太陽や太陽系をよく知れる本6選【入門から上級まで】

「太陽系について知りたいけど、天文学の本って、ちょっと難しそう……」
「太陽系の惑星について詳しく説明してくれる本はないのかな……」

私たちの暮らす地球のある太陽系は、太陽をはじめ、火星や木星、月などたくさんの星が存在しています。私たちにとって最も身近な宇宙ですが、太陽系について知ろうとすると、範囲が広い分、ちょっとためらってしまうのではないでしょうか。

ここでは、太陽系に関して、まったくの初心者という人から、もっと深く知りたいという人まで、入門編から上級編にわけて紹介していきます。

ぜひ参考にしてみてください。

入門編

ここまでわかった! 太陽系のなぞ: 探査機の写真で見えてきたおどろきの姿 (子供の科学★サイエンスブックス)

読んでみて

太陽系とそのなかの惑星について、絵や図など豊富なビジュアルを使って解説した本です。太陽系がどのように誕生して、どのような構造になっているのか、どんな星があって、それぞれにどのような特徴があるのかが、わかりやすく説明されています。

「木星にはどうして地面がないのか?」「土星が水に浮くのはどうしてか?」といった興味を引くエピソードも載っているので、宇宙に詳しくない人でも楽しみながら太陽系について学ぶことができるでしょう。太陽系に興味をもったら、まず手にとってほしい本です。

みんなのレビュー

娘が宇宙に興味を持ったので図書館で借りた。地球と同じように人間が住める星、宇宙人がいるかもしれない星のお話が好きなようなので、月や火星の写真を見たら喜ぶかなぁと思ったのだけれど、写真は一瞬まじまじと見て、その後、文章を読みたがった。娘ちゃん、写真より活字派なんだねー。

https://bookmeter.com/books/9271170

うちゅうのふしぎ (どんどんめくってはっけん)

読んでみて

宇宙について学ぶことのできる子供向けのしかけ絵本です。

しかけ絵本なので、太陽の絵に扉がついていてめくると太陽についての説明が書かれている、というように、本のなかに散りばめられたたくさんのしかけを楽しみながら、太陽系の星や宇宙についての知識が身に着きます。

子供向けの絵本ですが、大人も一緒になって楽しむことができるオススメの1冊です。

みんなのレビュー

友だちが息子ズの誕生日にーって、くれました♪めくって発見していく仕掛け絵本でした(^o^)v70以上も仕掛けがあります!!読み聞かせもするつもりですが、まずは、わたしが読みました♪めっちゃ勉強になりました。わたし、宇宙とか、ほんまに分かんないから、これで私も、充分楽しめました♪ゆっくりでいいから、自分で何回も読み進めてほしいなー!!宇宙兄弟読んでる私には、ジャストタイムでした♪

https://bookmeter.com/books/7635006

中級編

まるわかり太陽系ガイドブック (ウェッジ選書56)

読んでみて

太陽系について、豊富で美しい写真とともに解説してくれる本。

太陽系に関する基本的な説明はもちろんのこと、「冥王星が惑星でなくなったこと」や「火星に水がある可能性」など、最近のニュースや惑星調査の結果などを盛り込み、アップデートされた情報が書かれているので太陽系に関する最新の知識を学ぶことができます。

「地球の『いとこ』発見」のように、天文学に詳しくない人でも、きっと興味を持ってもらえる内容もあるので、太陽系に興味をもったら、ぜひ手にとってみてください。

みんなのレビュー

水、金、地、火、木、土、天、海、冥(おっと冥王星は準惑星か)・・・昔覚えた太陽系惑星の並び順。この太陽系の構成メンバーについて美しいカラー写真と共にコンパクトに概要を学ぶことができる。一昔前SFの世界でしかなかった惑星探査は、今や長足の進歩を遂げてボイジャーやニュー・ホライズンが海王星や冥王星に到達して探査し、火星のローバーは一人取り残された『火星の人』に大いに役立った(笑)。今更ながら恒星太陽の偉大さ、地球の絶妙の位置取り、生命存在の可能性がある木星や土星の衛星、日進月歩の系外惑星探査と興味は尽きない。

https://bookmeter.com/books/10355739

惑星MAPS ~太陽系図絵~: もしも宇宙を旅したら もしも宇宙でくらせたら

読んでみて

宇宙旅行に出かけて、太陽系の星々を巡っていく、という設定で、太陽系の惑星について解説している本です。豊富なイラストと小学生にも理解できるわかりやすい説明文で、天文学に対する知識のない人でも手に取りやすいと思います。

