【24年11月最新】戦国時代をよく知れるおすすめ漫画ランキングTOP25

「戦国時代はどのような時代だったんだろう」
「戦国時代を舞台にした漫画を読んでみたい!」

日本史の中で、幕末と並び歴史ファンの多い時代といえば、戦国時代ですよね。「戦国時代をきっかけに日本史を好きになった」なんて人もいるかもしれません。

けれども戦国時代が実際、どのような時代でどのような武将たちが活躍した時代なのか、信長や秀吉以外にどんな人物がいたのか、意外とあやふやになってしまっている方もいるのではないでしょうか。

そこで、今回は、戦国時代の漫画やゲームが好きな筆者が戦国時代を舞台にした漫画を25冊ご紹介いたします。おすすめ順のランキングにしてまとめました。伝記ものや少年・少女漫画、信長以外の武将が題材になっている漫画などさまざまなジャンルから選びましたので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人

一橋大卒 歴史学専攻

京藤 一葉

Rekisiru編集部、京藤 一葉(きょうとういちよう)。一橋大学にて大学院含め6年間歴史学を研究。専攻は世界史の近代〜現代。卒業後は出版業界に就職。世界史・日本史含め多岐に渡る編集業務に従事。その後、結婚を境に地方移住し、現在はWebメディアで編集者に従事。

25位:イシュタルの娘

読んでみて

漫画雑誌「BE・LOVE」にて連載されていた大和和紀さん原作の歴史漫画。安土桃山時代に生きたとされる謎の女性・小野於通を主人公にした作品。信長、秀吉、家康といった天下人から重用されてきた小野於通の生涯を描いた物語。

長らく浄瑠璃の起源である「十二段草子」の作者であるとされてきた人物ですが、成立年代が15世紀であることから、この説も否定されています。ですが、そのミステリアスな部分がかえって魅力的な作品です。

みんなのレビュー

「真田丸」放映中にこの漫画の存在を知り完結してから読もうと思っていたら今頃に。面白かったです。色々面白い人物が目白押しでこの時代は劇的で良いですね。肩こりと眼睛疲労がましになったら池波先生の真田太平記を今度こそ読み始めたいです。

引用元:読書メーター

24位:アシガール

読んでみて

漫画雑誌「Cocohana」で2021年末に完結した森本梢子さん原作の戦国ラブコメ漫画です。現代の女子高生・速川唯がある事がきっかけで戦国時代へとタイムスリップしてしまい、そこで出会った戦国武将・羽木九八郎忠清に一目ぼれする物語。

戦国時代を舞台にしたフィクション漫画で、登場人物も実在の人物があまり登場しません。ですが、ドタバタなラブコメ作品として楽しめる一冊となっております。

みんなのレビュー

想像以上におもしろかった。走るのがやたら早いのと、脳天気なことしか能がない主人公のキャラクターが最高だし、お城の若君への気持ち悪いくらいの惚れっぷりが変にリアリティがあって最高だし、ご都合主義なんだけどシュールな展開でそれを自然な流れにし感じさせるのも最高。あとは主人公の弟が庭でタイムマシンをつくったり、刀型の超高性能スタンガンをつくったりと、もはやドラえもんでしかない。絵柄もきれいでたいへんわかりやすい。

引用元:読書メーター

23位:ドリフターズ

読んでみて

2009年から漫画雑誌「ヤングキングアワーズ」で連載が開始されている平野耕太さん原作のアクションファンタジー漫画。異世界へと転生した歴史上の人物たちが、異世界でも様々なバトルを繰り広げる物語。

織田信長も登場しますが、この作品の主人公は関ケ原の戦いで「島津の退き口」のしんがりを務めたとされる武将・島津豊久です。勇猛果敢な豊久や、その他の歴史上の人物たちの激闘に歴史ファンならば興奮する内容となっています。

みんなのレビュー

アニメを見て!面白いと思って漫画も読みました! 世界中の偉人たちが異世界で時代を超えて戦うっていうストーリー! 読んでて凄いテンション上がります!! それに、なによりこのメンツでの国取り! 時代や立場を全て超越した世界で行動する偉人たち! この漫画を読んでると出てきた偉人たちをついつい調べていっちゃうので、勉強にもなるし、面白いしで最高です!

