「宮台真司の本を読んでみたいけど、たくさんあって何を読めばいいのかよく分からない」
「宮台真司ってどんなテーマの本を書いているんだろう?」
日本を代表する社会学者である宮台真司。メディアへの出演も多く、その歯に衣着せぬ論評をきっかけに、本を読んでみたいと関心を持った方も多いのではないでしょうか?
この記事では、宮台真司の本を読んでみたいという方に向けて、おすすめの本を紹介します。社会学を扱ったものから、恋愛、子育てを扱ったものまで、幅広いテーマの本を選びました。
ぜひ、参考にしてみてください。
この記事を書いた人
一橋大卒 歴史学専攻
Rekisiru編集部、京藤 一葉(きょうとういちよう)。一橋大学にて大学院含め6年間歴史学を研究。専攻は世界史の近代〜現代。卒業後は出版業界に就職。世界史・日本史含め多岐に渡る編集業務に従事。その後、結婚を境に地方移住し、現在はWebメディアで編集者に従事。
7位:社会という荒野を生きる。
読んでみて
宮台真司が様々な日本の社会問題にフォーカスし、「社会という荒野」を生き抜くための知恵を指南してくれます。憲法改正や沖縄基地問題、テロやブラック企業といった幅広いテーマについて、マスメディアでは語られない”問題の本質”を解き明かしていきます。
2018年発売の本ですが、扱われているテーマは、今でも多くの議論がなされているものばかりです。本書を読んだ後には、ニュースの読み方が変わること間違いなしです。
みんなのレビュー
『社会という荒野を生きる』宮台真司著を読んだ。
2018年初版だけど今でも全然いける
「自由な新世紀・不自由なあなた」
みたいな感じで、問題の本質や
どう生きるのか?をしっかりと
書いている。現代の必読書
ニュースの見方が変わったよ
とても読みやすい内容#宮台真司 pic.twitter.com/a7kEVVnKmY
— いまいずみ(imaizumi) (@imaizumi223) February 7, 2022
6位:終わりなき日常を生きろーオウム完全克服マニュアル
読んでみて
日本を震撼させたオウム事件と現代社会との関係を、社会学的な視点から分析した一冊です。タイトルから、オウム事件の解説が中心の内容かと思いきや、閉塞感漂う現代をどのように生きていけばいいのかを扱った「生き方のマニュアル本」としての要素が大きいです。
1998年発売とかなり昔の本ですが、当時の時代背景に対する鋭い分析が書かれた本書は、宮台ファンの間では今でも色あせない人気の一冊となっています。
みんなのレビュー
社会学者宮台真司氏@miyadaiの著作
「終わりなき日常を生きろ」
大袈裟ではなく、高校生のときにこの本に出会っていなかったら、今自分は生きていなかっただろうと思う。
オウム事件を題材に、サリンをばらまくに至る社会的、心理的メカニズムを分析し、「終わりなき日常」を生きるヒントを探る。 pic.twitter.com/wL9Mf1N5o3— なつ (@Tsu7n) March 7, 2021
5位:どうすれば愛しあえるの 幸せな性愛のヒント
読んでみて
社会学者・宮台真司とAV監督・二村ヒトシが、性愛をテーマに語る異色の対談本です。本書では、未婚率の上昇やセックスレスの増加、メンヘラ化など日本人の「性愛の劣化」が指摘され、その原因が分析されています。そして、現状を打破し、幸せな人生を送るためのヒントを授けてくれます。
性愛は、人生において重要な要素であるにもかかわらず、それについて学ぶ機会はほとんどありません。「恋愛がうまくいかない」「パートナーとの関係に不満がある」といった悩みをお持ちの方は、ぜひ読んでみることをおすすめします。
みんなのレビュー
『どうすれば愛しあえるの 〜幸せな性愛のヒント』(宮台真司・二村ヒトシ)、本当に面白いので広めたいのだが、変に俺が紹介するより帯を見てもらった方がよい pic.twitter.com/bIqI8nAKy0
— 山本侑一郎 (@UEDA_yama) August 27, 2019
4位:子育て指南書 ウンコのおじさん
読んでみて
なんともキャッチーなタイトルの本書は、宮台真司が子育てについて、男親のできること・やるべきことを語った子育て指南書です。子育てに社会学の視点を交えることで、普通の子育て本には書かれていないような、目から鱗の内容が盛りだくさんとなっています。
