小説ヲタクがおすすめするオールタイムベスト83冊

徳川吉宗をよく知れるおすすめ本6選【伝記から解説書、小説や漫画まで紹介】

徳川吉宗について詳しく知りたいけれど、いい本はないかな?」
徳川吉宗って、名前は有名だけど、実際はなにをした人だったのかな?」

江戸幕府8代将軍徳川吉宗は、歴史の教科書には必ず登場する人物ですし、時代劇でも有名です。紀州藩の四男として生まれた吉宗は、本来家督を継ぐとは思われていませんでしたが、兄の死により紀州藩主となります。

藩主時代の功績を認められた吉宗は、跡継ぎのいなくなった徳川将軍家の初の養子になり、8代将軍に就任しました。当時、傾きかけていた幕府の財源を立て直し、中興の祖とも呼ばれる一方、一揆の頻発を招いたり、景気を悪化させたといった負の側面が指摘されることもあります。

ここでは、吉宗とは実際はどのような人物だったかを学べる本を、自伝や解説書、小説、漫画に分けて紹介していきます。

伝記

徳川吉宗―日本社会の文明化を進めた将軍 (日本史リブレット人)

読んでみて

歴史教科書で有名な山川出版社から出ている歴史リブレットシリーズの1冊。1冊ごとに人物や事件をテーマにして、詳細に解説していくもので、この本では徳川吉宗を扱っています。

100ページほどの本なので、短い時間で読むことができ、吉宗に関する様々なエピソードがバランスよく記述してあります。吉宗に興味を持った人や吉宗のことをあまり知らないという人が最初の1冊として読むのにおすすめの本です。

みんなのレビュー

江戸幕府八代将軍徳川吉宗が、徳川宗家以外からはじめて将軍になったとき、社会は低成長期にあり、政治の停滞、財政悪化、災害・疫病の発生など厳しい局面を迎えていた。その状況を打開するため、吉宗は、二九年にわたり強力なリーダーシップを発揮し、国家と社会の大規模な改造=享保改革を断行した。この結果、日本型社会・日本型システムが確立し、社会は大きく合理化・文明化した。吉宗の発した言葉を直接・間接に集め、彼の実像と改革の歴史的意義に迫る。

読書メーター

徳川吉宗 (人物叢書 新装版)

読んでみて

吉宗の生涯と功績を解説した自伝で、吉宗の没後200年に合わせて編纂された伝記を新装版として出版したものです。

幕府の財政再建に力を注いだ吉宗の業績を解明するべく執筆された労作で、財政改革から社会問題への対応、法律の整備、文化・教育政策まで吉宗の功績を詳細に知ることができます。

吉宗個人の伝記に留まらない享保時代史ともいえる内容の本で、吉宗の政策や享保改革について深く学びたいという人におすすめです。

みんなのレビュー

なし

解説書・研究書

徳川吉宗・国家再建に挑んだ将軍

読んでみて

吉宗の行った享保の改革にスポットを当てた著書で、吉宗の改革を分析することで、低成長時代を迎えた現代の日本にも通じる教訓を導きます。本書では、吉宗のもつリーダーシップや先見性に注目し、新しい享保の改革像を描き出します。

吉宗の時代だけでなく、家光や綱吉といった江戸時代前半の記述もあり、吉宗が改革を行わなければならなかった背景もよくわかります。享保の改革について詳しく知りたいという方におすすめの1冊です。

みんなのレビュー

なし

紀州藩主 徳川吉宗: 明君伝説・宝永地震・隠密御用

読んでみて

あまり知られていない紀州藩主時代の吉宗を描いた本で、誕生から青年期の吉宗、紀州藩主時代の政策について解説しています。一次史料を丹念に読み解いていくことで、紀州時代の吉宗の実像に迫ります。

藩主としての政策や人材登用、宝永大地震への対応をもとに、紀州時代が将軍となってからの吉宗に与えた影響についても分析しています。吉宗の原点といえる紀州時代の功績について学びたいという方にぜひ読んでほしい1冊です。

みんなのレビュー

『南紀徳川史』をはじめ、八代将軍のイメージを遡及させて「名君」として彩る虚構の吉宗像に対し、一次史料の丹念な読解から紀州藩主時代の吉宗の実像に迫ろうとする一冊。通説とは異なる評価が刺激的。中盤は災害史の話題になりやや異色ですが、宝永4年に紀州を襲った大地震・大津波の経験がその後の吉宗の自然観に影響を与えたとの指摘は興味深いものがあります。

読書メーター

小説

大わらんじの男―八代将軍 徳川吉宗

読んでみて

直木賞、吉川英治文学賞受賞者の著者による、吉宗の生涯を描いた小説です。紀州藩の四男に生まれ、将来将軍になることなど夢にも思っていなかった吉宗が、思わぬ転機を迎えて将軍に就任し、幕府の改革を行っていく姿が描かれます。

当時の様子も詳しく説明されているので、小説を通して歴史の理解を深めることができますし、なにより数々の賞を受賞した筆者による文章は引き込まれるものがあります。吉宗に興味のある人ならぜひ一度読んでみてほしいおすすめの小説です。

みんなのレビュー

徳川吉宗は、江戸中興の祖といわれます。彼の時代にで、崩壊寸前であった江戸幕府の経済状態はなんとか持ち直し、紆余曲折あったものの、幕藩体制は幕末まで少なくとも経済に関しては破綻せずに過ぎます。この時代、この人物を津本さんはこう解釈しました。できすぎの感はあるものの、お見事。 経済新聞に掲載されて恥じない経済的な描写も多い上に、それを飽きさせない筆致は、作家の力量か。

読書メーター

漫画

ドラえもん人物日本の歴史10・徳川吉宗

読んでみて

1冊につき1人の人物をテーマにして、ドラえもんと一緒に歴史上の人物について学ぶことのできる学習漫画本。小学校から歴史の教科書に登場する徳川吉宗ですが、どのような功績を残した人物なのかといわれると、細かくは知らないという人は多いのではないでしょうか。

この本では吉宗の生涯を紹介するとともに、教科書では語句として覚えていた政策の数々も詳しく紹介されており、吉宗の功績だけでなく、限界についてもきちんと説明されています。

子ども向けの漫画なので、非常にわかりやすく徳川吉宗に興味をもった初心者が手に取るのに最適な1冊といえます。

みんなのレビュー

本当に色々と苦悩の多い人生だったんだなあ。国民の声にしっかり耳を傾ける優れたリーダーだったみたい。すごい将軍だ!

読書メーター

まとめ

徳川吉宗は、傾きかけていた幕府の財政を享保の改革によって立て直した名君というイメージがあります。しかし、改革にはたいていマイナス面もセットになっているもので、吉宗に対しても様々な評価があります。

ここで紹介した本を読めば、吉宗の功績について多様なな視点から理解することができるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。以上、徳川吉宗に関する本のまとめでした。

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