小説ヲタクがおすすめするオールタイムベスト83冊

新撰組をよく知れるおすすめ漫画18選【伝記から少年、少女漫画まで】

「新選組について詳しくなりたい!」
「新選組をテーマにした漫画を読んでみたい」

幕末ファンに根強い人気を持っている浪士隊「新選組」。近藤勇を局長に、鬼の副長・土方歳三、一番隊隊長・沖田総司など人気のある隊士が多く、ドラマや映画、ゲームといった新撰組を主題にした作品が数多くあります。

中でも有名なのは、2004年に放映された三谷幸喜さん脚本の大河ドラマ「新選組!」です。こちらの作品は、主演の近藤勇を香取慎吾さんが演じ、2011年に行われた「あなたの好きな大河ドラマ」ランキングでは2位を獲得しております。

ですが、「新選組」の名前は聞いたことあるけど、実はよく知らないという方もいるのではないでしょうか。そこで、今回は「燃えよ剣」をきっかけに、新選組を好きになり、池田屋など聖地巡礼したことのある筆者が、新選組をテーマにした漫画を12選ご紹介いたします。

新選組の伝記から、少年漫画、少女漫画と3つの切り口から、気になった作品をご参照ください。

伝記漫画

新選組 (学研まんが NEW日本の伝記)

読んでみて

2017年11月に発売された「NEW 日本の伝記シリーズ」の新選組編。新選組結成のきっかけとなった「浪士組」の結成から、明治維新を経て、隊士達がそれぞれの道を歩むまでを分かりやすく描いております。

この「NEW 日本の伝記シリーズ」には他にも、同時期に活躍した坂本龍馬や西郷隆盛、桂小五郎、伊藤博文など長州藩出身の人物を描いた「長州ファイブ」などが刊行されています。新選組の大まかな流れを知りたい方にはおススメの一冊です。

みんなのレビュー

「燃えよ剣」を読むのに少し知識が不足してると思い、手に取りました。解説が豊富で新選組についての体系的に知識を得るのに役立ちました。子供向けですが大人が初学用として読むのにも漫画はいいですね。

読書メーター

学習まんが 世界の伝記 NEXT 土方歳三と新選組 幕末の京都を守った若者たち (学習漫画 世界の伝記)

読んでみて

2017年に集英社から発売された、新選組「鬼の副長」と呼ばれ恐れられた土方歳三を中心に描いた新選組の伝記漫画。剣術の天然理心流を学んだ幼少期からから、戊辰戦争で落命する箱館・五稜郭の戦いまでの34年の生涯を描いた物語。

新選組において、土方歳三は中心人物のひとりであり、新選組解散後は旧幕府軍として最期まで新政府に抵抗した人物の一人です。幕末の動乱を一人の武士として駆け抜けた土方歳三の生涯について、分かりやすく描かれている一冊です。

みんなのレビュー

新選組の最後は 悲しいが 友や同士が集まってくるのは わくわくする。それにしても新選組は そこら辺の武士より武士だった。

読書メーター

マンガ 面白いほどよくわかる! 新選組

読んでみて

2018年に発売された「マンガ面白いほどよくわかる!」シリーズの3冊目。新選組結成から、土方歳三の最期である箱館戦争までを描いた作品で、途中に3Dビジュアルで戦地を描いたコラムなどが掲載されております。

新選組初心者の方には少し情報量が多すぎるという注意事項がありますが、漫画部分で流れをつかんでからコラム部分を読むと、より詳細な情報が得られるかと思います。同シリーズには「ギリシャ神話」「古事記」なども発売されているので、興味がある方はそちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。

みんなのレビュー

Kindle版。可もなく不可もなし。新選組ビギナーには情報量が多すぎるし、詳しい方は物足りないのではないか。絵は好みが分かれるところ。

読書メーター

NHK「その時歴史が動いた」コミック版 新選組・龍馬編

読んでみて

2000年から2006年までNHKで放送されていた歴史ドキュメンタリー番組「その時歴史が動いた」のコミック版。歴史のターニングポイントを「その時」と定義し、そこに到達するまでの経緯や人間ドラマなどを描いたドキュメンタリーです。

