する関東平野など、絶えず変化し続ける日本列島の地形の奥深さを感じることができた。

読書メーター

10位:ブラタモリ

読んでみて

2016年からNHK出版より刊行されている公式番組本。2008年から断続的に放送され、2009年からレギュラー放送が始まったNHK総合の教養番組「ブラタモリ」。その番組内のレポートやこぼれ話などが掲載されたファンブックのような一冊となっております。

番組では、ガイド役の准教授や学芸員よりも先にタモリさんがその土地にの成り立ちなどについて答えてしまう印象的なシーンがあります。タモリさんの博学ぶりはもちろんの事、番組で訪れた名所やその土地の観光情報等も掲載された、旅行のお供におすすめの一冊です。

みんなのレビュー

街の成り立ちを、土地や建物に残された痕跡から、歴史・文化・地質学などさまざまなアプローチで掘り下げ、これまでとは一味もふた味も違うディープな街歩きを楽しめる。本編では語り切れなかったエピソードや、ロケの撮影風景の特別写真、街歩きに便利な地図などを多数収録。長崎「”坂の町・長崎”の始まりとは? 」「長崎の近代化は海から?」金沢「加賀百万石はどう守られた?!「金沢の[美] 〜金沢は美のまち!?」鎌倉「800年前の『まちづくり』とは?」「鎌倉が観光で発展し続ける理由は?」――番組+αの読応え

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9位:地名から歴史を読む方法―地名の由来に秘められた意外な日本史

読んでみて

1999年に河出書房新社から刊行された新書。日本にある様々な地名から、その地名の由来となった歴史などを紐解く、といった内容。皆さんの住んでいる地域にも、その町の由来となった出来事などを小学校の社会の授業などで調べた経験などあるのではないでしょうか。

例えば、東京都中央区にある「銀座」は、元々、銀を製造する場所があったことからその名がつけられたと言われております。このように、地名の由来を調べると、その土地の歴史が見えてくるといった楽しみ方などが出来ます。

みんなのレビュー

同じ地名を至る所で見る理由とか、意味が掴めなかった地名はある言葉の言い換えであったこと等、興味深く読めました。普段何気なく目にする地名も昔の人が付けたものが残っていたり消えてしまったりしていて、ロマンがある。歴史を学ぶ時、旅行に行った時、ふと思いを馳せてしまうことでしょう。地図を眺めて1日過ごせるかも?

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8位:世界がわかる地理学入門

読んでみて

2018年に筑摩書房から刊行された新書。後ほどご紹介する『人間の営みがわかる地理学入門』を執筆した水野一晴氏が執筆した作品で、水野氏が訪問した50か国以上の国々の紹介とエピソードが織り込まれた一冊。

新書は参考書などとは違い、図表などが少なく読みづらく感じますが、本のサイズが小さいのでカバンなど持ち運びに便利なので電車内などで読めるといった利点があります。また、図表なども掲載されているので、より内容が分かりやすくなっています。

みんなのレビュー

ケッペンの気候区分を元に、その地域に特徴的な地形や動植物、さらにはそこで生活を営む人々の様子をまとめている。高校地理で習う内容とほぼ被っており、自分は復習する気持ちで読んだ。筆者の専門は自然地理学で、その分野の解説は簡潔かつ明瞭。人文地理学的な部分は主に他者の研究を紹介しているが、むしろこちらの方が気合が入っていて充実しているかも(たぶん、こちらの方が一般の人でも興味を持つ人が多いだろうし)。面白いし勉強になるし、これは大変優れた地理の参考書ですね。

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7位:読むだけですっきりわかる世界地理

読んでみて

2017年に宝島社から刊行された文庫本。著者は累計145万部を突破した『読むだけですっきりわかる日本史』などの「読むだけで分かるシリーズ」を執筆した後藤武士氏。本作は世界地理をテーマにした一冊となっています。

