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カエサルとクレオパトラの関係は?子供はいた?出会いから結末までを紹介

カエサルクレオパトラは本当に愛しあっていたの?」
カエサルクレオパトラの間に子供はいたの?」
カエサルクレオパトラは最後、どうなったの?」

「賽は投げられた」「ブルータス、お前もか」といった名言でおなじみ、古代ローマの軍人・カエサル。世界三大美女の一人に数えられるほどの絶世の美女・クレオパトラ。

当時、圧倒的な権力を握っていたカエサルを利用するためにクレオパトラがカエサルを魅了した、とも言われていますが本当に二人の間に愛はなかったのでしょうか?

個人的にはそこに愛はあったと思いたい偉人同士の人間ドラマ大好きな私が、二人の関係性について迫ります。

そもそもカエサルとクレオパトラってどんな人?

クレオパトラ(左)とカエサル(右)

カエサルってどんな人?

本名は「ガイウス・ユリウス・カエサル」。紀元前100年~44年、共和制ローマ時代に生きた軍人であり政治家で人物で、今でもよく知られる「賽は投げられた」や「ブルータス、お前もか」といった名言を残しています。

ローマ最大の野心家とも言われていて、軍人としての功績もさることながら、政治家としても様々な業績を残しています。1600年間使われ続けた「ユリウス暦」という彼の名前がついた暦を制定できたほどに圧倒的な権力を握っていました。

しかし、野心旺盛なカエサルの権力が大きくなり過ぎることを警戒した元老院が、ついにはカエサルを暗殺してしまいます。このときに「ブルータス、お前もか」と叫んだとされています。

クレオパトラってどんな人?

本名は「クレオパトラ7世フィロパトル」。紀元前69年~30年、古代エジプト・プトレマイオス朝最後のファラオ(女王)と言われています。

世界三大美女の一人に数えられていますが容姿が綺麗だから美女と謳われたわけではないことが最近ではわかってきています。クレオパトラは、十数の言語や数学・哲学といった学問に精通し、コミュニケーション能力にも長け、万人を惹きつけていたために美女と謳われるに至ったようです。

その魅力(知性・話術)は政治においても発揮され、親族との血みどろの権力争いを勝ち抜きファラオ(女王)の座にまで上りつめます。一時は、弟であり夫であるプトレマイオス13世から追放されるもののカエサルの協力もありファラオに返り咲きます。

しかし、最後には戦争で追い詰められ自害するという、常に権力争いの渦中にいた生涯でした。

カエサルとクレオパトラの関係は?

映画『クレオパトラ』(1963)より

お互いに政治のトップに立っていたカエサルとクレオパトラ。
出会いのきっかけも政治的な思惑によるものでした。

クレオパトラの生涯をみると終始、政治的な意図をもってカエサルといった権力者を虜にしていたようです。

一方、カエサルは最初こそ政治的な思惑はあったものの、あとになるとクレオパトラにのめり込んでいったようです。それは、クレオパトラがローマを訪れた際にクレオパトラの彫像を建てさせたといった逸話からも分かります。

カエサルとクレオパトラの出会い

紀元前49年頃、カエサルはエジプトを訪れます。それは内乱で争いエジプトへ逃れたポンペイウスを討つためです。

ちょうどその頃、クレオパトラは弟であり夫でもあるプトレマイオス13世にクーデターを起こされファラオの座を追われていました。

その状況を見たカエサルはエジプトへ貸しを作るチャンスと捉え、プトレマイオス13世とクレオパトラの和解を提案します。

これに対してクレオパトラは自身とエジプトの未来をカエサルとローマに賭けることにし、カエサルの元に訪れます。この時の逸話として、クレオパトラは自身を絨毯にくるませて贈り物としてカエサルの元に届けさせた、という話は有名です。

お互いに政治的な思惑があって出会ったわけですが、カエサルはたちまちにクレオパトラに魅了された、とも言われています。

自身を絨毯にくるませたのには色々な意味があった?

自身を絨毯にくるませてカエサルの元に送らせたクレオパトラ。

現代でいうところのドッキリのような形式ですが、当時のエジプトでは賄賂を絨毯にくるんで贈る風習があったそうです。ここから「自らを捧げる」という意味もあったのではないか、とも言われています。

聡明で人を魅了することにも長けたクレオパトラですから、衝撃的な出会いを演出してカエサルを虜にする思惑もあったのではないかとも言われています。

カエサルとクレオパトラの間に愛はあったのか?

お互いの政治的な思惑がきっかけで出会ったカエサルとクレオパトラ。2人の間に愛はあったのでしょうか。

おそらくカエサルは、もともと女好きな一面もあるためクレオパトラのことを愛していたと思います。しかし、クレオパトラはやはりカエサルの権力が目当てだったようです。

クレオパトラは、カエサル暗殺後のカエサルの後継者であるアントニウスたちの対抗勢力(カエサルを暗殺した勢力)を支援したり、その支援した勢力が敗北すると、アントニウスを魅了して虜にしてしまったりと、カエサルに対して想いがあったようには捉えづらい行動をしています。

当時の愛の形と現代の愛の形は違いますから、その中にも愛はあったのかもしれませんが、クレオパトラは女王としてエジプトを守るために権力を利用していたのは間違いなさそうです。

カエサルとクレオパトラ、二人の最後は?

カエサルは結局、その野心の大きさから元老院に警戒され暗殺されてしまいます。カエサル暗殺後、後ろ盾を失ったクレオパトラはエジプトへ帰国します。
その後、クレオパトラはあろうことかカエサルを暗殺した勢力を支援するも、カエサルの後継者アントニウスに敗北し出頭を命じられます。

ここで終わらないのがクレオパトラのすごいところです。クレオパトラは出頭した場でアントニウスを魅了し虜にしてしまいます。

その後、アントニウス・クレオパトラ連合軍とオクタヴィアヌス(カエサルの姪の息子)の軍と戦争が勃発。この戦争の最中、アントニウスは「クレオパトラ死去」の誤報を受け絶望し、自害してしまいます。そのくらいクレオパトラにのめり込んでいたんですね。

戦況が悪く、後ろ盾すら失ったクレオパトラは毒蛇に自身を噛ませて自害しました。彼女の最後の願いはアントニウスと同じ墓に入ることだったと言われており、全く愛がなかったとは言えないようです。

カエサルとクレオパトラの子供はどうなった?

カエサルとクレオパトラは愛人関係でしたが、2人の間にはカエサリオンという子供がいました。

カエサリオンはクレオパトラが自害するきっかけとなった戦争の相手であるオクタヴィアヌスの手によって殺されています。カエサリオンが生きているとカエサルの後継者となるため、仕方がないことだったのかもしれません。

ちなみに、クレオパトラとアントニウスとの間に生まれた3人の子供はアントニウスの前妻によって養育され、中でもクレオパトラ・セレネと名付けられた女の子は北アフリカのヌミティア王国の王のもとに嫁ぎ、幸せに暮らしたそうです。

カエサルとクレオパトラに関するまとめ

カエサルとクレオパトラ、2人の関係について見ていきました。

権力を利用していたクレオパトラと利用されていたカエサル、というクレオパトラが悪女のようにも見える内容でした。

しかし、クレオパトラは聡明な人であったことや、最後の願いがアントニウスと同じ墓に入ることだったりする点から、権力ばかりを利用する冷徹な悪女というわけではないことが分かります。王女として国を守ることを最優先した結果だったのではないかと思います。