ニュートンをよく知ることができるおすすめ本9選【自伝から哲学、光学の解説書まで】

ニュートンとはどのような人物だったの?」
「万有引力を発見したニュートンは、他にどのようなことをしていたの?」

ニュートンはリンゴが落ちるのを見て、万有引力を発見したと言われています。では、その他の側面にはどのようなものがあるのか?ニュートンを詳しく知りたい人へ、積読家である著者がおすすめの本をご紹介していきます。

アイザック・ニュートン―すべてを変えた科学者

読んでみて

こちらの本はアイザック・ニュートンの功績について解説した本です。ニュートンと言えば、万有引力の法則を発見した人物ということで有名です。

引力があるから人は歩くこともできます。重力についても同様の考え方であり、引力は引っ張られる力で、重力は引っ張られることでの重さと考えると分かりやすいでしょう。

三角関数や微分積分法は、自然を測るうえでの道具となります。科学的な発見、数学的な発見は先達の研究があったからこそ成り立っているのです。発見自体はニュートンが発見していますが、先だった研究結果があったから発見できました。ニュートンの発見についてよくわかる1冊です。

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心は孤独な数学者

読んでみて

こちらの本はニュートン・ハミルトン・ラマヌジャンの内面を探った本となっています。人とは違った才能・感性を持った人物は周りとの違いを感じて大きな距離感を持ちます。

天才と呼ばれる人は、人々から尊敬されますが身近には感じません。ニュートンを初めとする数多の天才たちは、心が常に孤独だったのです。

こちらの本では、主にラマヌジャンというインド生まれの数学者について多くの記述があります。その他にニュートン・ハミルトンといった天才たちが紹介されているのです。3人を比べて、ニュートンとはどのような人物だったのかを知れる1冊でしょう。

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専制君主ニュートン―抑圧された科学的発見

読んでみて

こちらの本は知られざるニュートンの裏側が知れる本です。才能に優れた天才は、他者を認められない傾向が強いように思います。ニュートンにしても例外ではありません。

自分の発見を脅かす、自分の才能に優越するような人物が現れた場合にその人物の器量が分かります。受け入れるのか、拒絶するのか。

残念ながら、ニュートンは拒絶という方法を取りました。ジョン・フラムスティードとスティーヴン・グレイの二人は、ニュートンから長年に渡って妨害・迫害を受けています。この事実は反面教師にもなるものでしょう。知られざるニュートンの一面が知れる1冊です。

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数式は全く出てこない簡単な文章なの で、現在進行系で、理系を目指している高校生は読んで欲しい。またとかく目先のことばかり考えがちな独立法人後の大学の仕事に疲れた人も、読んで欲しい本です。

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ニュートンの錬金術

読んでみて

こちらの本は錬金術師としてのニュートンを描いた本です。錬金術を研究した人たちは、錬金術師と呼ばれていました。ニュートンも錬金術を研究していた1人であり、最後の錬金術師と言われています。

こちらの本は、ニュートンが書き残した錬金術に関する記述から、その世界観を読み解こうとするもので科学・思想面からニュートンを研究しています。ニュートンの知られざる一面を知ることができる1冊です。様々な側面から、ニュートンという人物を理解していきましょう。

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ニュートン復活

読んでみて

こちらの本は、ニュートンに対して肯定的な内容の本です。ニュートンが残した功績、万有引力、光学、数学分野への研究結果に対しての関連性などを考察しています。

現代にも多大な功績として残されているものも多くあり、その偉大さはまさに偉人という呼称がふさわしい人物です。否定的な部分は置いておいて、どのような研究をニュートンは行っていたのか?ニュートンが行っていた研究を知ることができる1冊です。

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アイザック・ニュートンは力学、光学、数学では微分学に貢献するような業績を数多く残していますが、自分の式に合わない観測データをもみ消したり、自分の姪が財務省高官の愛人であったことを利用して、造幣局の局長の地位につくなど、かなりの悪行も行っています。ですから、ニュートンに関する著書にも、ニュートンのすばらしい業績だけ取り上げて称える内容のものと、悪行の部分を叩く内容のものがあるんですが、この本は前者の、称える内容となっています。

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アイザック・ニュートン〈1〉

読んでみて

こちらの本はニュートンについて伝記的に紹介している本です。人は表面上周りの目を気にしてしまうことがあります。これは国民性にもよりますが、大体の人は周りから良く思われたいと考えるはずです。自分を出し始めるのは、立場が上昇してきて人目を気にする必要が無くなってきてからでしょう。

ニュートンは自身の立場が上昇するにつれて、内に潜んでいた傲慢な性格が顔を出し始めます。造幣局長官、元々は在地領主の子どもですから一般的な階級とは異なるのです。ニュートンの否定的な面を露わにした1冊です。

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プリンシピア 自然哲学の数学的原理 第1編 物体の運動

読んでみて

こちらの本は過去に廃版になっていましたが、復刊された本となります。ニュートンが発見した事柄を知るには、発表した書物を読むことが一番です。もちろん日本語訳なので、本来ニュートンが伝えたかったことは正確に伝わらないかもしれません。

しかし、伝えられている発見に関する本なのである程度概念的に理解したうえで読むことをおすすめします。予備知識もないまま読めば、理解できずに抵抗感だけが生まれてしまうでしょう。ニュートンをより深く知りたい人へ、おすすめの1冊です。

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プリンキピアを読む―ニュートンはいかにして「万有引力」を証明したのか?

読んでみて

こちらの本は、上記で紹介した本と併せて読む本です。紹介した本を読む際に、こちらの本を合わせて読むとより理解が深まるかと思います。

しかし内容は難解なものとなっていますので、予備知識はやはり必要でしょう。ニュートン力学と呼ばれる、万有引力の法則や微分積分に関してもかみ砕いて解説しています。

とは言っても幾何的に説明されているので、理解するためには本当に予備知識は不可欠でしょう。内容として、玄人が読むべき本と言えます。しっかりと予備知識を備えた人が、更なる知識を手に入れるために読む1冊です。

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ニュートンの海―万物の真理を求めて

読んでみて

こちらの本はニュートンの視点がどのようなものだったのか知ることができる本です。ニュートンは世の中で常識だと言われていることを、疑いの目で見続けた男でした。大抵の人はそういうものだと見向きもしないでしょう。しかし、ニュートンは常識を疑って見ていました。

1人の男としての人生を、家庭環境や生い立ちから丹念にニュートンという人物を解説しています。全体像が分かることで、人物への理解はより高みへと進められます。なぜ?という気持ちを忘れてはならない。注意喚起にもなる1冊です。

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まとめ

ニュートンを知れる本を初級者から上級者向けまで紹介しましたが、読みたい本はありましたか?

上級者向けの「プリンキピア」は難解なため、難易度は格段に上がります。予備知識がないと読むのが難しく、上級者でもただの文字の羅列に感じてしまう人もいるでしょう。

数学的な考え方ができる人は苦労なく読めると思います。文系の人だとも理解することが難しいかもしれませんが、トライしてみてください!

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