引用元:読書メーター

22位:ドラえもんの社会科おもしろ攻略 歴史人物伝【戦国】

読んでみて

藤子・F・不二雄原作の人気漫画「ドラえもん」の教材漫画シリーズ「ドラえもんの学習シリーズ」の戦国時代の歴史人物編。ドラえもんやのび太と共に、タイムマシンを使って戦国時代の人物を紹介していく物語。

原作と同じく、ひみつ道具を使いながら戦国時代の人物と交流していくので、歴史を知らない子供でも楽しみながら読むことが出来る一冊となっております。歴史への入門編としておススメです。

みんなのレビュー

歴史といったらまだ何にも習ってないし、人物の名前ぐらいしか知らなかったです。でもわかりやすいし、楽しく読めたし、でもちょっと難しかったです。もう少し大きくなったらもうちょっと歴史の本を読んでみようと思いました。

引用元:読書メーター

21位:信長のシェフ

読んでみて

漫画雑誌「週刊漫画TIMES」にて2011年から連載中の西村ミツルさん原作、梶川卓郎さん作画の料理漫画。フレンチの料理人であるケンはあることがきっかけで1568年の戦国時代へとタイムスリップし記憶喪失になってしまいます。そこへ、信長に取り立てられ、信長の料理人として使えることになる物語。

戦国時代にいながら、独自の料理を生み出していく姿がとても面白く、また戦国時代の台所事情などを知ることが出来る作品となっております。

みんなのレビュー

平成時代の料理人が江戸時代に記憶喪失の状態で飛ばされる物語。でも料理の方は忘れずにいる。砂糖や醤油などの概念がまだない時代に様々なアイデアから作り広げていく話は豆知識としても面白く書いてあったりして面白いし、信長ということで信長の料理人になるのは面白い設定!!!

引用元:読書メーター

20位:超ビジュアル!マンガ戦国時代 乱世到来編

読んでみて

2019年に西東社から刊行された「超ビジュアル歴史シリーズ」の戦国時代編の上巻。上巻では、応仁の乱から信長が没した本能寺の変までについて記述されております。CGや図解などで戦場や当時の城などより詳細に解説されております。

下巻は秀吉が天下人への第一歩となった山崎の戦いから、豊臣氏滅亡の大坂夏の陣までを描いております。2冊併せて読むことで、より戦国時代の知識が深められるかと思います。

みんなのレビュー

小4の息子が歴史に興味を持ち始めたので、買ってみました。まだ歴史は早いんじゃないかとも思いましたが、安土桃山あたりの時代が好きなようだったのでこの本を選びました。
カラーだし、絵もキレイで、もう5回ぐらい読んだみたいです。今度はシリーズで別の本も買ってみようと思います。

引用元:BookLive!

19位:超ビジュアル!歴史人物伝 織田信長

読んでみて

西東社から刊行されている「超ビジュアル歴史シリーズ」の人物編。織田信長の生涯を漫画で紹介しつつ、信長の居城であった安土城の図解や、桶狭間・姉川・長篠といった主要な戦いをCGを用いて詳細に紹介しております。

同シリーズの人物伝には他にも「豊臣秀吉」「徳川家康」「真田幸村」「伊達政宗」といった人気武将がラインナップされております。気になった武将が居れば、ご参照してみ亭はいかがでしょうか。

みんなのレビュー

図書館の子供向けコーナーにありました。子供向けは絵が多くてわかりやすく、けっこうあなどれない。CGの画像がすごくかっこいい!「信長の野望」みたい。信長は破天荒で「うつけ者」と呼ばれた最初から、炎に包まれた本能寺で自害するまで、本当にドラマみたいな一生だったなと。信長の妹、お市の方のことをもっと知りたくなりました。

引用元:読書メーター

18位:信長

読んでみて

漫画雑誌「ビッグコミックオリジナル増刊」「ビッグコミックスペリオール」にて連載されていた工藤かずやさん原作、池上遼一さん作画の歴史漫画。尾張のうつけ者こと信長が桶狭間の戦いを機に、天下布武の道を辿っていく様を描いた物語。

所々に、イタリアの武将などオリジナル要素を取り入れながら、信長の武勇伝を紹介する内容となっております。また、秀吉が元忍者という設定もこの作品ならではの特色の一つです。

