ビルゲイツが毎年おすすめする本・書籍厳選10冊【2015〜2019年まで】

「ビル・ゲイツって読書家だと聞くけれど、どんな本を読んでいるんだろう」 「ビル・ゲイツがオススメする本についてしりたい」

マイクロソフトを設立し、世界有数のお金持ちになったビル・ゲイツは、自宅に大きな図書館を持つほどの読書家だということはご存知でしょうか。

そんなビル・ゲイツは、毎年の恒例行事として「今年読んだ本の中で素晴らしかった本」について紹介しています。

この記事では、ビル・ゲイツのオススメ本について、各年ごとに紹介したいと思います。この記事を読めば、ビル・ゲイツがどんな本を読み、どんな本に感銘を受けているのかについて知ることができますよ。

2019年におすすめされた本

睡眠こそ最強の解決策である

読んでみて

忙しい現代人は、睡眠時間を削りがちです。しかし、この本は睡眠を取ることこそが最強の解決策であるといいます。世界的に著名な神経科学者が、科学的な睡眠の実践方法について教えてくれる一冊です。

例えば、この本の中には「6時間睡眠の日が10日続くと、1日徹夜した時と同じくらい脳の機能は衰える」という記述があります。適切な睡眠時間を確保することこそ、パフォーマンスを上げるための最も有効な手段ということですね。

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モスクワの伯爵

読んでみて

この本の舞台は1922年のロシア革命真っ只中のモスクワです。主人公は、革命政府に無期限の軟禁刑を下されたロストフ伯爵。彼はかつて高級ホテルのスイートに住んでいましたが、革命政府により粗末な屋根裏部屋で暮らすことになってしまいました。

そんな不遇を乗り切るために彼が選んだのは、紳士の流儀を貫くことでした。人をもてなし、身のまわりを整え、人生を投げ出さない。そして彼の運命は一体どうなるのか…。全米で140万部売れた、悲哀溢れた長編小説です。

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2018年におすすめされた本

無人の兵団――AI、ロボット、自律型兵器と未来の戦争

読んでみて

AIやロボット技術が発達し、生活の中にも少しずつ目にするようになってきました。この本は、 アメリカの軍隊出身の出身の軍事アナリストがAIやロボットの、軍事利用での先端技術に迫った一冊です。

近年では、AIやロボット技術を用いた「自律型兵器」の開発が進んでいます。まるで映画の世界のようですが、現実に開発されているのです。筆者は、アメリカやイスラエル、韓国の自立型兵器について、軍の高官、軍縮活動家などあらゆる関係者を取材し、自立型兵器による戦争と人類の未来について展望しています。

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21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考

読んでみて

この本の筆者は、世界樹で1200万部売れた「サピエンス全史」などで有名な歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリです。本作では、そんな歴史学者の方が、人類の「現在」に焦点を当てた一冊です。

テクノロジーや政治、この世界における真実、そして人生の意味まで、現代を生きる私達が抱えている21の重要テーマを取り上げ、必ずしも正解がわからない今の時代に生きる我々が、どのように思考し行動すべきかについて論じた一冊です。

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2017年におすすめされた本

危機と人類

読んでみて

危機に瀕した人類がどのように生き抜いてきたのか、世界中の7つの事例から読み解く一冊です。過去の事例を知ることで、将来訪れるであろう人類の危機に立ち向かうことができるでしょう。

7の危機のうち、1つの事例としてペリー来航で開国を迫られた日本が取り上げられています。黒船がやってきたことで幕末に突入した日本は、明治維新へと進んでいき、なんとか危機に対応することができました。でも、もしかするとそこで日本は滅んでいたのかもしれません。

それ以外にも、ソ連に侵攻されたフィンランド、軍事クーデターとピノチェトの独裁政権に苦しんだチリなど、興味深い事例が紹介されている必読の一冊です。

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https://twitter.com/namake_mononoke/status/1189086416640196609

シンパサイザー

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この小説の舞台は、ベトナム戦争が終結したあとの南北ベトナムです。敗戦した南ベトナム軍の大尉は、将軍らとともに難民としてアメリカ西海岸に渡ります。慣れない暮らしに苦労しながらも、将軍たちは再起をもくろんで反攻計画を練っていました。

しかし、実はこの大尉は北ベトナムのスパイだったのでした。大尉は、将軍たちの動向を北ベトナムに報告し続けていたのです。ベトナム戦争の真実とスパイものとして魅力が詰まった至極の一冊です。

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2016年におすすめされた本

シュードッグ・靴にすべてを

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この本は、シューズメーカーとして有名なナイキがどのようにして生まれたのかについて書かれたノンフィクションです。実は、ナイキは日本の神戸のオニツカという会社のシューズの代理店からスタートしたのを知っているでしょうか。

彼は、オニツカタイガーをアメリカで売ることをもくろみます。そして、父親から借りた50ドルを元手に、24歳の彼は単身で日本にやってきて、神戸のオニツカ本社へ乗り込みます。

ナイキというシューズメーカーは知っていても、その設立経緯まで知らないという人は多いと思います。特にスニーカー好きの方にはオススメの一冊です。

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遺伝子‐親密なる人類史

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「遺伝子組み換えのじゃがいも」が話題になったのはもはや昔、最近では遺伝子技術により医療や科学は大きく発展しています。本書では、遺伝子研究についてどのような歴史をへて、今日の隆盛を迎えたのかについて解き明かします。

始まりは、メンデルが発見した「遺伝の法則」と、ダーウィンの「進化論」でした。それから、DNA二重らせん構造の発見があり、遺伝子研究は爆発的に進んでいきます。ピューリッツァー賞を受賞した筆者により、単なる技術的な話だけではなく、巧みなストーリー展開により遺伝子研究を生き生きと紹介してくれる一冊です。

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2015年におすすめされた本

マインドセット「やればできる! 」の研究 (日本語)

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「気持ちが大事だ!」というと、まるで昭和のスポ根マンガのようですが、この本では「気持ち」の大切さについて科学的な研究に基づき分析しています。

同じようなをもった人能力でも、一度の失敗で「もうダメだ」と落ちこむ人と、何が失敗の原因かを考えられる人がいます。この違いはどこからくるのでしょうか。マインドセットは生まれつきではないことを20年間の調査で実証した「科学的な根性論」の一冊です。

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あなたの人生の意味――先人に学ぶ「惜しまれる生き方」

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ニューヨーク・タイムスのコラムニストである筆者が贈る、「生きる意味」を根源から問い直した一冊です。筆者は、人間には2種類の美徳があるといいます。それは、「履歴書向きの美徳」と「追悼文向きの美徳」で、つまりは履歴書に書ける経歴と、葬儀で偲ばれる故人の人柄というものです。

ついつい我々は、「履歴書向きの美徳」ばかり考えてしまい、「追悼文向きの美徳」をないがしろにはしていないでしょうか。この本は、アイゼンハワーからモンテーニュまで、さまざまな人生を歩んだ10人の生涯を通じて、現代人が忘れている価値観と「生きる意味」を再検討した一冊です。

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まとめ

この記事では、ビル・ゲイツのオススメする本について紹介しました。ビル・ゲイツが紹介している本は、難しい内容のものが多いですが、すべて勉強になる一冊です。

ビル・ゲイツのオススメ本を読むことで、ゲイツがどんな考えで会社経営を行ってきたか、そしてマイクロソフトという巨大企業を作り上げたのか、少しでも理解できるかもしれませんね。

この中で興味の湧く一冊があれば、ぜひ読んでみるのがいいと思います。

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