「マイケル・ジャクソンの死因とは?」
「マイケル・ジャクソンはいつ亡くなったの?」
「マイケル・ジャクソンの死因にまつわる謎について詳しく知りたい!」
本記事を見ているあなたはこのように思っているのではないでしょうか?
マイケル・ジャクソンとは、アメリカ合衆国出身のシンガーソングライターであり、歴史上において最も成功したエンターテイナーとして「キング・オブ・ポップ」と呼ばれています。しかし、2009年に急逝してしまい、世界中に大きな衝撃と悲しみをもたらしました。
ただマイケル・ジャクソンの死には、様々な陰謀説や憶測、謎が語られています。他にも、日本を含む世界中のメディアやファンに対して大きな影響を与えたことから、彼にまつわる話題は尽きません。
そこで、マイケルジャクソンはなぜ死去してしまったのか、また、マイケル・ジャクソンの死にまつわる謎やその後の影響について詳しく紹介していきます。死去までの経緯についても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を書いた人
一橋大卒 歴史学専攻
Rekisiru編集部、京藤 一葉(きょうとういちよう)。一橋大学にて大学院含め6年間歴史学を研究。専攻は世界史の近代〜現代。卒業後は出版業界に就職。世界史・日本史含め多岐に渡る編集業務に従事。その後、結婚を境に地方移住し、現在はWebメディアで編集者に従事。
マイケル・ジャクソンの死因とは
世界的な大スターであったマイケル・ジャクソンは、2009年6月25日に自宅において心肺停止の状態に陥り、50歳で死去しました。
2009年は、アメリカ合衆国でバラク・オバマが大統領選に当選し、史上初めてアフリカ系アメリカ人が大統領となった年です。また、新型インフルエンザが大流行し、世界保健機関によって41年ぶりにパンデミックが宣言された年でもあります。
そのように、様々な出来事が連続した年に「キング・オブ・ポップ」として世界を舞台に活躍し続けていたマイケル・ジャクソンの死が大きく報道されました。
薬の複合投与による他殺だった?
現在においても、マイケル・ジャクソンの死因には様々な説が囁かれています。正式な報道によれば、マイケル・ジャクソンの死は薬の複合投与が原因であると発表されており、外的要因による死去であると断定されました。
当初、マイケル・ジャクソンの死因は全身麻酔や鎮静剤として使用される麻酔薬であるプロポフォールの過剰摂取による急性中毒が原因とされていました。しかし、彼はプロポフォールだけでなく他の鎮静剤も複数使用していたようです。その結果、心停止・呼吸停止に陥ってしまいました。
実際に、彼の遺体からはプロポフォール以外に鎮静剤であるミダゾラムやジアゼパム、麻酔薬のリドカイン、興奮剤として使用されるエフェドリンなどが検出されています。
依存性のある薬物を常用していた?
マイケル・ジャクソンの死因の1つとされた麻酔薬のプロポフォールは、依存性がある薬物として知られています。しかし、アメリカ合衆国では法による規制が甘く、世間ではプロポフォールの乱用が横行していたようです。
そして、マイケル・ジャクソンもプロポフォールを常用していました。生前、彼は深刻な不眠症に悩んでおり、治療薬としてプロポフォールに頼るしかなかったようです。
しかし、副作用を起こす原因となったプロポフォールの過剰摂取が、本人の意思による行為であったかどうかは現在ではもう知ることはできません。
死因は医療ミスだった?
マイケル・ジャクソンが死去した最大の原因は、彼の体調管理を任されていた主治医のコンラッド・マーレーによる医療ミスであったとされています。
コンラッド・マーレーは、高額な報酬を受け取りながら、マイケル・ジャクソンに対して安全性を度外視した大量の薬を処方していた可能性があるとされています。その結果、マイケル・ジャクソンは急性中毒を引き起こし、死亡に繋がってしまったようです。
実際に、コンラッド・マーレーは外科手術などにおいて用いられる麻酔薬であるプロポフォールの処方していました。しかし、彼の証言によると、マイケル・ジャクソンがプロポフォールの依存症になることを危惧して、死の3日前には他の催眠鎮静剤に切り替えていたようです。