山梨不明女子の小倉美咲さんは熊に食べられた?可能性やその他の説も紹介

「山梨行方不明女児の小倉美咲さんが、熊に襲われた可能性があるって本当?」
「行方不明の山に熊が出たと聞いた」

2019年9月に山梨県南都留郡道志村のキャンプ場で、当時小学校1年生だった小倉美咲ちゃんが失踪する事件が起きています。事件発覚後に自衛隊やボランティアによる懸命な捜索が行われるも行方がわかりませんでしたが、2022年にボランティアの人により発見されたことは記憶に新しいのではないでしょうか。

失踪した小倉美咲ちゃんですが、中には熊に襲われた「獣害」なのではないかといった噂も見られるようです。そこでこの記事では、山梨不明女児の小倉美咲ちゃんが熊に食べられたのではないかという噂について調査しました。

この記事を書いた人

フリーランスライター

高田 里美

フリーランスライター、高田里美(たかださとみ)。大学は日本語・日本文学科を専攻。同時にドイツ史に興味を持ち、語学学校に通いながら研究に励む。ドイツ史研究歴は約20年で、過去に読んだヨーロッパ史の専門書は100冊以上。日本語教師、会社員を経て結婚し、現在は歴史研究を続けながらWebライターとして活躍中。

山梨行方不明女児の小倉美咲ちゃん発見までの経緯

失踪した小倉美咲ちゃん
出典:みんなの心理テスト

千葉県成田市在住の小学校1年生(当時)小倉美咲さんが、山梨県南都留郡道志村のキャンプ場で突如失踪しました。まずは失踪から発見までの経緯を簡単に解説していきます。

道志村のキャンプ場に7家族でキャンプに来ていた

キャンプ場がある周辺の航空写真
出典:Wikipedia

事件が発生した日、子育てサークルで出会った7家族27名が、道志村のキャンプ場に遊びに来ていました。そして15時35分頃に9人が150メートル先の沢に遊びに行き、小倉美咲ちゃんは5分後くらいに1人で沢の方に後を追って向かっていったそうです。

それからさらに10分後の16時ころに大人が迎えに行くと、小倉美咲ちゃんがいないことが判明し、17時頃に警察に連絡し捜索が始まりました。

目を離したわずか20分で行方不明に

失踪時の美咲ちゃんの経路
出典:気になるっとブログ

小倉美咲ちゃんは、大人が目を離したわずか20分の間に行方不明になってしまいました。失踪に気づいた後、17時過ぎからは警察や消防が捜索し、翌日には自衛隊や捜索ボランティアも加わり探しています。

捜索範囲は南西15km、南北8kmに及びました。捜索には約1700人が捜査するも見つからず、山梨県警は10月6日に大規模な捜査を打ち切っています。その後も美咲ちゃんの家族はチラシやSNS、web上で情報提供を求め、活動を続けていました。

2022年に人骨が発見され小倉美咲さんと断定された

美咲ちゃんが目撃された場所の反対方向の場所だった
出典:まとめダネ!

失踪から2年7か月が過ぎた2022年4月23日に、ボランティアの男性が山中で子供の後頭部の骨らしきものを発見しました。そして発見から3日後に付近を捜索すると、肩甲骨などの複数の骨や美咲ちゃんが失踪時に身に着けていた靴や靴下などが発見されています。

その後5月に発見された肩甲骨のDNA鑑定により、小倉美咲ちゃんだと断定されました。そのため「死亡したとされる」と発表されましたが、死因が不明であるため事故と事件の両方の可能性で現在も捜査が進められているのです。

山梨不明女児の小倉美咲ちゃんは熊に食べられた?

