苦悩の梨にまつわる都市伝説
ここからは、苦悩の梨にまつわる下記2つの都市伝説を紹介します。
- 出産器具として使用されていた?
- 実際に使用されていたかはあいまい?
出産器具として使用されていた?
拷問器具として認知されている苦悩の梨ですが、実は出産を補助するための道具として使用されていたと考えられています。当時は帝王切開といった出産方法がないため、苦悩の梨で膣穴を徐々に徐々に広げていくという使い方です。
また、医療器具の桜井式膣鏡といった膣鏡は苦悩の梨と同じような仕組みでした。膣鏡はレバーで開く仕組みで、膣内の手術や医療処置に使用されています。
実際に使用されていたかはあいまい?
苦悩の梨には、以下の点で使用が疑問視されていました。
- 当時の技術では使用に耐えうる強度が確保できない
- 一度内部で広げてしまったら元に戻せなくなる
- 苦悩の梨の表面は滑らかで人体に優しいデザイン
そのような疑問点や問題点が浮上したため、内部を破壊するならシンプルな構造はいくらでもあったと指摘されています。
そのため、苦悩の梨は見せびらかすことで自白を強要させることが目的だったと考えられています。苦悩の梨で不安や恐怖を促進し、精神的に追い詰めていく拷問器具としての見方もあり得そうですね
苦悩の梨の現在
実のところ、苦悩の梨は現在でも使用されています。ここでは、下記3つのトピック別に苦悩の梨の現在を紹介します。
- アダルトグッズとして使用されている!?
- 歌が出ている
- レプリカがオークションサイトに出品されている
アダルトグッズとして使用されている!?
中世では拷問器具として使用されていましたが、現在ではアダルトグッズとして苦悩の梨が使用されています。使用用途は現在の拷問といっても過言ではないSMプレイで使用されています。
また、自身の肛門を拡張する目的でも苦悩の梨が使用されています。使ってみた人の感想には、「ゆっくり広がっていく時に最高の快感を得られる」「背徳感と羞恥を同時に味わえる」といった様々な感想がありました。
歌が出ている
現在では『苦悩の梨』というタイトルで楽曲がでています。ボーカロイドを使用した楽曲で、作詞作曲はボカロPのイチが手掛けています。
歌詞も苦悩の梨が拷問器具であることを理解した内容でした。歌詞内には魔女や棘という言葉が散りばめられていました。罰をイメージした歌詞と神秘的なメロディが上手く混ざり合い、何度でも聞いてしまうほどです。
イチは苦悩の梨の他にもファラスの雄牛やユダの揺籠といった実際に存在した拷問器具をタイトルにした楽曲を提供しています。この際に一度聞いてみてはいかがでしょうか。
レプリカがオークションサイトに出品されている
中世ヨーロッパで作成された苦悩の梨ですが、現在ではそれを忠実に再現したレプリカを作成した人もいます。実際にヤフオクといったオークションサイトで出品されており、今でも見ることができます。
【3Dプリンターで作ってみた】苦悩の梨
閉じた状態で最大直径 約3.8cm
開いた状態で最大直径 約8.5cmつくってみて分かったこと
やっぱりこれ。凶悪だわ^^; pic.twitter.com/MDG5r5w3EI
— 白龍 (@white_x_dragon) March 21, 2017
中には3Dプリンターでプラスチック製の苦悩の梨を作り上げた人もいました。該当した人のツイートがありましたので、一緒に掲載しておきます。
ツイートの動画内にて苦悩の梨を開いており、思った以上に開くことはわかります。
苦悩の梨に関するまとめ
今回は、苦悩の梨に関する下記5つの内容を紹介しました。
- 苦悩の梨とは
- 苦悩の梨の使用方法
- 【罪状別】苦悩の梨の使用例
- 苦悩の梨にまつわる都市伝説
- 苦悩の梨の現在
苦悩の梨は内部破壊を目的とした拷問器具です。一般的な拷問器具は外部に攻撃を与えて自白を促すのに対して、苦悩の梨は内部に攻撃を与えていくので、耐え難い痛みが襲ったと思います。
このような苦痛を与える苦悩の梨を作成した人は狂っているとしか思えません。しかし、苦悩の梨の仕組みを応用した医療器具やアダルトグッズが生まれていることも事実です。そのため、苦悩の梨は苦痛を与えるのではなく快楽を与え、治療に役立つ活躍をみせた非常に興味深い拷問器具でもありますね。
この記事を通して苦悩の梨に興味や関心を持っていただけたら幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。