テレビなどではよく見るけど、実際どんな環境や政治状況なんだろう、と考えたことはないでしょうか。世界地理を深く知ることで、各国の政治、経済、世界遺産などがはっきりと明確になり、世界情勢のニュースなどがより頭に入って来やすくなります。

みんなのレビュー

地理についてきちんと(できたかはさておき)勉強したのは中学生が最後。日本史を学び直したいと考えたが、世界における日本という国について学ぶべきと考え、世界地理と世界史を勉強しようと決意。そしてこの本を読む。各国の歴史・文化・政治・思想について簡単にまとめられており、世界地理について概略を俯瞰できた、ような気がする。間を置かずに再読したい。

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6位:忘れてしまった高校の地理を復習する本

読んでみて

2012年に中経出版から刊行された高校地理の学び直し参考書。東進ハイスクール講師であり『山岡の地理教室B』なども出版している山岡信幸氏監修の参考書で、高校で習う地理を振り返る内容になっております。

筆者は高校時代、日本史を専攻していたのですが、1年生の時に地理・世界史・日本史を習う時期があり、筆者はいずれも評価5を取っておりました。高校で地理を断念したという方も、この本を使って学び直してみてはいかがでしょうか。

みんなのレビュー

世界経済を考える上で地理の重要性を再認識し、読んだ。筆者の参考書は高校地理のバイブルになっている。評者も通読した。現代社会を地理的な視点から眺める一般書。カラーな事もあって、楽しく読める。世界の結びつき・民族・自然環境・環境問題・経済・文化・地域といった様々な角度からざっくりと時事的問題に触れる。政治や経済などと違って、物質的な存在があるために知識として知れば、その分だけ身になっている気がするのが嬉しい。世界の時事問題に興味を持った人や、経済活動の基盤である資源に関する最小限の情報を押さえたい人に勧める。

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5位:読めばわかる!日本地理

読んでみて

2016年に朝日学生新聞社から出版された小学生向け参考書。早稲田実業の教諭である竹林和彦氏監修の参考書で、身近な日本の地理や地図記号などについて物語仕立てで解説している一冊となっております。

小学生時代、地図記号などが覚えられずに社会が苦手科目となってしまった苦い経験をした方などいるのではないでしょうか。本書は電子書籍版がも刊行されているので、子供と一緒に勉強し直すことも出来る一冊となっております。

みんなのレビュー

大きめの文字と可愛いイラストで日本を教えてくれる。案内役が宇宙人と妖怪と言うのが勉強色を和らげてくれている。後半の各都道府県の紹介は、自分の住んでいる県や縁のある県が出てくると嬉しくなる。しっかり読み込めばかなり知識が増えるけど、メインの文章だけ読んでもなかなか勉強になるんじゃないかと思う。

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4位:人間の営みがわかる地理学入門

読んでみて

2016年にベレ出版から刊行された参考書。京都大学大学院にて助教授を務める水野一晴氏による地理学の解説書で、主に人文地理学についての解説がメインとなっている一冊です。人文地理学とは、その土地に暮らす人間がどのような生活をしてきたのかを読み解く学問です。

例えば、ある土地ではリンゴの生産が盛んとなっているとします。では、何故その土地がリンゴの生産に適しているのか、いつからリンゴの生産が盛んになったのか、というように、農作物からその土地の気候や歴史などを紐解いていくのが人文地理学の魅力となっています。

みんなのレビュー

最も分かりやすい人文地理学の本と言って差し支えないだろう。自然が人間生活を規定するだけでなく、人間の欲望のために自然が利用され、時には自然が改変される。自然の改編が進みすぎる時に、自然からのしっぺ返しを食らうこともある。地理学を学ぶことで、自然をどう活かすかが推測できるようになる。現代人は、自然を自己都合で変えてきた。それによるしっぺ返しから、より学んでいかなければならない。

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3位:はじめて地理学

読んでみて

2017年にベレ出版から刊行された参考書。愛知学院大学の講師を勤める富田啓介氏による地理学の解説書で、主に自然地理学についての解説書がメインとなっております。自然地理学とは、その土地の気候や地形などを研究する学問です。

