ヤクザは必要悪ではないという意見とその理由
ヤクザが必要悪だという意見があるのも事実ですが、「やはりヤクザは必要悪ではない」という意見が主流になりつつあります。ではなぜヤクザは必要悪ではないといえるのか?ここでは意見と理由を紹介します。
必要悪は犯罪を認めてしまうことに
ヤクザのしのぎは、違法薬物の販売や密輸など明らかな犯罪行為です。そのために「必要悪」という言葉で片付けてしまえば、結果的には違法行為に目をつぶってしまうことになってしまいます。
世の中には犯罪によって人生を狂わされた人は多くいるため、そういった犠牲は暴力団が存続する限り出てくるでしょう。そのためにも暴力団撲滅は必要なこととして、「全国暴力追放運動推進センター」といった団体も設立されています。団体では「暴力団を利用しない」「暴力団を恐れない」「暴力団に金を出さない」「暴力団と交際しない」を信条に、暴力団の撲滅を目指した活動を日々しているのです。
ヤクザの悪質な嫌がらせに苦しむ人も
ヤクザとトラブルになり、悪質な嫌がらせに悩む人も大勢います。例えばトラブルの一例として、
- ヤクザの女性と関係してしまい美人局にあう
- ぼったくりの店に入ってしまい法外なお金を請求される
- 飲食業などで因縁をつけられる
- 債権回収で執拗な取立てにあう
等が挙げられます。ヤクザとトラブルになってしまった場合は、多くの人は「山に埋められるかも…」「ドラム缶で海に沈められる」といった恐怖を感じてしまうものです。もしトラブルにあった場合は、暴力的要求行為に該当するため迷わず警察や暴追センターに相談することをおすすめします。
ヤクザに利用される人も多くいる
ヤクザを利用することは、結果的に「骨の髄までしゃぶりつくされる」といわれています。ヤクザに依頼すると途中で態度が豹変し、結局依頼者が利用されるようになってしまうのです。またヤクザは「オレオレ詐欺」や「振り込め詐欺」など、詐欺行為で高齢者など弱いものをターゲットにしてお金儲けをしています。
オレオレ詐欺などの被害総額は1000億円を超えているといい、逮捕しても「出し子」と呼ばれる大学生やフリーターなどであり、組織の根絶には至っていないのが現状です。トカゲの尻尾切りで捕まらずに、詐欺で得たお金はヤクザの懐に入っていきます。
ヤクザの必要悪に関するまとめ
いかがでしたでしょうか?筆者は改めてヤクザの必要悪について調べてみると、犯罪抑制の効果があるという話もわかるのですが、犯罪の多さにも驚いています。必要悪かどうかの判断基準は人それぞれだと思いますが、いざという時の相談窓口はしっかり確認しておいた方が良さそうに感じました。この記事を読んで、再確認していただけたら幸いに思います。