【24年11月最新】ショパンをよく知れるおすすめ本ランキングTOP7

「ショパンの曲は聞いたことがあるけれど、実際どんな人物だったかよく分からない」
「ショパンについて詳しく知りたいけれど、本が沢山ありすぎてどれを選べばいいか分からない」

沢山ある本の中から、自分の目的に合った本を選ぶのは難しいですよね。1冊の本から興味が広がっていくこともあるので、慎重に本を選びたいという方も多いのではないでしょうか。

今回は、ショパンに関する書籍を7冊、おすすめ順のランキングにしてご紹介します。ショパンの人となりや作品が分かる書籍や、彼を描いた小説・漫画などを選びましたので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人

一橋大卒 歴史学専攻

京藤 一葉

Rekisiru編集部、京藤 一葉(きょうとういちよう)。一橋大学にて大学院含め6年間歴史学を研究。専攻は世界史の近代〜現代。卒業後は出版業界に就職。世界史・日本史含め多岐に渡る編集業務に従事。その後、結婚を境に地方移住し、現在はWebメディアで編集者に従事。

7位:ショパン(小学館版学習まんが人物館)

読んでみて

小学館の学習漫画シリーズの1冊です。学校の図書室で見たことがある!という方も多いのではないでしょうか。ショパンの生涯がわかりやすくまとめられているので、大人になってから読むのもおすすめです。

ショパンはその40年に満たない生涯で、およそ240曲もの作品を残しました。また、フランスで活動しながらも故郷であるポーランドを心から愛した望郷の作曲家でもあります。こちらの漫画では、ショパンの波乱に富んだ人生と恋愛を知ることができます。

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6位:決定版 ショパンの生涯

読んでみて

ポーランドの研究家による、ショパンの伝記です。ショパンに関しての歴史的資料は少ないと言われていますが、ショパンがポーランド語で書いた手紙や日記などから著者が検証した内容を、ショパンの幼少期から世界的に活躍するまで、そして人生の終わりまでを時代を追って書かれています。

人物の生い立ちだけでなく、繊細だったと言われるショパンの音楽に対する概念や、感情をどのようにピアノで表現していったのかなど、他の伝記には書かれていないような内容も多く読み取れます。より深くショパンの音楽を楽しみたい、演奏したい方にはとても参考になる一冊です。

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5位:ショパン(作曲家別名曲解説ライブラリー)

読んでみて

ショパンが作曲した全作品について、楽譜(主題などの数小節)と共に解説が書かれています。その中でも有名なソナタやバラードなどの楽曲に関しては、全体の解説だけでなく、曲の構成ごとに楽譜・解説があり、より詳細な内容を知ることが出来ます。

楽曲に関する解説以外にも、他の作曲家とのエピソードも書かれているのが特徴です。演奏することが目的ではなく、ショパンの音楽を聴いて楽しみたいという方も十分に満足できる内容になっています。解説を見た後に聴くショパンは、また違った楽しみ方が出来ます。

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4位:カラー版作曲家の生涯 ショパン

読んでみて

ショパンの生涯についてコンパクトにまとめられており、人物や場所の写真、挿し絵なども多く分かりやすい内容になっています。ショパンの生い立ちから、性格、作品に対しての考え方、交流のあった音楽家とのエピソードなど、多岐にわたりまとめられているので、読み終わるころにはショパンという人物像をつかむことが出来ます。

巻末に年表がついているので、どの作品かいつ作られたのか、その頃ショパンはどのような生活を送りどのような考えを持っていたのかなどが確認しやすいのも特徴です。まずは気軽に読み始めたいという方におすすめの一冊となっています。

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3位:聴くために弾くために ショパン全曲解説

読んでみて

ショパンの有名なピアノ曲から、協奏曲や歌曲まで、遺作も含めた全作品の解説が簡潔に書かれた一冊です。一曲一曲、作られた年代、時代背景、作品の主題が譜例を添えて説明があるので、曲を知る中でショパンの人物像までもが見えてきます。解説集ではありますが、写真などもあり読みやすく、理解しやすい内容になっています。

解説の中には、音楽に関する理論的なものも多く書かれています。実際に演奏をしている方や、これから演奏してみたいという方も、一度読むことで曲に込められた思いだけでなく、その表現方法のヒントが見つかります。

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タイトル通り、ショパン曲を全て網羅しています。しかも冒頭部分の楽譜も数小節載せているという徹底ぶり。ピアノ曲にはなじみがありますが、室内楽や歌曲の楽譜を見るのは私は初めてなので新鮮!よくここまで調べ上げたな~と、感心するのでした。だって、全曲聴いたり弾いたりしないと、それぞれの曲のコメントを書くことはできないですからね~。

引用元:アメブロ

2位:君のために弾くショパン

読んでみて

ピアノが大好きな主人公の前に、ショパンの幽霊が現れ音楽の才能が開花していく、というストーリーの漫画です。ショパンは幽霊として登場しますが、かわいく小さなショパンさんとして主人公を見守り、時には助けます。主人公と音楽の才能にあふれる幼馴染との恋愛も、この漫画の見どころです。

漫画の中ではショパンをはじめ、クラシックの名曲も多く登場します。クラシック音楽に対して堅いイメージがある人は、気軽に読める漫画から読み始めるのもおすすめです。

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1位:葬送

読んでみて

晩年のショパンと、交流の深かった画家のドラクロワの2人を主人公とした小説です。史実に基づいて小説にされているので、伝記などと違いショパンの心情がより細やかに書かれています。華麗な音楽の反面、苦悩に満ちたショパンの気持ちの裏の裏までを読み取ることが出来ます。

小説ではありますが、音楽や美術などの芸術について専門的に、かつ時代の流れに沿って書かれているので、一つの歴史書としての面白さもあります。物語を読んでいるうちに、自然とショパンに関わる歴史の流れを知れる一冊です。

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まとめ

この記事では、ショパンに関する小説や漫画、伝記などをご紹介しました。

ショパンについての書籍はたくさんありますが、小説、伝記などジャンルを変えてみることでそれぞれの本からショパンについて新たな発見をすることができます。

この記事が、ショパンに触れるきっかけや、より深く知るきっかけになれば幸いです。

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