みんなのレビュー

他の信長作品とは違い時系列ではなく、オムニバス形式ななのでダレることなく読めて面白い。もっと早く出会いたかった。

引用元:読書メーター

17位:島津戦記

読んでみて

新潮社から刊行された新城カズマ原作の「島津戦記」を岡村賢二さんがコミカライズした作品。鎌倉時代からの守護大名・島津氏が、戦国時代に九州の覇者として島津義久らの島津四兄弟により、各地へと侵攻する様を描いた物語。島津義久率いる島津四兄弟は史実でも大友氏、龍造寺氏を打ち破り、九州全土をほぼ手中に収める強大な勢力として信長や秀吉からも恐れられていました。島津氏の強さの秘密など、この作品を読むと少しはわかるかもしれません。

みんなのレビュー

戦国時代、九州最強を誇った島津四兄弟。その生い立ちと成長と協働を余すことなく描いた意欲作。彼らの結束があったからこそ、関が原での見事な撤退劇や、その後の江戸時代の影響力の維持、そして倒幕の中心となった薩摩隼人の面々が生まれたのだろう。次巻が楽しみなシリーズ第1巻。

引用元:読書メーター

16位:花の慶次

読んでみて

漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」で連載されていた原哲夫さん作画の歴史漫画。戦国一の傾奇者・前田慶次の生涯を描いた作品で、ラジオドラマ、ゲーム、パチンコ・パチスロなど様々なメディアミックス展開を果たしました。

原作は隆慶一郎の「一夢庵風流記」ですが、原作にはないオリジナルキャラクターやエピソードが追加され、慶次の豪傑ぶりを楽しむエンターテイメント作品として仕上がっております。

みんなのレビュー

戦国時代末期—-富にも権力にも屈せず、おのれの美意識を貫き通した”いくさ人”がいた。異様な衣装、奇天烈な行動、そして自由奔放な精神。天下一の傾奇者(かぶきもの)を称し、時の天下人・関白豊臣秀吉にすら一目置かせた漢(おとこ)、前田慶次! その痛快無比にして波乱に満ちた生涯を描く本格歴史巨篇。隆慶一郎の傑作小説を痛快に漫画化。ケンシロウと雲のジュウザをミックスしたような前田慶次など魅力的なキャラクターが織り成す友情、恋、戦いが痛快な傑作時代劇漫画です。

引用元:読書メーター

15位:日本史探偵コナン8 戦国時代~あかね色の落城(カタストロフィー)

読んでみて

漫画雑誌「週刊少年サンデー」で連載中の青山剛昌さん原作の探偵漫画「名探偵コナン」の日本史教材漫画「日本史探偵コナン」。少年探偵団と過去の時代に飛ばされた子供たちが協力しながら難事件を解決していく物語となっています。

「あかね色の落城(カタストロフィー)」では、戦国時代を舞台にコナンと子供たちが活躍します。また、合間には「コナンの推理ノート」と題して、戦国時代の豆知識などが掲載されております。

みんなのレビュー

やっと戦国時代。ここはなんとか自分の知識とともに楽しめました。

引用元:読書メーター

14位:小学生おもしろ学習シリーズ まんが 戦国武将大事典

読んでみて

西東社が刊行している「小学生おもしろ学習シリーズ」の戦国武将編。織田信長や豊臣秀吉といった中心人物をもちろんの事、下剋上の代表格・北条早雲や美濃のマムシ・斎藤道三といった人物の逸話なども収録されております。

合間には「戦国合戦ファイル」や「早わかり 人物相関図」などが掲載されていているので、上京や時代の流れを整理しながら読み進めることが出来ます。同シリーズには歴史人物大辞典なども刊行されています。

みんなのレビュー

この本は織田信長についてのことも書いてあります。信長の生年月日は1534年です。死亡年は1582年6月2日です。他にもとても有名な人が書いているのでおススメの本です。

引用元:BookLive!