「新選組・龍馬編」では新選組発足のきっかけとなった清河八郎の浪士組結成、知名度を全国に広げた池田屋事件、江戸城無血開城の裏で行われていた近藤勇の処遇について取り上げられております。また、新政府に関わった松平春嶽についてなども描かれております。

みんなのレビュー

新撰組発足から池田屋事件そして同じ刻に生きた坂本龍馬の薩長同盟とおりょうさんとの出会いまでが描かれています。

読書メーター

戊辰戦争 (学研まんが 対決日本史シリーズ)

読んでみて

学研の歴史まんがシリーズから戊辰戦争について描いた一冊を紹介します。

物語は、徳川慶喜の大政奉還から始まります。一見、幕府の負けとも見えた政権の返上ですが、ここには慶喜の深謀がこめられていました。そして鳥羽・伏見から始まった幕府軍と薩摩長州の戦いは、どんどん日本全土に広がっていきます。

新選組が活躍した歴史舞台の中で、新しい時代を開く強い意思や武士の誇りを躍動感あふれるまんがで描いた作品です。

みんなのレビュー

幕末・維新人物伝 土方歳三

読んでみて

コミック版日本の歴史シリーズの幕末・維新人物伝より、土方歳三を取り上げた一冊をご紹介します。

幕末に日本史上最強の「剣客集団」として志士たちを震え上がらせた新撰組副長であった土方歳三。晩年は不遇の最後を迎えることになった新選組でしたが、土方は最後の最後まで戦い続けました。

土方歳三がいかにして幕末の世を生き、最後の武士として生きていったのかを描いた一作です。

みんなのレビュー

少年・青年漫画

新撰組異聞PEACE MAKER

読んでみて

1999年から「月刊少年ガンガン」にて連載が開始された黒乃奈々絵さん原作の少年漫画。両親を長州藩士に殺された少年・市村鉄之助が新選組に入隊し、土方歳三の小姓として動乱の時代を駆け抜けていく物語。

第1部に該当する「新撰組異聞PEACE MAKER」は池田屋事件までが描かれ、2005年には「月刊マッグガーデン」にて第2部となる「PEACE MAKER鐵」は池田屋事件以降の新選組が描かれております。ちなみに史実の市村鉄之助も土方の小姓として仕え、箱館戦争にて土方の遺品を託され、親戚の佐藤彦五郎の元へ届けたと言われております。

みんなのレビュー

鉄之助君が格好良い&可愛い。鉄くん強くなったね。史実ならまだ鉄之助君はまだいない頃ですね。と、言うか下手すりゃ鉄之助君元服してないかもしれないんだよな←

読書メーター

壬生義士伝

読んでみて

2000年に文藝春秋から発行された浅田次郎さん原作の歴史小説のコミカライズ版。盛岡藩を脱藩した浪士・吉岡貫一郎を題材にした作品で、2002年には渡辺健さん主演でドラマ化、2004年には中井貴一さん主演で映画化されるなど、様々なメディアミックス展開されている作品です。

南部藩の下級武士として生まれ育った吉岡貫一郎が、家族のために盛岡藩を脱藩し、生活のために新選組に入隊。周囲の隊士からも認められる存在になっていく様を描いた物語。史実の吉岡貫一郎は盛岡藩で生まれ、新選組に参加し、鳥羽伏見の戦いで戦死したと伝えられております。

みんなのレビュー

吉村氏の話。浅田次郎さん原作のせいなのか、話がじっくりゆっくり進む感じで丁寧。絵も細かくて迫力もあって恰好いい。面白い。事細かに言葉の説明も入るので、歴史に明るくない人でも、意外にもかなり読みやすいんじゃないかな。吉村さんの切腹の話かと思いきや、別の浪士の切腹の話で終わった(笑) あー、小説読みたいな。

読書メーター

ちるらん新撰組鎮魂歌

読んでみて

2012年に漫画雑誌「月刊コミックゼノン」にて連載開始された梅村真也さん原作、橋本エイジさん作画担当の青年漫画。明治45年、女性記者の市川真琴が土方歳三について取材するために。新選組の生き残りである杉村義衛から新選組の真実について聞かされる物語。

