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バッハがよく知れるおすすめ本6選【伝記から解説本、子供向け本まで紹介】

バッハってどんな人・・・?」
バッハの伝記が読みたい!」
「音楽の父って言われているけど、何がすごいの・・・?」

バッハ」という名前や肖像画の顔、またその作品を知っている人は多いでしょう。しかしバッハについて「何をした人で、どうすごいのか?」と聞かれると説明することはなかなか難しいのではないでしょうか。

そこで、この記事ではバッハのことがよく分かるおすすめ本6選をご紹介します。知識・教養として明日から誰かに話したくなるものから、音楽を学ぶ人向けのものや演奏に役立ちそうなものまで、様々な視点からバッハを理解できるものを揃えました。

入門者向け、中級者向け、上級者向けという3つのレベルに分けてご紹介していきます。

入門者向け

J.S.バッハ (講談社現代新書)

読んでみて

大バッハことJ.S.バッハを中心に、バッハ一族や生活、作曲活動、名盤紹介と充実した内容で書かれています。時代背景など様々な角度からバッハのことを知ることができますので、入門として適切な書籍と言えるでしょう。難しい専門書を読む前の予習として丁度良い難易度です。

楽譜の掲載も多く、バッハ直筆の楽譜も掲載されています。バッハ曲とジャズとの親和性についてなどの記述もあり、読み物として楽しいだけではなく、音楽を学ぶ人にも視覚的に楽しい内容となっています。

みんなのレビュー

ずっとバッハが好きだけど、難しいからと、演奏も敬遠していましたが、ちょっとずつ練習し、音楽を聴いていたころより、さらに、バッハの音楽の響きに身を委ねるときに、なんともいえぬ感動を味わっています。
それについて語ることは、わたしにとって、とても難しいのですが、それが何なのかを、多くの方が残しているバッハについての言葉を読み、探求をし続け、また、とてもバッハに近づいたような気になりたいと思うのです。

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音楽家の伝記 はじめに読む1冊 バッハ (音楽家の伝記―はじめに読む1冊

読んでみて

子どもから大人まで楽しめる一冊です。難しい漢字には読み仮名が振ってありますので、小学校高学年から読むことができます。また文字数はボリュームがありますので、大人でも退屈せずに読むことができます。

この本の大きな特徴は、QRコードを読み取って関連するバッハの楽曲を視聴することができる点です。音楽家の伝記を読みながらリアルタイムに楽曲を聴くことができますので、より明確にバッハを知ることができます。お子様の読書感想文用の本としても適しています。

みんなのレビュー

この本の冒頭はメンデルスゾーンが登場。生前バッハが活躍したはずの地で全く忘れ去られていることに怒りを覚える、というもの。バッハが忘れられた作曲家であることは何となく知っていましたが、ここまで扱いが軽かったとは。しかも私ですら知っているマタイ受難曲の自筆譜が肉屋の包み紙になっているのを、メンデルスゾーンが発見するというドラマチックさ。この辺りでかなりひこ込まれました。恵まれた宮廷楽長として、また教会の音楽の監督官としての苦労は、今の中間管理職の悲哀にもつながります。

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中級者向け

西洋音楽史―「クラシック」の黄昏 (中公新書)

読んでみて

いわゆる「クラシック音楽」の起源から現代のあらゆる音楽のルーツについてまで一人の筆者によって書かれた書籍です。時代ごとに筆者が分断されることが無いため、一つの読み物・物語として読みやすい一冊となっています。

作中にてバッハは「バロック時代の異分子」として紹介されています。本著では特にバロック時代の時代背景、及び当時の音楽的な流行とバッハの音楽性との対比がよくわかります。またバッハが与えた後世への影響についてなど、音楽史全体から俯瞰した目線でバッハを知ることができます。

みんなのレビュー

本書の副題は「クラシックの黄昏」です。
クラシック音楽について様々な観点から考察されている中で、
クラシック音楽の発祥を中世の「グレゴリオ聖歌」まで遡り、宗教との関わりから描かれている部分が印象的だと思いました。
時代は下り神の自明性は薄れ続けます。
マーラーの音楽は、神への懐疑と希求の葛藤から生れたとする著者の説は非常に説得力があります。
「神なき時代の宗教的カタルシスの代用品としての音楽の洪水」
音楽は神なき時代の祈りなのかもしれません。

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バッハの四兄弟:フリーデマン、エマヌエル、フリードリヒ、クリスティアン―歴史と現代に響く音楽 (オルフェ・ライブラリー)