13位:お江ものがたり

読んでみて

2011年にフラワーコミックスペシャルから発売されたわたなべ志穂さん原作の歴史漫画。戦国大名・浅井長政のもとに生まれた浅井三姉妹の三女・江の生涯を描いた作品。数奇な運命の翻弄されながらも、最後は徳川秀忠の正室として出世していく物語。

わたなべさんは他にも「華の姫 茶々ものがたり」と、長女である茶々を取り上げた作品も書いております。合わせて読むと、より浅井三姉妹について知ることが出来る作品となっています。

みんなのレビュー

華の姫も読んでいた為、同一人物がおんなじ絵で描かれていて安心して読めた。某大河・某大河を元にした別漫画を知っている為、キャラ設定の違いにオドオドしたけれども、これはこれで素敵だと思うし、流石少女漫画、という感じ。もう少しじっくり魅せてもらってもよかったなぁと、残念な気持ちもさることながら、お江を取り巻く恋愛模様に的を絞って描いてあるので飲み込みやすく、とても分かりやすかったな。

引用元:読書メーター

12位:雪花の虎

読んでみて

2015年から漫画雑誌「ヒバナ」で連載され、2020年現在は「ビッグコミックスピリッツ」で隔週連載されている東村アキコさん原作の歴史漫画。越後の大名・長尾氏の次女として生まれた景虎が長尾家を継ぎ、上杉謙信として戦乱の世に身を投じていく物語。

上杉謙信女性説を題材にした物語で、史実の上杉謙信も婦人病である「大虫」現在の月経にかかっていたのではないか、といった逸話が残っております。

みんなのレビュー

「え、歴史物なの?!」ってびっくりしたけど、上杉謙信の女説を知らなかったので楽しかった。本当に女だったのかもと思わされた。ちょっと文字が多すぎて読むのに意外と時間掛かったけど。制作にあたって実際新潟に見に行かれたっていうのが、かなり作品に影響してるなって感じた。

引用元:読書メーター

11位:センゴク

読んでみて

漫画雑誌「週刊ヤングマガジン」で2004年から連載された宮下英樹さん原作の歴史漫画。「戦国史上最も失敗し挽回した男」という武将・仙石秀久の生涯を描いた物語。2020年現在、最終作となる「センゴク権兵衛」が連載中です。

東京大学史料編纂所の本郷和人助教授などの協力もあり、細かい時代考証や通説を覆す内容が描かれているのが大きな特徴となっている作品です。これを読むと、これまでの戦国武将のイメージが変わるかもしれません。

みんなのレビュー

小谷城攻めに決着がつく。浅井長政の心理を描いている。織田信長と敵対することで戦国大名として生き生きとしたという見方は面白い。 羽柴秀吉は、この戦で一皮むけたと描かれる。天下人になる一歩とまで評される。最後は犠牲を覚悟の力押しであり、微妙である。石山本願寺攻めで無理を避けた佐久間信盛は信長に無能の烙印を押された。この点で小谷城攻めを強行した秀吉が信長に評価されることは筋が通るが、それを客観的な有能さと言えるか。昭和の精神論根性論にならないか。

引用元:読書メーター

10位:センゴク天正記

読んでみて

上述で紹介した「センゴク」の第2部にあたる作品。第2部では、家臣団を率いる指揮官となった仙石秀久が描かれています。秀吉と共に信長包囲網を打ち破りつつ、毛利家に戦いを挑む中国攻めまでが描かれています。

「センゴク」では信長とのやり取りがメインとなっていますが、「センゴク天正記」と3部の「センゴク一統記」では、秀吉との関係がメインになっています。信長と秀吉を比較しながら読み進めるのも面白いかもしれません。

みんなのレビュー

織田信長は立ったまま面会する合理主義者である。無駄なコミュニケーションに時間をかけない。コミュニケーション至上主義に陥る旧態依然とした日本型組織は見直すべきだろう。この合理主義は、タイプは異なるものの、後の『センゴク一統記』で描かれる羽柴秀吉の奉行衆の仕事ぶりと重なる。秀吉は人たらしが信長にない美点とされるが、天下統一は人間的魅力よりも、石田三成ら奉行衆の合理主義に負っているだろう。

引用元:読書メーター

9位:信長協奏曲

読んでみて

漫画雑誌「ゲッサン」にて2009年から連載中の石井あゆみさん原作の少年漫画。勉強が苦手な高校生のサブローが、あることがきっかけで戦国時代へとタイムスリップし、病弱な信長の代わりとして織田信長として生きていくことになる物語。

現代の高校生が信長の事をあまり知らないのに、なぜか信長のような政策を次々に思いつき、信長のような振る舞いをしていくという所が面白い作品です。2016年には小栗旬さん主演で実写ドラマ化もされています。