子育てに奮闘するお父さんに限らず、夫に子育てを頑張って欲しいと思うお母さんや、やがて父親になる若い男性にまで、たくさんの方におすすめできる一冊です。
みんなのレビュー
宮台真司さん@miyadai の子育て指南書ウンコのおじさんを購入。
最初は内容が難しく感じましたが、読み進めていくと心にグサグサ刺さって後半はワクワクが湧いてくる感覚になりました。
ウンコのおじさん目指すぞ!#宮台真司 さん#岡崎勝 さん#尹雄大 さん#ウンコのおじさん#法内と法外 pic.twitter.com/NXzNWW8xda— Kohei Ebashi (@evashigelion29) January 15, 2022
3位:日本の難点
読んでみて
この本だけで、現代を生きていくのに必要不可欠な急所(クリティカルポイント)がわかるように、考えに考え抜きました。(by宮台真司)
著者自身がそう語るように、現代の日本が抱える様々な問題点と解決策を網羅的に示した一冊です。
人間関係や教育、幸福などのテーマに関して、「現状→背景→処方箋」の3ステップで解説がなされています。日本の社会的な問題について、改めて整理ができる一冊です。
みんなのレビュー
宮台真司著
「日本の難点」を読了。
日本の抱える問題点を各章ごとに論じられている。
単一の問題は個別に存在しているわけではなく、全ては複雑な社会と通じている。
この一冊を読むだけでも、日本の何が問題で何を考えていくべきかがわかる。 pic.twitter.com/prm9ELRUV0— 猫侍ミレニアム (@NewHiro1973) January 27, 2014
2位:私たちはどこから来て、どこへ行くのか
読んでみて
2014年に発売された社会学者・宮台真司の35年分のエッセンスが凝縮された一冊です。400ページを超える本書は、「時代」「心」「文化」など計7つのパートで構成されており、社会全体を横断的に見ることができます。
かなりボリュームがあるので、読破には相当の気力と体力を必要としますが、この一冊で宮台真司の思想に触れることはもちろん、日本社会を俯瞰することができるようになるおすすめの本です。
みんなのレビュー
おすすめの本の紹介:『私たちはどこから来て、どこへ行くのか (幻冬舎文庫)』(宮台真司 著)
最近の読者。現在、自分の興味ある分野が一つに集約されていて久し振りに気分が高揚しました。社会学ってすごく素敵で、宮台真司せんせいが素敵すぎる。
他の著書も色々読んでみたい https://t.co/HCgbkRv6fV pic.twitter.com/oxLEgiiYsW— ホヌ (@h_d_h_gv) June 26, 2021
1位:14歳からの社会学―これからの社会を生きる君に
読んでみて
宮台真司が子供たちに向け、社会の本当のことを伝え、どう生きればいいのかを指南した一冊です。「社会とルール」や「こころとからだ」「生と死」など、社会学・哲学的なテーマを分かりやすく解説しています。
タイトルに「14歳から」と書かれているからといって侮ることなかれです。その内容は、大人が読んでも非常にタメになります。他の本よりも難解な言葉が少ない分、社会学がはじめての方にはおすすめできる一冊です。
みんなのレビュー
読み終えました。14歳から、となっていますが年齢は関係なく読んでみて欲しい本です。それと社会学と銘打ってはいますが、そこでためらわないでほしい。筆者も言っていますが、社会学が目指している形の本ではない。これは今、生きている人に向けたメッセージです。話も分かりやすい。かつ共感できる。 https://t.co/isfoydSqrw
— 孵化 (@hukahyakusougan) February 25, 2022
まとめ
今回の記事では、宮台真司のおすすめ本を、ランキング形式で7冊ご紹介しました。
宮台真司は、王道の社会学を扱ったものから、恋愛や子育てを語ったものまで、たくさんのテーマの本を執筆していることがお分かりいただけたかと思います。
この記事をきっかけに、気になるテーマに関して、ぜひ宮台真司の本を読んで頂けたら幸いです。