例えば、ある風景を切り取り、その風景が成り立つまでの歴史やその土地の気候、地質などを研究する、といった学問です。少し理系分野にも近い学問ですが、その土地を読み解くことで、その土地に住んでいる生態系などを調査する手掛かりになる、などの重要な学問となっています。

みんなのレビュー

地理学と言われると、何を研究するのかはっきりと分かっていなかったが、この本を読んで、地理学は日常生活での何気ないことから、大きなことまで取り扱うバラエティに富んだ分野なのだと知った。また、日常のあらゆる場面が「地理学」になるという考えは、地理学の幅広さを感じさせた。何気ない日常の物事に対して興味を持つことがいかに重要か、問いかけられているような気がした。

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2位:もっと日本が好きになる!なるほど都道府県312

読んでみて

2019年、えほんの杜から刊行された小学校低学年向けの参考書。跡見女子学園の観光マネジメント学科准教授の篠原靖氏監修の参考書で、日本の各都道府県の名所、名産品、妖怪など各地方の魅力を織り込んだ一冊。

各都道府県ごとに名産品を模したキャラクターが解説するなど、子供たちに向けた参考書となっており、この本をきっかけに各都道府県への興味を持つための入り口としておすすめの本となっています。この本をきっかけに、地理への興味を持たせてみてはいかがでしょうか。

みんなのレビュー

特産品のキャラクター面白い。既知のことも改めてクイズで出ると出てこない!地名や名産を覚えるのは脳が若々しい10代がベストだ。あの頃覚えたことは一生。大きい県2位岩手、3位福島。日光の日本一高い場所にある湖→中禅寺湖。小笠原諸島の位置を初めて知る。硫黄島の戦いもここ。富山県の日本一高いダムは黒部ダム。リニア中央新幹線は新幹線の2倍の速度。福井県の崖は東尋坊。静岡県の登呂遺跡。コウノトリは絶滅した天然記念物。鳥取砂丘は海風で日本海の砂が岸に打ち上げられてできた。鹿児島県の種子島は大型ロケットの発射場がある島。

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1位:中学校の地理が1冊でしっかりわかる本

読んでみて

2017年にかんき出版から刊行された参考書。代々木ゼミナールの講師である宮路秀作氏が監修した地理の参考書で、「世界の姿」「世界各地の生活と環境」といった中学での地理分野に特化した参考書となっております。

中学地理では主に世界の気候などを記憶するだけというイメージがありますが、本作では「その気候から身を守るためにどのような生活をしているのか」、「日本とはどのような関係があるのか」などを分かりやすく解説している一冊となっています。中学から学びなおしたい人にはおススメです。

みんなのレビュー

わかりやすい。中学校地理だけに、情報が厳選されていて、世界と日本の様相の概要がわかる。偏西風の動きと各国・各地域の気候に与える影響や、世界の中の日本の立ち位置(面積は結構大きいほうの部類に入る)など、忘れていた知識を復活させられた。ユダヤ、キリスト、イスラム教は厳しい砂漠に住む人々が、絶対的な神を熱望して創出した宗教であるなど、世界史と絡ませられそうな知識も面白い。海外や旅行に関するテレビ番組を面白く見るために、世界史と地理は勉強していく所存。本書はそのとっかかりとしてよかった。

読書メーター

まとめ

ひとえに「地理学」と申しましても、自然からその土地を読み解く「自然地理学」と、生活などから読み解く「人文地理学」という2種類の地理学があり、どちらも土地を知ることで、その場所の歴史が分かるといった内容の学問になっております。

学生時代は「とりあえず詰め込んでおけばいい成績が取れる」くらいにしか思っていなかった教科も、大人になるにつれ、「このニュースはこういう事なのか」と、知識を広げるために必要だったのかと改めて実感するときがあります。そんなときこそ学び直しのチャンスかもしれません。

新たに学びなおすことは、自分の視野を新たに広げるチャンスです。この記事をきっかけに地理学に興味を持っていただければ幸いです。

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