杉村義衛とは晩年の永倉新八の事で、市川真琴は土方歳三の子孫という設定で登場します。ヤンキー漫画のような作風で、不良グループのような新選組を味わえるのが魅力の一つです。エンタメ作品として楽しめる内容になっております。

みんなのレビュー

Kindle無料版にて。 天翔の龍馬を読んだら、新撰組が出てきたのでそういえばこの人の作品ダウンロードしてたなと。 同じ新撰組かなと。 読んでみたら同じ新撰組だった。 まあ時代考証とかそういうのはおいといて、なかなかに面白いじゃないか。 結構メチャクチャだけど(笑) ただのイキがったガキのような土方歳三。 これがどのようにして鬼の副隊長になっていくのかが楽しみである。

読書メーター

アサギロ~浅葱狼~

読んでみて

2009年6月から漫画雑誌「ゲッサン」にて連載中のヒラマツ・ミノルさん原作の少年漫画。新選組一番隊隊長であり天才剣士と呼ばれた沖田総司の生涯を中心に、幕末の動乱に巻き込まれ、変貌を遂げてゆく新選組を描いた物語。

こちらの作品では時代の英雄としての新選組、ではなく、負の側面としての新選組の一面が描かれております。例えば、入隊試験と謡いながら徹底的に痛めつけ、入隊を拒否すれば切腹。脱走しても切腹、と過激な部分が描かれておりますが、シリアスな展開が好きな方にはおススメの作品です。

みんなのレビュー

ちっちゃい頃の沖田総司の話。白河藩の剣術指南を破ってしまい、その介錯を間違い、入牢させられてしまったが、近藤勇によって助けられるまで。 ごちゃごちゃしてない絵柄で読みやすい。幕末は登場人物も多いだろうし、政治情勢なんかも混迷を極めて込み入ったことになるだろうから読みやすいのは助かる。

読書メーター

壬生狼ヤングゼネレーション

読んでみて

壬生狼ヤングゼネレーションは、新選組を少しポップに描いた漫画作品です。最近では、舞台化されたことでも話題となっています。

主人公は実在したマイナー隊士である「隊中美男五人衆」。彼らの日常を瑞々しく切り取った新しい新選組漫画です。

歴史上の英雄にはなれなかった少年達の、短い夏の日々を感じられる一作です。

みんなのレビュー

ひなたの狼―新選組綺談―

読んでみて

ひなたの狼―新選組綺談―は、新選組を描いた漫画の中でも少し独特と言えるかもしれません。

一番の特徴は、土方歳三をまるで女性のような繊細な人間として描いたことです。それ以外にも、沖田総司や原田左之助など、新選組の登場人物としてイメージが固まっているような人たちも、違う視点での描き方をしています。

よくある新選組の物語に飽きてしまった人に、おすすめできる作品ですよ。

みんなのレビュー

少女漫画

薄桜鬼

読んでみて

原作は2008年9月にアイディアファクトリーから発売された恋愛乙女ゲーム。行方不明となった父である蘭方医学者の雪村綱道を探しに京都へやってきた主人公・雪村千鶴。ある事件をきっかけに新選組の隊士と知り合うことになり、次第に自身の出生についての秘密も明かされていく…という物語。

ファンタジー要素が強く、創作部分も多く含まれている作品です。ですが、新選組隊士や幕末の人物たちが様々な形で登場するので、名前を覚えるには初心者の方でも入りやすいかと思います。漫画以外にもアニメ、ミュージカルなど様々な媒体で視聴することが出来ます。

みんなのレビュー

ゲームをやってからだったのでなんとなく話は分かりましたが、最初が難しかったです。千鶴ちゃんがいつもよりもしゃべってる印象があって可愛かったです。沖田さんがいつもより毒吐かないので、ちょっと新鮮でした!みんなイケメンだ。

読書メーター

風光る

読んでみて

1997年から漫画雑誌「別冊少女コミック」で連載が開始された渡辺多恵子さん原作の少女漫画。壬生浪士組に入隊志願しに来た青年・神谷清三郎。彼は実は、富永セイという少女であり、長州の浪士に父と兄を殺された敵を討つべく男装し、新選組に潜入、そこで出会った沖田総司に次第に惹かれていく、という物語。

