小説ヲタクがおすすめするオールタイムベスト83冊

堂場瞬一のおすすめ本・書籍10選【代表作品からスポーツ小説、シリーズ作品まで】

「堂場瞬一さんの作品は数が多くてどの作品から読み始めたらいいか迷ってしまう…」
「シリーズものが多いけれど、1冊で完結する作品もあるのだろうか?」

警察小説・スポーツ小説で人気の堂場瞬一さんの作品は、元新聞記者ということもあり社会性のある作風と、一気に読み進めることのできる文体が特徴です。速筆なことでも有名で、数多くの作品を執筆しており、どの作品から読み始めようか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

個性豊かな登場人物の魅力に惹かれ様々なジャンルの小説を読みこんだ著者が、おすすめの代表作からスポーツ小説、警察小説、シリーズ作品10選をご紹介します。

おすすめ代表作品

雪虫(刑事・鳴沢了シリーズ)

読んでみて

『雪虫』は人気シリーズであり、代表作でもある『刑事・鳴沢了シリーズ』の1作目の作品です。シリーズは全10作と番外編の短編集も刊行されています。事件にすべてをかける主人公の、真っ直ぐな正義感や熱意は読む人を惹きつける魅力があります。

新潟県警を舞台に、刑事である祖父・父を持つ鳴沢了は、自身も捜査一課の刑事としてとある事件の捜査を進めます。捜査を進める中で明らかになる、過去の事件との関連性や、捜査本部長である父親との確執、祖父の過去。その先のシリーズでの主人公の成長が見たくなる一冊です。

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破弾(刑事・鳴沢了シリーズ)

読んでみて

鳴沢了シリーズ2作目のこちら作品は、新潟県警から場所を移し、警視庁に再就職した主人公が事件を追っていくストーリーになっています。新たな活躍の場で、小野寺冴という女性警官とタッグを組むことになるのですが、二人の関係にも注目して読み進めていきたい一冊です。

1作目に続き、真っ直ぐで不器用なところもある鳴沢の人間性をさらに感じることのできる作品になっています。鳴沢了シリーズは、順番に読み進めるうちに主人公の魅力にどんどん引き込まれていきます。

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スポーツ小説

チーム

読んでみて

箱根駅伝を舞台にした作品で、箱根駅伝出場を逃した大学の中から、成績優秀な選手が選ばれて組まれた「学連選抜」チームを題材に取り上げた一冊です。一つのチームでありながら所属する大学はバラバラという状況に、それぞれの選手が葛藤しながらも目標に向かっていく姿が描かれています。

選手の心情にリアリティがあり自分も一緒に走っているような気持ちで、読み進めながらハラハラ・ドキドキ、最後はさわやかな感動に包まれます。箱根駅伝の新たな楽しみ方を教えてくれる一冊です。

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チームⅢ

読んでみて

チーム、チームⅡに続く、人気シリーズの3作目です。先の2作品に続き、登場人物の描写が細かくリアルで、読んでいるうちに熱い気持ちにさせられます。この作品では、学連選抜で伝説を残した山城悟が、スランプに陥ったマラソン選手の日向誠と共に東京五輪マラソンでメダルを目指します。

一作品ごとにストーリーが完結しているので、チームⅢから読み始めても十分に楽しめますが、1作目から読んで登場人物の背景を知ることでより熱い気持ちが込み上げてくるはずです。

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ラストダンス

読んでみて

対照的な人生を歩んできた二人の野球選手の、引退の間際の出来事が書かれた作品です。同期入団した二人が、引退前に再びバッテリーを組むことになります。二人の心理描写を含め、野球の試合風景が目の前に浮かぶような描写力につい引き込まれてしまいます。

「ラストダンス」というタイトルも、読み終えた時にその意味に納得できます。野球が好きな方はもちろん、野球にあまり詳しくないという方が読んでも、ストーリーの面白さに引き込まれてしまうのではないでしょうか。