実際にその星にいっているような気分で、太陽系について学んでいくことができるので、子供にぴったりの本。「月面基地があるとしたら、どのようになっているのか」「火星に生き物はいるのか」など知識のない人でも楽しめる項目がたくさんあって、大人も楽しめる内容になっています。

最新のデータに基づいて書かれている本なので、子供向けですが内容はしっかりしています。太陽系に興味をもったら、ぜひ読んでみてほしい本です。

みんなのレビュー

2018年5月現在のデータを元に作られた太陽系惑星マップ。子ども用だけど分かりやすくて、大人の私でも「そうなんだー」今更知る事実がてんこ盛りで、とても興奮した。読んで楽しかった♪火星は「薄いけど空気のようなものがある」「夕焼けが青い」とか、金星の「自転は地球と逆回りで、太陽は西からのぼって東に沈む」とか。土星の輪の画像もくっきり綺麗だったー。そう遠くない未来、こんな風に太陽系の惑星に旅できるようになるといいな。

https://bookmeter.com/books/12798957

上級編

系外惑星と太陽系(岩波新書)

読んでみて

太陽系と太陽系の外にある系外惑星について解説した新書です。太陽系の惑星と太陽系外の惑星について、最新の研究や豊富な写真などを交えて説明されています。

太陽系に近い惑星の発見により、これまでの太陽系を中心とした宇宙観が覆され、新しい学説が誕生していることなどが書かれています。

初心者にはちょっと難しい部分もあるかもしれませんが、太陽系だけでなく、惑星や天文学についても学ぶことのできる1冊です。

みんなのレビュー

太陽系の起源についての標準理論は大むかし岩波『科学』の特集で興味ぶかく読んだ。その後理論の矛盾点がある程度出てきて議論されていたのは知っていたけれど、系外惑星の発見がそれを決定的にしたわけだ。ホットジュピターなどの発見は知っていたけれど、現在すでに数千の系外惑星が発見されているのを知ってびっくり。わが太陽系しか事例がなかった時代の理論が新発見によって覆るワクワク感が、科学の面白さを伝える。初期パラメータの変更によって多様な系外惑星の成り立ちが説明できるのか、理論の全般の見直しが必要なのか、興味は尽きない。

https://bookmeter.com/books/11524633

太陽系観光旅行読本:おすすめスポット&知っておきたいサイエンス

読んでみて

太陽系を巡る宇宙旅行のガイドブックという体裁で、それぞれの星の特徴や観光スポットなどが紹介されているユニークな太陽系の解説本です。

重力6分の1の月面でやるスペースボールや、土星の輪を構成している氷の水で作るカクテル、稼いでの太陽系最大の死火山オリンポス山の観光、木星のオーロラ観光など、本当に太陽系の観光地を旅しているような気分を味わいながら、それぞれの星に関する科学的な知識も身に着けることができる内容です。

楽しみながら太陽系について学んでいきたいという人にぜひ読んでほしい1冊です。

みんなのレビュー

現実にある太陽系惑星へのツアー観光ガイドといった体の本作だか、科学的見地をベースにしながらも、所々にフィクションを交え、ユーモアに満ちた内容である。宇宙スケールで考えたら、近場とも言える太陽系内の星々も、改めて見直すと、中々に個性的であり、当たり前だが、相当過酷な環境である惑星・衛星が目白押しである。火星にある、28000mの高さを誇るオリンポス登山や、地表温度400℃の金星での地表探索。潜り込むにつれ金属も融解する木星大気へのダイブなど、危険極まりないアクティビティの数々にゾクゾクしてくる。あー行きてえ

https://bookmeter.com/books/12647102

まとめ

宇宙に関する本は、初めての人にはちょっととっつきにくいところもあるので、始めは図や写真が豊富な分かりやすい本から手をつけていくのがオススメです。

太陽系や惑星について、基本的な知識がついてきたら、もっと科学的な内容が書かれている上級者向けの本にも兆戦してみるといいでしょう。

以上、太陽系に関する本のまとめでした。

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