小説ヲタクがおすすめするオールタイムベスト83冊

本多孝好のおすすめ本6選【代表作品からコアなファン向けまで】

「本多孝好の本でおすすめってどれだろう?」
「本多孝好の本で最初に読むのはどれがおすすめ?」

本多孝好の本はメディア化されているものも多く、多くの人の共感を得ています。生と死にまつわるシビアなストーリーのものから、読めば元気になれるもの、ひやりとさせられるサスペンスまで幅広い作風を特徴としている作家です。

幅広い作風ゆえにファンの幅も広く、これから本多孝好の著作を読んでみたいという方はどれから読んだらいいのかわからない、と思うかもしれません。

この記事では、本多孝好の描き出す世界観に魅了された隠れファンの1人である私が、本多孝好作品のポイントをご紹介します。

数ある本多孝好の著作の一部を「最初に読むべき代表作」「刺激がほしい方におすすめの作品」「ミステリアスな作品」の3つに分類していますので、本を選ぶときの参考にしてみてください。

最初に読むべき代表作

MISSING

読んでみて

デビュー作「眠りの海」を含む本多孝好初の作品集で、喪失感をテーマにした5つの短編が収められています。「眠りの海」は本多孝好本人が大学生の頃に書いたということでも有名で、その衝撃的な内容は第16回小説推理新人賞の受賞に至るほど。本格的に作家を目指すきっかけとなった作品でもあります。

恋人の死の真相が解き明かされる「眠りの海」は、学生時代に書かれたとは思えないほど完成されており、本多孝好作品の特徴であるどこかドライな筆致はこの頃にはすでに確立されているようです。他にも、全体的に喪失感が漂う「瑠璃」などはファンにも人気の作品です。

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https://twitter.com/anton_book/status/1224457345008205825

MOMENT

読んでみて

本多孝好の作品が好きな人なら、必ず一度は読んでいると言っても過言ではない代表作です。死ぬ前に願いを叶える「必殺仕事人」神田が主人公の、「必殺仕事人」シリーズの1作目。本多孝好の得意とするどんでん返し、一度読んだら忘れられない読後感に、夢中になってしまうことでしょう。

「生と死」をテーマにすることの多い本多孝好の中でも、特に「死」を意識させられる本作は、神田の幼馴染で葬儀屋を営む森野が主人公の「WILL」、2人の7年後を描く「MEMORY」と続く3部作となっています。「MOMENT」を読んだら、是非この2作品も続けて読んでみてください。

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刺激がほしい方にオススメ

正義のミカタ

読んでみて

「生と死」をテーマに扱ってきた本多孝好が、少し毛色の異なる作風にチャレンジ。「正義」の在り方を問う青春小説です。主人公・亮太の視点、彼を取り巻く人間関係とストーリー展開に、読み終えると誰もが「正義とは」と考えるでしょう。

主人公・亮太は見事に大学デビューを果たし、充実した日々がスタートします。元いじめられっ子だった彼は「正義の味方研究会」に所属し、そこで「正義」とは何かを考えることに。大学生らしい考え方や生き様がリアルに描かれていて、誰もが共感しやすく、かつこれまでの本多孝好作品にはないような軽快な筆致が特徴です。

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at home

読んでみて

本多孝好の本にはミステリが多いですが、本作はその中でもエンタメ性が強く、楽しみながら読みすすめることができます。表題作のほかにも家族の在り方を問う短編を集めた本作は、コミカルな筆致で描かれているからこそぐっと読者の心をつかみ、人気を博しています。

父は泥棒、母は結婚詐欺、主人公である長男はパスポート偽造で生計を立て、長女と次男を含めた5人家族で仲良く暮らす森山家。事件に巻き込まれることで、家族の絆の深さが浮き彫りになっていきます。読み終えた後には、身近な人を大事にしたい気持ちが芽生えるかもしれません。

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ミステリアスな作品

真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-A / side-B

読んでみて

こちらも、本多孝好の作品を知る上では外せない本のひとつ。世間と5分ズレた時間を生きる主人公、同じ人を好きになってしまった一卵性双生児の姉妹、といった特殊な人物設定が生み出す、恋愛小説でありミステリ小説です。

お互いにどこか喪失感を抱えた主人公と、瓜二つの双子の妹を持つかすみとの恋愛模様を描くside-A。冒頭で起こった悲劇が、物語を一気にミステリアスなムードに変貌させるside-B。主人公とヒロインのかすみが何を選択していくのか、固唾を呑まずにはいられない作品です。

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チェーン・ポイズン

読んでみて

本多孝好の本の中でも傑作ミステリとして評価の高い本作。続きが気になるストーリー、読めば読むほど引き込まれるテンポの良い描写、最後にあっと言わせるどんでん返し、とミステリ好きが夢中になる要素が満載の作品です。

本作は死の絶望に打ちひしがれる女性と、奇妙な共通点を持つ自殺者の謎を追う記者、2人の視点でストーリーが進んでいきます。本多孝好の作品で多く取り扱う「生と死」という重いテーマを取り扱いながらも、読み終えると不思議とスッキリとした気持ちになれるでしょう。

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まとめ

本多孝好の作品をこれから読む人におすすめの本をまとめました。

「生と死」「家族」といった、人間なら誰しも身近にあるものの、いつの間にか当たり前になってしまっているテーマに焦点をあて、切り込んでいく作品が多いです。

すっきりと終われる話もあればどこかモヤモヤを残したまま終わる話もあり、突拍子もない設定であれど現実味の感じられる世界観に、気づけば夢中になってしまうはず。

この記事を読んで、本多孝好の持つ独特の魅力が伝われば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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