セイと沖田のもどかしい純愛が描かれている作品ですが、史実通りの展開で物語は進行していきます。登場人物一人一人に個性的な魅力がつけられており、読み進めていくうちに、その主人公との関係性に惹きこまれていくかもしれません。

みんなのレビュー

魅力的な人物とよく練られたシナリオが引き込まれるほど面白いです。また、主要人物の性格設定と時代考証がしっかりしていて関心しました。

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北走新選組

読んでみて

漫画雑誌「別冊花とゆめ」に掲載された菅野文さんの短編「碧に還る」「散る緋」「殉白」の3部作をまとめてコミックス化した作品。新選組を脱走するも、土方歳三の命により一命をとりとめた隊士野村利三郎、新選組最後の隊長相馬主計、そして旧幕府軍として戦った土方歳三を描いた作品。

菅野さんの作品には他にも二重人格の沖田総司が土方の命を狙う「凍鉄の花」などもありますが、「北走新選組」は史実に沿って描かれています。近藤を失った後、新撰組隊士達の葛藤と戦いを切なく描いている作品です。

みんなのレビュー

野村、相馬、土方の、義を信じ義に殉じた3つの話。それぞれの最期は切なく悲しいけど好きな場面でもあり、涙が出ます?菅野新選組シリーズの中でこの作品が一番!欲を言えば何だかコンパクトな感じで物足りなかったので、長編でじっくり味わいたかったな。

読書メーター

だんだらごはん

読んでみて

2016年からイラスト投稿サイト「pixiv」内にある漫画サイト「pixivコミックサイト」にて連載を開始した漫画作品。試衛館にて知り合った沖田宗次郎と山口一が、師匠である近藤勇を励ますために一緒に料理を作ることになり…という物語。

絵柄はかわいらしいのですが、要所要所に新選組の転機となるポイントが描かれている作品です。他の漫画と比べ、斬り合いなどが少なく、隊士たちの日常生活をメインに、流血描写などが苦手な方にはおススメの一冊です。

みんなのレビュー

幕末の志士たちのごはん事情いかに。な、だんだらごはん。「努力したって何したって、生まれで全部が決まるなんておかしくないですか?」そういう時代だったんだろうけどね。「意地張るのもいいけど、どんな業物でも、使い方が悪けりゃ折れる。自分の矜持守りたいなら、意地だってうまく扱う方法、覚えねぇと。あいつどっかで折れるぞ」土方さんがかっこいい。「武士が天下を争うという時代ではなくなったが…負けてもあきらめない心は大事にしていきたいよなぁ…」食事情はまぁ当時のご飯ですから。ニラ粥はおいしそうではあった。

読書メーター

太陽を堕とした男

読んでみて

太陽を堕とした男は、「写楽心中」などでも評価の高い会田薫が書いた幕末物語です。

主人公は、もと奇兵隊総督であった赤根武人。彼は、仲間であった高杉晋作を信奉していました。しかし、新選組に囚われた赤根は、命と引き換えに新選組の監視のもと密偵となることになります。

時代に翻弄され、袂を分かち合った二人の運命はいかに。彼らの行き着く果てを描いた悲しみの物語です。

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誠のくに

読んでみて

誠のくには、新選組漫画の中でも珍しく斎藤一を主人公に据えた漫画作品となっています。斎藤一の数奇な生涯を、丹念な調査取材をもとに描いている一作です。

新選組の壊滅後も生き残り、西南戦争に赴くことになった斎藤一。彼は、何を思って仲間たちを失ったあとも戦い続けるのでしょうか。

なにより、繊細な絵柄とスピーディな物語の展開が魅力的な作品です。

みんなのレビュー

まとめ

一口に「新選組を題材に」と申しましても、これだけの漫画が描かれており、様々な視点から新選組という武士の集団について物語が広がっております。

上記で紹介した作品以外にも、コメディタッチな作品やシリアスでドラマチックな作品など多く存在しております。様々な視点から新選組を知ることで、幕末という時代をより深く知れるきっかけにもつながるかもしれません。

この記事をきっかけに、新選組について少しでも興味を持っていただければ幸いです。

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