小説ヲタクがおすすめするオールタイムベスト83冊

辻村深月のオススメ作品・本6選【文学賞受賞作品から最新作まで】

2004年にデビューを果たした辻村深月という作家を知っていますか?あなたも一度は書店などで目にしたことがあるのではないでしょうか。

辻村深月はデビュー作である「冷たい校舎の時は止まる」で第31回メフィスト賞を受賞し、直木賞や本屋大賞も受賞した実力派の作家です。

幼少期から藤子・F・不二雄のファンで、自身の作品である「凍りのクジラ」では「ドラえもん」のひみつ道具を各章の題名に使用するほどの‟ドラえもん好き”でもあります。

辻村深月の作品は登場人物がいくつかの作品にわたってリンクしているので、読み進める順番がとても大事です。

この記事では辻村深月の小説の中で最初に読むべき作品を紹介するとともに、文学賞受賞作品や最新作も含めて6つ紹介します。まず何を読むか迷っている方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

最初に読むならこの1冊

辻村深月の初期の作品は読む順番がとても大事なので、今から紹介する作品から読み始めることをお勧めします。

凍りのクジラ

読んでみて

有名カメラマンだった父・芦沢光が失踪して、病気の母とふたり残された高校生の娘・理帆子の心の成長を描いた物語です。辻村深月の‟ドラえもん好き”が随所に現れていて、誰にでも共感してしまうようなエピソードがいっぱいです。

父・芦沢光が失踪してから5年が経ち、母とふたり残された高校生の娘・理帆子に、‟写真のモデルになってくれないか”と不思議な少年・別所あきらが声をかけます。その誘いを断り、元カレである若尾大紀の食事の誘いについ出向いてしまう理帆子に起こる出来事とは。そして別所あきらの正体とは。

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スロウハイツの神様

読んでみて

アパート「スロウハイツ」に住むクリエイターとその卵たちの日常と、そこに巻き起こる謎を描いた青春ミステリー。上巻で描かれた伏線を回収していく、スピード感のある下巻の面白さをぜひ味わってください。何かを創作することに情熱を傾けている人にぜひ読んでほしい作品です。

人気作家チヨダ・コーキの小説で人が死んだあの事件から10年、6人のクリエイターたちが切磋琢磨するスロウハイツに新たな住人がやってきます。彼女は10年前の事件の時、コーキを救った「コーキの天使」だと言います。果たして「コーキの天使」は彼女なのか?7人のクリエイターの行く末は?

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文学賞受賞作品

デビュー作でメフィスト賞を受賞したのち、直木賞や本屋大賞に輝いた作品を2つご紹介します。

かがみの孤城

読んでみて

2018年に第15回本屋大賞を受賞した本作品。まだ文庫化はされていませんが、最高の長編小説です。居場所を亡くした7人の中学生の成長の物語。「ミステリー作家の書いた青春小説を心掛けた」という辻村深月の想いが詰まった作品です。

入学早々いじめにあい、不登校になってしまった中学1年生の安西こころ。ある日、突然光始めた鏡を通り抜けるとそこは奇妙な世界でした。そこにはオオカミの面をつけた「オオカミさま」と名乗る少女と、こころと同じく学校に行けなくなった6人の男女がいました。

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鍵のない夢を見る

読んでみて

2013年にテレビドラマ化もされた、第147回の直木三十五賞を受賞した短編小説集です。殺人や放火といった犯罪に関わってしまった5人の女性を描いています。女性たちの心情が絶妙に描かれていて、共感できるものから、ちょっと理解に苦しむものまで様々に表現されています。

バスツアーで、母親が泥棒だった小学校の同級生に出会うミチル。放火犯がかつて合コンで出会った男だった笙子。ストーカーに連れまわされる美衣。彼氏が大学時代の恩師を殺害してしまう美玖。子供を乗せたベビーカーが姿を消してしまった良枝。彼女たちの運命はいかに。

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最新作の2冊

辻村深月の新しい挑戦が詰まった、2020年現在の最新作2つを紹介します。

小説 映画ドラえもん のび太の月面探査記

読んでみて

辻村深月の‟ドラえもん好き”は最終的に、映画ドラえもんの脚本を手掛けるまでに至りました。ノベライズ版では、脚本で描き切れなかった描写まで表現出来たといいます。脚本を経験した辻村深月が新たな一歩を踏み出した作品です。

ニュースで月面探査機が白い影を捕らえたと聞いたのび太は、‟月のウサギだ”と主張します。みんなに笑われ、ドラえもんの秘密道具「異説クラブメンバーズバッジ」で月の裏側にウサギ王国を作ることにしました。そんなある日、のび太たちの小学校に不思議な少年・ルカが転校してきたのでした。

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傲慢と善良

読んでみて

ミステリー作家・辻村深月が描く恋愛小説です。結婚のしたいのにいい人がいない、何故かピンとこない。その答えは「傲慢と善良」にありました。主人公たちが持つ疑問と葛藤が鋭く突き刺さります。

婚活で知り合い婚約した西沢架と板庭真美のふたりでしたが、真実が突然失踪してしまう。2ヶ月ほど前からストーカーに合っていたと相談されていた架は、真実を見つけるため彼女の周辺を調べ始めます。調べていくうちに彼女の知らない一面が見えてきて、意外な事実が分かり始めるのでした。

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まとめ

辻村深月はデビュー15周年を迎えた今も衰えることなく、傑作を出し続けています。どの時代を選んでも面白い作品に出会えるのは、辻村深月の魅力でしょう。

最初の1冊

  • 凍りのクジラ
  • スロウハイツの神様

間違いない文学賞受賞作品なら

  • かがみの孤城
  • 鍵のない夢を見る

辻村深月の新たな一面を体験するなら

  • 小説 映画ドラえもん のび太の月面探査記
  • 傲慢と善良

紹介した6作品はどれも傑作です。ぜひミステリー作家・辻村深月の世界を体感してください!

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