みんなのレビュー

信長協奏曲 第一巻。原因は不明なんだけど、タイムスリップしてしまった高校生の男子が、病弱な信長の身代わり(何故か顔がそっくりさん!)になって云々…と言うお話。絵柄はあまり好みではありませんが、設定が好き!タイムスリップもの大好物なので(笑)、漫画であれ小説であれ。暫く追いかけます。

引用元:読書メーター

8位:戦国時代のサバイバル(歴史漫画サバイバルシリーズ)

読んでみて

「科学クイズサバイバルシリーズ」などの作品を手掛けているチーム・ガリレオが刊行した「歴史漫画サバイバルシリーズ」の戦国時代編。現代の小学生が戦国時代へとタイムスリップし、様々な人物と会うことで、その時代の暮らしについてより深く知るという物語。

従来の伝記漫画とは違い、小学生達が主人公でその時代の暮しや文化を体験するという内容になっております。歴史に触れたことのない小学生のお子様にとっては入門編としておすすめの1冊です。

みんなのレビュー

日本の歴史の中で一番詳しく習い、一番面白い時代でもある戦国時代。3人の子供達がトイレの渦でタイムスリップするという設定で、武田信玄の登場も噴き出すほど面白かった。秀吉がカッコ良かったわ~。

引用元:読書メーター

7位:集英社 学習まんが 日本の歴史8 戦国時代と天下統一

読んでみて

2016年に発売された集英社の学習まんが「日本の歴史リーズ」の8巻目。戦国大名が登場した戦国時代から、信長を経て、秀吉の天下統一を描いた安土桃山時代までを描いた一冊となっております。

主に信長の生涯と秀吉にスポットが当たった一冊となっていて、信長の天下統一から秀吉がどのような天下統一事業を引き継いだのかという流れを理解することが出来る一冊となっています。

みんなのレビュー

延暦寺焼討ちは、他の戦と比べて特別に残虐ということもないと感じた。信長のすることは合理的に見える。悲劇の妹婿、浅井長政と違って一族の意思統一に成功している時点で、人を使うのは上手いのだろうが、本心では、古くなった考えや権威にしがみつくような人間を好きになれなかったのではないかという気がする。光秀のような存在が現れるのは戦国ゆえか。太閤検地による正確な国力調査や、刀狩りによる身分固定で足場を固めるも、秀吉はなかなか跡継ぎに恵まれない。このことは秀吉の心を朝鮮出兵に向かわせた理由の一つなのだろうか。

引用元:読書メーター

6位:あずみ

読んでみて

漫画雑誌「ビッグコミックスペリオール」で連載されていた小山ゆうさん原作の歴史漫画。江戸時代初期、幕府を安定させるべく反乱分子を潰すために結成された暗殺集団の一人によって育てられた少女・あずみの戦いを描いた物語。

戦国から江戸時代へ移行する中で、不必要となった武士たちの不満や苦悩なども描かれている作品となっています。2003年には上戸彩さん主演で実写映画化もされています。

みんなのレビュー

あずみ。 漫画界の古典かも。 冒頭の仲間が半分になるシーンは、映画か何かで見ていた。 技術はあれど、使命がない儚さかな。

引用元:読書メーター

5位:角川まんが学習シリーズ 日本の歴史 7 戦国大名の登場 室町時代中期~戦国時代

読んでみて

2015年に発売された「角川まんが学習シリーズ」の日本の歴史の中の一冊。戦国大名が誕生するきっかけとなった応仁の乱から、一向一揆、足利義政によって興った東山文化、守護大名に成り代わった戦国大名、川中島合戦などについて解説されております。

また、登場人物の相関図などが掲載されているので人間関係について把握しやすくなっています。同シリーズは、8巻が安土桃山時代、9巻が江戸時代前期の内容となっています。

みんなのレビュー

室町幕府の衰退→東山文化→戦国大名の台頭。どの時代も兄弟親族間の権力闘争があり、乱が起こります。毛利元就の「三矢の教え」のように道理をわきまえて民のことを思う大名が勢力を拡大します。戦国大名のエピソードは読んでいて楽しい。

引用元:読書メーター

4位:織田信長: 天下統一をめざした武将(学研漫画NEW日本の伝記)