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警察小説

壊れる心 警視庁犯罪被害者支援課

読んでみて

「犯罪被害者支援課」という珍しい切り口で書かれた一冊です。警察小説ですが、刑事として事件を解決するのではなく、主人公が事件事故の被害者支援を行う中で起こるストーリーが描かれています。

主人公の村野は、1件のひき逃げ事故で妊娠中の妻を亡くした男性の支援にあたりますが、捜査が進むにつれて思いがけない展開が待ち受けています。様々な人の心情がリアルに感じられ重たい内容ではありながら、淡々と描かれた文章でさくさくと読み進められる一冊になっています。

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シリーズ作品

アナザーフェイス

読んでみて

堂場作品の中でも人気の、『アナザーフェイス』シリーズ1作目です。主人公の大友鉄は、最も刑事らしくない刑事とも言われるほど、他の警察小説とは違った人柄で人気を集めています。大らかで明るい性格、イケメン、シングルファザーと、人間味あふれる主人公のファンになってしまう人も多いのではないでしょうか。

育児のために捜査一課から異動した主人公ですが、銀行員の息子が誘拐される事件をきっかけに、再び特捜本部へ入ることになります。ある能力をもとに解決に導いていくストーリーは、警察小説でありながらワクワクした楽しさがあります。つい次の作品も読みたくなってしまうシリーズ作品です。

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闇の叫び アナザーフェイス9

読んでみて

人気シリーズ、アナザーフェイスの完結編です。堂場作品の中でも、これほどまでに「もっと先も読みたかった」と完結を名残惜しむ声の多い作品はないのではないでしょうか。この作品では、主人公の息子と同じ学校に通う生徒の保護者が襲われる事件の捜査に加わりますが、容疑者が二転三転し悪戦苦闘しながらも真相に近づいていきます。

アナザーフェイスシリーズでは、事件の解決だけでなく主人公と息子の関係性や成長も描かれています。完結の9作目では、どのように成長したのか時間の流れを感じながら読み進める楽しさがあるので、ぜひシリーズを通して読んで頂きたい作品です。

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https://twitter.com/fumichi_book/status/1226630614339616768

蝕罪(警視庁失踪課・高城賢吾シリーズ)

読んでみて

失踪者を探す専門部署として設立された、「失踪人捜査課」が舞台となったシリーズ作品です。失踪人捜査課は厄介者が集められたお荷物部署で、この部署に配属された主人公の高城賢吾を中心にストーリーが進みます。この主人公もまた、とある事件をきっかけに酒浸りになっていた厄介者でありながら、暗い過去を背負った人物でもあります。

シリーズ1作目の『蝕罪』では、結婚を控えた青年が失踪した事件を追うことになりますが、捜査が進むにつれて刑事として再生していく姿が見どころです。その先どうなっていくのか展開が気になってしまい、一気にシリーズを読み進めたくなる作品になってます。

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相剋(警視庁失踪課・高城賢吾シリーズ)

読んでみて

シリーズ2作品目の「相剋」では、二つの失踪事件の捜査を進めるうちに、一見関係がなさそうに思える二つの事件に関わりがあることが徐々に分かってきます。ストーリーの面白さに厚さのある小説でありながら、あっという間に読み進めることができる一冊です。

このシリーズは、主人公と共に失踪課の個性豊かなメンバーがどのように事件を解決していくのかも魅力の一つです。この作品では、そのメンバーが抱えてきた過去が徐々に見え始め、主人公と失踪課のメンバーの関係性にも注目して読み進めるとより面白さが増してきます。

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まとめ

警察小説・スポーツ小説で人気の堂場瞬一さんの作品を、代表作も含め10選ご紹介しました。

元新聞記者ということで、どの作品も一つ一つの描写にリアリティがあり、とても読みごたえがあるものばかりです。作品数が多いので、長く楽しみたいという方はシリーズ作の多い警察小説、1冊完結でスッキリと読みたいという方はスポーツ小説から読み始めてみるのもおすすめです。

ぜひこの記事が、堂場瞬一作品を楽しんで頂くきっかけになれば幸いです。

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