読んでみて

18世紀のヨーロッパでは「バッハ」と言えば次男エマヌエルを指し、次いで末息子クリスティアンのことをいいました。むしろ大バッハは当時「息子たちの父」と呼ばれており、エマヌエルらが「バッハの息子たち」と呼ばれるのは19世紀になってからでした。

兄弟といっても活躍した場所も作風もそれぞれのバッハによって違います。この本を読めば彼らの作品を聞き比べてみたくなることでしょう。

みんなのレビュー

大バッハの息子の内、作曲家になった4人の中ではほとんど知られていなかったヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハについてかなりの知識が得られてとても貴重な本です。読後に彼の作品を聞いてみたら以前とは比べ物にならない程面白く感じました。また、今まで疑問であったカール・フィリップ・エマヌエル・バッハの「マタイ受難曲」の謎が解明したのもあり難かったです。後にオラトリオ「救い主の最後の受難」に書き替えられたのですね。エマヌエルについては、他にも十分に詳細な作品解説がなされており感心しました。ただ、117ページのプロイセン・ソナタ集第2番第1楽章の冒頭部分2小節目の変イ音を「ナポリの六」としているのはどういう訳なのでしょうか。この音は下属調の属七の和音の第七音だと思うのですが。

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上級者向け

マタイ受難曲

読んでみて

入門者編でも著書を紹介した磯山雅著の書籍で、本著は京都音楽賞・研究部門賞受賞を受賞しております。J.S.バッハの「マタイ受難曲」を構成する全68曲に訳と解説、そして可能な限りの解釈を示しており、参照楽譜の断片も多数掲載しています。

高度な研究書であり、またボリュームのある内容ながら文章は平易で読みやすく、専門的な書籍ではありますが一方で多くの人に親しまれている一冊でもあります。音楽だけではなくキリスト教について興味がある方、或いは学んでいる方にもおすすめできる一冊です。

みんなのレビュー

みなさんのレビューにより、この本の素晴らしさは十分お分かりいただけるので、重複しない部分を。音楽を専門にやっている人にとっても、この本を読むだけでマタイ受難曲が分かる訳ではありません。当然ですが、CDなどにより音を逐一確認しながら、もしできるなら楽譜をお手元に置きながら読めばよく分かります。更に申し上げれば、(私の場合は)副読本として、中野京子氏著「名画で読むイエスキリストの物語」(大和書房)でキリストについて学んだ後に、この本に取りかかりました(本当は聖書ぐらい読めれば良いのかも知れませんが…)。それくらい、キリスト教に馴染んでいない者にとっては、その背景までも読み取るのは簡単ではないですが、マタイ受難曲が本当に好きで、その全てを知りたいという情熱さえあれば、この本は大変素晴らしい手引書になります。

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正しい楽譜の読み方 -バッハからシューベルトまで- 〜ウィーン音楽大学インゴマー・ライナー教授の講義ノート〜

読んでみて

ウィーン音楽大学教授であるインゴマー・ライナー氏の講義「歴史的演奏法」をベースに、「テンポ」「舞曲」「装飾音符」のなどの観点から楽譜の読み方を解説します。譜面での指示が少ないとされるバッハの楽曲を演奏する際の大きな助けになることでしょう。特にテンポの設定について大変参考になります。

日本図書館協会選定図書に選ばれた本でもあり、学生・アマチュア奏者からプロ奏者まで自力読譜のためのハンドブックとして役立ちます。専門的な記述も多いため演奏者や愛好者向けの書籍ではありますが、バッハの楽曲についての理解や、作曲した際の背景などがよくわかりますので、より学びを深めたい人におすすめです。

みんなのレビュー

バッハやその時代の曲をひいてみたい人は、ぜひ読むべき。私は何度も目から鱗が落ちた。もとは本場ウィーンの音大の講義内容を要約したもの。平易な日本語で読めるのはほんとうに有難いことである。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?
主にJ.S.バッハについての書籍から選ばせていただきました。今回は、

  • 人物像
  • 生涯、作品について
  • 音楽史全体の中のバッハ
  • バッハの家族や息子について
  • 代表作についての本格的な研究書
  • 演奏のために

という視点で選出しました。少しでも興味を持っていただけると嬉しいです。また、彼の作品に耳を傾けて作品を味わっていただけると更に嬉しいです。

クラシック音楽だけではなくジャズやロックなど様々なジャンルの音楽に携わる人にも、バッハについて知ることは大変役に立つかと思います。知れば知るほど、「音楽の父」と呼ばれる所以を噛み締められることでしょう。

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