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天草四郎をよく知れるおすすめ本・書籍6選【伝記から評論、漫画まで】

「天草四郎って有名な人物だけど、本当はどんな人だったんだろう」
「島原の乱は歴史で習ったけれど、どんな出来事だったんだろうか」

天草四郎は、江戸時代初期に九州のキリシタンが起こした島原の乱で、十代の少年にも関わらず、一揆の総大将になりました。美少年で、民衆の間でカリスマ的な人気をもち、様々な奇跡を起こしたといわれる謎に包まれた神秘的な人物です。

大人たちに利用され、一揆軍の戦意高揚のために担ぎ上げられただけに過ぎないという見方もある四郎ですが、実際はどのような人物だったのでしょうか。

ここでは、天草四郎をより深く知ることができる本を、伝記、解説書、漫画に分けて紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

伝記

天草四郎

読んでみて

天草四郎を主人公に、島原の乱の様子を描く伝記小説です。島原の乱が起こるまでの背景や経緯、一揆に関わった人物などを丁寧に描写し、少年であった四郎が一揆の総大将に祭り上げられた理由が説明されています。

本当は外国で学問をしたいと思っていた四郎が、悩みながらも周囲の期待に応えるため大将を引き受ける様子など、四郎の内面も描いており、小説としても楽しむことができます。天草四郎に興味をもった人に最初の1冊として読んでほしい本です。

みんなのレビュー

なし

乱 (講談社文庫)

読んでみて

野生児として少年時代を過ごした「虎」を主人公に、島原の乱を描く歴史小説です。畑を荒らして捕まった虎が天草四郎と出会い、虎の目から見た島原の乱の様子が書かれています。

小説なので、ところどころにフィクションも挿入されていますが、登場するエピソードは実際の出来事をもとにしているので、島原の乱についてよく知ることができます。小説としても、とても面白いので、天草四郎や島原の乱に興味がある方にはぜひおすすめです。

みんなのレビュー

島原の乱は演劇など幾つか観たり、史跡等歴史に触れたりしているが、これも良い話だった。信綱や甚兵衛、それぞれの思惑が交錯し、島原の乱に集結していく。四郎は甚兵衛に言われるがまま御旗になったような感じだったが、最後には自分の意思を通したことができ、虎による影響もあったのだろう。虎は育ちかどうであれ純粋だった。結末はわかっているけれども、虎の行動に一瞬希望を持ってしまった。

読書メーター

評論・解説書

島原の乱 キリシタン信仰と武装蜂起

読んでみて

島原の乱とキリスト教の関係について論じた本で、一揆が起きた原因にはキリスト教の強い影響があったことを明らかにしています。以前に中公新書から刊行されていたものの文庫化で、島原の乱は領主による過酷な税の取り立てが原因となって起こったという従来の見方に見直しを迫る内容です。

当時の日本におけるキリスト教や隠れキリシタンの重要性について新しい考察を与えてくれる本で、島原の乱とキリシタンの関係について興味がある人にはぜひ読んでもらいたい解説書です。

みんなのレビュー

島原の乱の原因として言われる、飢饉と重税、そして宗教的反乱のうち、主に宗教的要因に着目して語られています。つまり、(かなり大雑把に言うと)かつてのキリシタン大名下での「昔はよかった」的な状況への回帰を望んだものとされています。この、他の宗教(異教)への非寛容にいささかの心の抵抗を感じてしまうのですが、ヨーロッパでも民族信仰との共存あったとされているそうで、多少は納得できました。島原地域でも、この宗教的非寛容に徹した人たち以外に、「うまく折り合いをつけた」人々もいたらしく、それが「潜伏」につながるようです。

読書メーター

Q&A 天草四郎と島原の乱 (熊本ふるさと選書)

読んでみて

天草四郎と島原の乱に関する様々な疑問についてQ&A形式で解説してくれる本です。「四郎の生まれはどこか」「四郎は美少年だったのか」といった興味深い質問に対して、地元出身で専門の歴史学者である著者が、学術的な史料に基づいた回答を出してくれます。

島原の乱に関する日表がついてくるので、資料としても便利です。島原の乱と天草四郎をより深く学べるおすすめの1冊です。

みんなのレビュー

なし

街道をゆく 17 島原・天草の諸道 (朝日文庫)

読んでみて

歴史作家・司馬遼太郎が、様々な旧跡・史跡を訪れ、独自の視点からその土地の歴史や人物について考察する紀行文集「街道を行く」シリーズのなかの1冊で、島原・天草を扱ったものです。江戸時代のキリシタンや島原の乱について、司馬史観と呼ばれる独特な視点から分析しています。

圧政を敷いた当時の領主を「ごろつき」と呼んだり、一揆に同情しつつも、無理やり参加させられた人々がいたことについても記述したりと、著者にしか書けないユニークな解説からは新しい発見が得られるでしょう。

島原の乱について、違った視点から解説した本が読みたいという人におすすめです。

みんなのレビュー

切支丹だからというよりも、圧政により起ち上がらざるをえなかった島原・天草の人々への深い哀しみと、貧しい土地で生産性を上げるため住人がいかに努力してきたかに想いを馳せる場面で思わず会社の休憩室で涙を零す。紀行文で泣くのかと驚かれ、その言葉にしっくりこなかったけど、確かに本シリーズは政治や地理、庶民の暮らしまで細やかに想像する司馬さんと共に現代と過去を行ったり来たりする紀行文なのだろう。凄惨な過去にも関わらず、上に立つ者の違いと外洋に面している事でどこか明るい気風のある天草が好きだ。また行きたい。

読書メーター

漫画

江戸人物伝 天草四郎 (コミック版 日本の歴史)

読んでみて

日本史の有名人にスポットを当てた歴史漫画シリーズの1冊で、天草四郎の生涯を描いたものです。四郎の人生における一大事件である島原の乱を中心に、一揆の総大将になった四郎の戦いの様子が漫画でわかりやすく読むことができます。

漫画なのですぐに読めて四郎の人物像を知ることができます。日本史では有名な島原の乱ですが、細かい部分については知らない人も多いと思いますし、天草四郎に興味をもった初心者に最初に読んでほしい、大人から子供まで楽しむことができるおすすめの1冊です。

みんなのレビュー

江戸時代初期。飢饉と重い年貢に苦しむ農民たちと迫害されるキリシタンのために「島原の乱」の総大将となった少年・天草四郎の伝記を漫画化。学校でも習ったし、TVでの特集も見たことはある。でもその深い部分についてはよく分からないのが島原の乱。本書では当時の悪政を詳しく解説し、その後に至る改革についても紹介している。島原城初代城主が石高を過剰申告した理由や貿易による利益で年貢を負担していたこと、一揆軍がルソンに住む日本人に援軍を求めていたことなど、新たな知識を得ることが出来た。

読書メーター

まとめ

天草四郎の人生は、十代で一揆の総大将になり討ち死にするという壮絶なものでしたが、それこそが四郎が今も多くの人を引き付ける理由といえます。

四郎は、百姓の出身であることから、資料も少なく、素性について分かっていないところもたくさんあります。ミステリアスな部分も魅力ですし、ここで紹介した本を参考に、自分なりに謎の答えを探してみるのも楽しいのではないでしょうか。

以上、天草四郎に関する本のまとめでした。

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