「はやみねかおるっていう名前はよく聞くけど、本の内容は面白いの?」
「シリーズがたくさん出ているけれど、正直どれがオススメなの?」
このようにお考えの方も多いのではないでしょうか。もちろん実際に読んでみるのが一番ですが、新しい本にチャレンジするときは「もし面白くなかったら・・・」と尻込みしてしまいがちなもの。
結論から言うと、はやみねかおるの本はどれも世界観が非常に作り込まれており、年齢に関係なく楽しめる作品です。この記事では、年間数百冊を読破するほど読書好きの筆者が、子どもから大人まで楽しめるはやみねかおるの本を6作品選んでご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
そして5人がいなくなる
読んでみて
はやみねかおるの代名詞とも言うべき「名探偵夢水清志郎」シリーズ。三つ子の少女と、サングラスをかけた怪しい名探偵が難事件を解決していく人気シリーズの第1巻です。
ポップな表紙とは裏腹に、中身は本格派ミステリー。遊園地で子どもたちが次々に消えていく謎を名探偵が解き明かす、という王道ストーリーです。子どもはもちろん、大人であっても「子どものときに感じたワクワク感」を取り戻すことのできる作品ですよ。
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都会のトム&ソーヤ
読んでみて
2020年に映画化されることが決定している『都会のトム&ソーヤ』。お婆ちゃん仕込みのサバイバル能力を持つ内藤内人と、天才的な頭脳のお坊っちゃま・竜王創也が冒険を繰り広げるストーリーです。
このシリーズの魅力は、とにかく個性的な登場人物たちが数多く登場すること。ペットの誕生会から犯罪までなんでも計画してしまう「頭脳集団(ブランナ)」、創也のボディーガードで武術の達人である二階堂さんなど、彼らの個性に魅了されること間違いなしです!
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僕と先輩のマジカル・ライフ
読んでみて
はやみねかおるの小説の中では、いわば「隠れた名作」とも言える位置付けのこの作品。真面目な性格の主人公、井上快人が個性豊かな先輩や同級生とともに、幽霊やカッパ騒動を解決していくという短編集になっています。
テーマとしてはオカルトっぽいものを扱っていますが、謎解きのプロセスは非常に論理的。ほのぼのとした雰囲気の中にも人間の心理が巧みに描写されているので、「普段推理小説をあまり読まない」という人にもオススメですよ。
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怪盗クイーンはサーカスがお好き
読んでみて
名探偵夢水清志郎シリーズからのスピンオフとして生まれた、「怪盗クイーン」シリーズ。国籍不明の美しい大怪盗クイーンが、相棒である武術の達人ジョーカーと大活躍するストーリーです。
一見ライトノベルのような表紙に戸惑う方もいるかもしれませんが、人間同士の繋がりの大切さを訴えかける素晴らしい作品に仕上がっています。悪役も含め、最後には登場人物全員を大好きになってしまうのも「はやみねワールド」の魅力のひとつ。お子様と一緒に読んで感想を伝え合うのもオススメです。
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オリエント急行とパンドラの匣 名探偵夢水清志郎&怪盗クイーンの華麗なる大冒険
読んでみて
名探偵夢水清志郎と怪盗クイーンが両方登場する作品で、はやみねかおるのファンにとっては垂涎の一冊です。有名なオリエント急行が舞台となっており、そこで「パンドラの匣」にまつわる争奪戦が繰り広げられるというストーリーになっています。
謎解きはもちろん、クイーンや海賊の子孫、犯罪組織の人々が展開するアクションシーンも見所のひとつ。謎解きとアクションが楽しめる、まさに「一冊で二度美味しい」小説に仕上がっていると言えるでしょう。
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少年名探偵 虹北恭助の冒険
読んでみて
小学6年生の名探偵、虹北恭助が幼馴染の美少女・響子ちゃんとともに、日常で起こる様々な不思議を解明していくという作品。おっとりとした性格の恭介が、謎を鮮やかに解き明かしていくプロセスが見所です。
はやみねかおるの作品としては珍しく、同世代の異性がコンビとなって事件を解決するという内容になっているので、少年少女の甘酸っぱい青春も堪能できますよ。
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まとめ
いかがだったでしょうか。この記事では、子どもから大人まで楽しめるはやみねかおるの作品を6冊ご紹介しました。ここまでご紹介してきたはやみねかおるの作品の魅力をまとめると、以下のようになります。
- 世界観が作り込まれているので、年齢に関係なく作品を楽しめる
- 個性的な登場人物が数多く登場し、最後は悪役も含めて好きになれる
- 「人と人との繋がりが大切」などのメッセージ性が強い
はやみねかおるの作品は、どれも小説を通じて伝えたいメッセージがはっきりと伝わってくるのが魅力です。そのため、大人が読んでも「読んでよかったな」と感じられる仕上がりになっています。
また、過激な描写が少なく、ストーリー展開も面白いので「子どものために健全な本を探している」という方にもオススメです。本嫌いのお子様であってもはやみねかおるの世界観に引き込まれること間違いなしですよ。