「福沢諭吉がどんな人物だったかを知るのに、おすすめの本はどれ?」
「一万円札になるような人ってどんな人間だったんだろう?」
福沢諭吉といえば「一万円札になっている人」までは知っていても、実際にはどのような人物だったのか、より詳しく知っている人は意外と少ないのではないでしょうか?
お札になる人物がどのような功績を残したのかも気になりますよね。
今回は福沢諭吉がどのような人物だったのかよくわかる伝記から、本人が実際に執筆した自伝、代表作もご紹介していきたいと思います。9冊をおすすめ順のランキングにしてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事を書いた人
一橋大卒 歴史学専攻
Rekisiru編集部、京藤 一葉(きょうとういちよう)。一橋大学にて大学院含め6年間歴史学を研究。専攻は世界史の近代〜現代。卒業後は出版業界に就職。世界史・日本史含め多岐に渡る編集業務に従事。その後、結婚を境に地方移住し、現在はWebメディアで編集者に従事。
9位:福沢諭吉の哲学―他六篇
読んでみて
この本は福沢諭吉について研究された本で、福沢諭吉の考え方の原点や、思想の背景をを考察したい人に向いている本です。
福沢諭吉という人物を知っていくと、「どうしてあの時に、このような判断をしたのだろうか」「この言動の意味は何だろうか」と様々な疑問が出て来ますが、丸山氏の見解もあり、福沢諭吉の言動や行動についての疑問が納得に変わっていくような気持ちになれました。
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8位:学習漫画 世界の伝記 福沢諭吉 文明開化につくした教育者
読んでみて
この本は福沢諭吉の誕生から、活躍までがとてもよく描かれている本です。絵もわかりやすく、福沢諭吉が江戸時代から明治にかけて、どのように活躍していったかがすごくよくわかります。
幼い頃から勉強ができた福沢諭吉はどのような家庭で育ったのか、福沢諭吉が家族に対して持っていた愛についても、漫画を通して読み解くことができます。
みんなのレビュー
引用元:読書メーター
子供のために借りた本だったが、福沢諭吉って何した人なのかちゃんと知らなかったので読んでみた。 世の中を良くするため、まずは自分が勉強し、それを人に知ってもらうためにわかりやすく伝えた人。 教育、啓蒙って大事だと改めて思った。 温暖化対策も、啓蒙により一般市民が政治を動かすなどして、急進することを願う。
7位:福沢諭吉 しなやかな日本精神
読んでみて
この本は、福沢諭吉を題材として考察された本ですが、同じ時代を生き抜いた、勝海舟などの、明治の偉人たちと比べながら、時代背景も丁寧に解説してくれています。福沢諭吉本人だけでなく、この時代について興味を持っている人にとてもおすすめしたい作品です。
また、福沢諭吉の思想がとてもよく伝わってくる文章で、偉人たちの思想を取り入れながら、自身の仕事の在り方などを考えたいと思う人には、とても刺激的です。いいインスピレーションを得られる一冊となっています。
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6位:福沢諭吉 (おもしろくてやくにたつ子どもの伝記)
読んでみて
この本は福沢諭吉の生まれから一生を、簡潔にわかりやすく表現してくれている伝記です。福沢諭吉は一万円札の人物に選ばれた理由も、この伝記を読んでいるうちに理解できるでしょう。
お子さんにも読みやすい内容になっており、福沢諭吉の生涯を通して勉学に興味を持つことができそうな内容でした。
これから勉強に励んで頑張って欲しいという意味も込めて、お子さんにプレゼントするのもぴったりな作品です。
みんなのレビュー
「自由平等と学問の大切さを訴えた近代日本人の福澤諭吉。
絵本ナビ
お札の諭吉、慶應の諭吉です。
日本人として知っておきたい一人ではないでしょうか。
こちらの伝記シリーズは小学校中学年でも読みやすい伝記本でとてもよいな~と感じています。」
5位:現代語訳 文明論之概略
読んでみて
この本は今後世界と戦っていけばいいのか、福沢諭吉が明治という時代をどのように乗り越えていけばいいかを説いた本です。
今までの考えを変え、国を変えていくということは簡単ではありませんが、そんな中で福沢諭吉が非常にシンプルに「今、何をすべきなのか」を文明論之概略で表現してくれています。
時代は違えど今の日本にも響くものがあるので、今の現状に何か疑問を覚える人は一度読んでみてほしいと思いました。
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4位:新訂 福翁自伝
読んでみて
この本は福沢諭吉が自分自身で書いた自伝です。福沢諭吉の書籍といえば、「学問のすすめ」が有名ですが、この本は、より福沢諭吉自身の考えがわかる作品となっております。
江戸時代から明治時代という激動の時代を生き抜き、言動の自由が与えられていなかった時代に、福沢諭吉は何を思い何を皆に伝えたかったのか。ダイレクトに響いてくるだけでなく、より福沢諭吉を愛おしく思えるような作品です。
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3位:学問のすゝめ
読んでみて
この本は、福沢諭吉の代表作であり、福沢諭吉の作品といえばすぐに思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
内容としては、明治の自己啓発本と言われるくらい、福沢諭吉の人々へのメッセージが強く含まれているような作品で、「人は生まれながらに皆平等なのだ」という福沢諭吉の考えが、わかりやすく表現されている本です。
福沢諭吉を知りたいのであれば、まず最初に読んでおきたい本の一つです。
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2位:教養を広げる「まんがで読む名著」学問のすすめ
読んでみて
この本は福沢諭吉の代表作でもある「学問のすすめ」をわかりやすく漫画にした本です。さらに福沢諭吉がどのような人物だったのか、半生も一緒に描かれている本です。福沢諭吉の人物像や書いた作品について、福沢諭吉自身を知りたい人におすすめです。
また、テンポの良い展開で福沢諭吉に対して何も知らない人でも内容が入ってきます。文字を読むのは苦手でも、福沢諭吉について知りたいという人はこの漫画から入っていきましょう!
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1位:子どもの伝記15 福沢諭吉
読んでみて
この本は福沢諭吉という人物がどのような人物だったのか、子ども向けに非常にわかりやすく表現されている作品です。
伝記というと少し難しいイメージを持つ方もいるかもしれませんが、福沢諭吉について、大事なポイントを抑えながら、しっかりとまとめられているので、福沢諭吉がどのような人物か、時間をかけずに知りたいという方にとてもおすすめです。
文字が大きいので、細かい文字を読むことが苦手な方にも向いているでしょう。
みんなのレビュー
子供の借りて読みました。学問のすすめ、読ませようかな。
ブックメーター
まとめ
長い間鎖国をして考えが固執していた日本にとって、福沢諭吉の人の平等を訴える考えや、学問の大切さを述べることは当時はとても斬新なものでした。
その考えは時代を超えた今でも人々の胸に響くものがあります。 日本や世界が大変な時だからこそ、今を生き抜くためのヒントを福沢諭吉から得て、自分の人生だけでなく世の中を、より良くしていく行動を本から学び取りましょう。