読んでみて

2014年に学研から刊行された「NEW日本の伝記シリーズ」の織田信長編。天下布武を掲げ、天下統一に身を乗り出した尾張の戦国大名・織田信長の生涯を描いた伝記本。巻末には時代背景や人物相関図が掲載されております。

「NEW日本の伝記シリーズ」では、同時代に生きた人物として「明智光秀」「豊臣秀吉」「徳川家康」「服部半蔵」「真田幸村」などが刊行されております。電子版も配信しているので、気軽に読むことが出来ます。

みんなのレビュー

読みやすかったです。 勉強が足りないので 新しい情報ありました。 斉藤道三との関係 足利義輝に依頼して草津・大津・堺を手に入れた 徳川家康との同盟 貿易って儲かるのね。

引用元:読書メーター

3位:織田信長(講談社漫画文庫)

読んでみて

歴史小説家である山岡荘八の歴史小説「織田信長」を「三国志」「鉄人28号」などを代表作に持つ漫画家の横山光輝がコミカライズした作品。濃姫との縁組から本能寺の変に至るまでの信長の生涯を描いた物語。

尾張の大うつけと呼ばれ、周囲から冷ややかな目で見られていた信長が、徐々に成長していく模様はとても面白く、また複雑に描かれがちな尾張の内乱についても分かりやすく描かれております。

みんなのレビュー

久々に再読。まだ信長が「尾張の大うつけ」と言われていた頃の話だが、この頃から知略に富んでいて、破天荒なことをしてみせては対抗勢力を潰していく様は痛快。そしてやはりこの話の信長と阿濃の関係が一番好き。愛想を尽かしたら寝首を掻いてやる。そういうくせに、二人の間に流れる空気はほのぼのと温かい。膝枕も最高。

引用元:読書メーター

2位:へうげもの

読んでみて

漫画雑誌「モーニング」にて2005年から2017年まで連載されていた山田芳裕さん原作の歴史漫画。信長、秀吉に仕えた武将であり、千利休の弟子であり「利休七哲」の一人として名を連ねた茶人・古田織部の生涯を描いた作品。

武将でありながら、物欲に目がくらみ、他人から借金して茶器を買う、といった人間味が溢れる主人公となっています。ギャグ要素もあり、古田織部は放っておけないタイプの人物だなと感じました。

みんなのレビュー

主人公は、戦国時代の武士。200石という少禄ですが、織田信長の直臣で羽柴秀吉系です。千利休の弟子でもあり、茶器の名器とかが欲しくてたまらないのですが、金がありません。武士として毅然としたところを見せたりもするのですが、物欲に目がくらんで狡猾なことをしたりもします。物語の主人公としては、ちょっと面白い設定ですね。

引用元:読書メーター

1位:バガボンド

読んでみて

漫画雑誌「週刊モーニング」で連載されていた井上雄彦さん作画の青年漫画。吉川英治の「宮本武蔵」を原作にした物語で、孤高の剣豪・宮本武蔵が数々の強敵と渡り合い、地上最強の剣豪を目指す物語。

武蔵のライバルである佐々木小次郎との巌流島の戦いはもちろんの事、講談などで語られる宍戸梅軒や新陰流の剣士・上泉秀綱といった剣豪や強敵などが多数登場し、武蔵と熱い決闘を繰り広げる内容になっています。

みんなのレビュー

最近は忙しくて中々本が読めなかったので、漫画を一冊読みました。ちなみにこの漫画の原作は吉川英治の『宮本武蔵』です。1巻はチャンバラがめっぽう強い荒くれ者の武蔵(たけぞう)と、臆病者で許嫁がいるが好き勝手やっている又八の話。この漫画はとにかく描写がリアルなので大人向けなのかなと思った。尚、『スラムダンク』と作者が同じなのには驚いた。

引用元:読書メーター

まとめ

戦国時代と一口に言っても、各時代、各地方ごとに活躍した人物などが違い、それぞれに様々な物語を残しております。上述した作品以外にも、様々な人物や出来事を取り上げた漫画が多数あります。また、上述の作品のいくつかは実写ドラマや舞台化などもされております。

本記事をきっかけに、戦国時代、そして、歴史漫画へと興味を持っていただければ幸いです。

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