「アンデルセンの童話が好きだけれど、実際どのような人なのか知らない」
「アンデルセンについて詳しく調べたいけれど、どの本を読めばいいかわからない」
アンデルセンについて調べようと思っても、童話や書いた本は出てきても、伝記になるとどれを読めばよいのかわからない人は多いのではないでしょうか?アンデルセンの人生に迫ることは、彼の書いた童話に対するイメージも変えかねないですから、ちゃんとした本を読みたいですよね。
今回は、アンデルセンの人柄や人生を知りたい人におすすめの本6冊を、伝記小説、漫画という2つの切り口でご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
ありのままのアンデルセン
読んでみて
イギリス出身のジャーナリスト、マイケル・ブースによるアンデルセンの一人旅の追体験本です。アンデルセンは生前、人気作家としてヨーロッパ各地を渡り歩いていましたが、デンマーク移住を機にアンデルセンに興味を持った現代のジャーナリスト・マイケルによってその旅程が再現されます。
アンデルセンの事績のみを追った旅行記・伝記に終わらず、アンデルセン自身の心情なども細かく考察されており、読み終わった時には、アンデルセンという人物はこのような人物だったのでは?と目の前にはっきりと浮かんでくるような気すらします。
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アンデルセン―世界じゅうで愛される「童話の王さま」 学習漫画 世界の伝記
読んでみて
小学生でも読みやすい、アンデルセンの伝記漫画です。しかし子供向けだと侮ることはできません。アンデルセンの苦労、悲恋や孤独、悲しみ、そしてそれとは裏腹に人気作家としての栄華などが余すことなく描かれています。
アンデルセンってどんな人だろう…?というイメージをつかむのにはうってつけの1冊です。この1冊だけでもあなたの抱いていたアンデルセンのイメージががらっと変わるかもしれません。
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メンデルスゾーンとアンデルセン
読んでみて
ドイツの若き天才作曲家メンデルスゾーン、デンマークの童話の王様アンデルセン、そしてスウェーデンのソプラノ歌手リンドという一見関わりが無さそうな3人の運命的な出会い、別れを描いた意欲作です。
「怖い絵」などで知られる中野京子先生によるノンフィクションで、3人によって生み出される地獄のような三角関係だけにとどまらず、アンデルセンの出自にまつわる苦しみ、メンデルスゾーンのユダヤ人としての孤独など、それぞれのキャラクターにもフューチャーされています。
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オールカラー まんがで読む 知っておくべき世界の偉人 (11) アンデルセン
読んでみて
伝記漫画なので読みやすい作品です。「みにくいアヒルの子」「人魚姫」など、アンデルセンの書いた作品と、アンデルセンの生涯のリンクしている部分などを分かりやすく伝えてくれます。
アンデルセンの作品とアンデルセンの人生とのつながりなどを詳しく紹介しているため、アンデルセンの作品を多く読んでいる人におすすめしたい伝記漫画です。
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無し
アンデルセンの夢の旅
読んでみて
老人となったアンデルセンが、ある日であった少女に貧しい靴屋の息子・ハンスが童話の王様アンデルセンとなるまでの日々を語ったというストーリーの絵本です。アンデルセン自身のことはもちろんアンデルセンの祖父、父のエピソードなども描かれています。
鮮やかな水彩画のタッチが優しく、ほんわりした雰囲気で楽しめる絵本です。
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アンデルセン自伝
読んでみて
アンデルセン自身の筆によるアンデルセンの伝記です。若いころの苦労、かけがえのない友人たちとのかかわりなどが語られます。日記のような飾らない文体で、アンデルセン自身の40歳ごろまでの前半生が語られます。
アンデルセン自身の生涯はもちろん、19世紀のデンマークの風俗や社会情勢なども垣間見える良書です。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?この記事ではアンデルセンの生涯がよりよく知れる本を6冊紹介しました。
アンデルセンに関する本はさほど多く出版されているわけではありませんが、アンデルセンの幸福と豊かな人間関係を感じさせると同時に、彼の苦悩や孤独などを伝える本が多いです。アンデルセンの童話だけでは見えてこない彼自身を、伝記によって知ることができます。
この記事を参考に、アンデルセンの生涯を知って、アンデルセンの事を好きになって頂ければ幸いです。