熊に襲われたという噂も出ている

山梨で行方不明になった小倉美咲ちゃんは、熊に食べられたのでは?という噂もあるようです。ではなぜ熊に食べられたという噂が出ているのかを解説します。

熊に襲われた可能性は十分考えられる

結論からいえば、もし動物が襲ったとしたら熊に襲われた可能性も十分考えられます。理由は道志村には大昔からツキノワグマが生息しており、「道志村鳥獣被害防止計画」が立てられており、警戒されているからです。

キャンプ場周辺にも熊が出没しており、美咲ちゃんが行方不明になった9月も熊が出没したという報告もあっていたのだそう。そのために、失踪が判明した当時から心配されていました。

熊に襲われたのではといわれる理由

美咲ちゃんが行方不明になったキャンプ場
出典:Wikipedia

2022年に頭蓋骨が発見された時にも、熊に襲われたのではという噂が出ました。その理由を解説していきます。

道志村では熊の目撃情報が多くあった

道志村で熊の目撃情報が多くあった
出典:Twitter

行方不明になった2019年の9月には、道志村で複数の熊の目撃情報があったようです。目撃情報によれば、9月には「沢から道路に出た」「自宅の犬の餌を食べた後立ち去った」等が見られます。美咲ちゃんが失踪した9月に3件も道志村で目撃情報があっている点からも、熊に襲われた可能性がネットで噂になったのです。

ボランティアの方で熊に襲われた人も

2019年10月には40代のボランティアの男性が、熊2頭に遭遇し転倒して手首と足の骨を折る重傷を負っています。熊ともみ合いになり、逃げる際に転倒したということです。

余談ではありますが、周辺では他のボランティアの男性が崖から転落して重傷を負った事故もあります。これらの事故は、道志村周辺の山がどれだけ過酷なのかが分かる事例といえそうです。

熊の習性を考えると遺体発見の説明がつく

熊は頭蓋骨を残すことが多いのだそう

行方不明から2年後に頭蓋骨から発見されていますが、熊は頭蓋骨を食べずに残す習性が指摘されました。熊が主に食べるのは顔面・胸部・腹部や臀部などで、頭蓋骨は残すことが多いそうです。

また熊は食べ残した獲物を地中に埋める習性があるため、熊が地中に埋めており発見できず、その後掘り起こして食べた可能性も指摘されています。

現実的には熊に食べられたとは考えにくい

山には多くの危険が潜んでいる

熊に襲われて食べられた可能性は失踪当時から指摘されていたものの、現実的には考えにくいそうです。その理由を紹介していきます。

熊は基本的には人を食べないから

登山者のザックを狙った末に人が襲われた事件もあった

熊が人を襲うのは食べるのが目的ではなく、「人に出会って驚いた」「餌場の横取りと勘違いした」などが理由であり、初めから人を食べる目的ではないといいます。日本で起こった獣害事件でも、駆除した熊の胃には肉片がなかったということもあったそうです。

また道志村に出没するのはツキノワグマだといいますが、本来ツキノワグマは「大人しくて臆病」な性格なのだそう。野生でも雑食性で肉はほとんど食べず、死んだ鹿の肉などを食べるのだといいます。ただしツキノワグマでも人を襲って食べていた事件も発生しており、全くないとは言い切れないようです。

血液や人を引きずった痕がない

警察犬も追跡できなかったという噂だ

熊が襲ったと考えにくい理由の1つに、襲った後の血液や人を引きずった痕がないことです。熊は襲った人間をその場で食べることはなく、少し離れたところや巣穴まで移動する習性があるといいます。その時に多くの血液や引きずった時の痕が残るはずです。

美咲ちゃんの捜索時には、警察犬も導入されています。そのため熊に襲われていたのだとしたら、警察犬が発見できていたため熊に襲われた可能性は低いと考えられているのです。

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4 COMMENTS

三条水夫

熊が襲ったとして
以前に人間を食べていなければ死体は、そのまま残るはず(記事でも触れられているように)。もし、運が悪く “ひと喰い” だったら、どうしようもないけど。そういう報告。当時の報道でも無かったはず。つまり、熊の線は薄いと見た方が良い。怪しいのは同行した家族たち。誰が、とは言えないけど。

加える?
咥える、でしょう。なに、これ。本当にプロのライターなのか? だいぢょび?? 漢字を知らないのは致命的欠陥なんですけど、、、、、

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もあ

かわいそう…
見つかってよかったっちゃよかったけど…
でも亡くなってしまったっていうのがかわいそう…

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タロー

飢えた熊は、人も食べるかもね…
また、多量の出血はなく気絶して連れていかれるケースもあるのでは?
ツキノワグマの大きさなら大人の人を連れて行くことはないだろうが、子供なら充分に可能なのかと思います。

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