【24年1月最新】ブッダをよく知れるおすすめ本・書籍ランキングTOP7

「仏教をはじめたブッダとはどんな人?」
「ブッダと仏教を手軽に知りたいけど、どれを読めばいいの?」

この記事を読んでいるあなたは、このような疑問を抱いているのではないでしょうか?ブッダは釈迦族の王子として生まれながら人間の苦悩に目覚め、すべてを捨てて出家し悟りを開いた仏教の開祖です。

ブッダを知ることが仏教についての理解を深めることにつながります。そこで今回は、ブッダについての書籍をランキングにして7冊ご紹介します。仏教の初心者でも分かりやすいように、ブッダ自身を紹介している本から教えや言葉をまとめているもの、仏教の入門書などから選びました。

仏教は難しそうと思う人も心配はいりません。ブッダの生涯や言葉に触れれば、その原点が意外にシンプルなことに驚かされるはずです。仏教に親しみをもつことができるでしょう。

この記事を書いた人

一橋大卒 歴史学専攻

京藤 一葉

Rekisiru編集部、京藤 一葉(きょうとういちよう)。一橋大学にて大学院含め6年間歴史学を研究。専攻は世界史の近代〜現代。卒業後は出版業界に就職。世界史・日本史含め多岐に渡る編集業務に従事。その後、結婚を境に地方移住し、現在はWebメディアで編集者に従事。

7位:ブッダ伝 生涯と思想

読んでみて

ブッダの生涯をたどりながら、彼の思想と原始仏教の世界を知ることができる1冊です。著者・中村元は仏教学者で、アメリカやヨーロッパでも講義・講演をしていました。こちらの書籍は1994年の『ゴータマ・ブッダ 釈尊伝』を改題して文庫化したものです。

35歳のときに悟りを開き、各地を回って「真の自己に目覚めよ」と説き続けたブッダの生涯。こちらの書籍では、その一生を出家や悟りを得たとき、初めての説法など大きな出来事に焦点を当てながら紹介しています。また、『スッタニパータ』『ダンマパダ』などの経典の言葉を多く取り上げ、易しい言葉で解説しています。

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6位:ブッダのことば―スッタニパータ

読んでみて

純粋にブッダの語った教えを集めた聖典『スッタニパータ』の翻訳版です。

修行や説法などさまざまな場面でブッダが語った言葉をまとめたもの。難しい教理はなく、人として正しく生きる道を様々な対話を通して語りかけてくれているため心に響きます。

また、平易な文章に訳されており、インドの習慣など分かりにくい部分は注釈をつけるなどして、仏教の知識がない人も理解しやすい内容です。ブッダのいきいきとした言葉から思想のエッセンスが伝わってきます。

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5位:小説ブッダ―いにしえの道、白い雲

読んでみて

ブッダの生涯とその教えを小説形式にまとめた1冊です。

仏教者としての奇跡ではなく、愛情ゆたかな人間ブッダが生き生きと描写され、その教えが丁寧に説かれています。読み進めていると、あたかも生きているブッダから直接教えを聞いている気分に。

仏教の経典の中からブッダの教えや出来事を取り出してドラマチックに表現しており、無我や無常、さらに生命の神秘を実感できます。自分の生き方を見直す1冊になるはずです。

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4位:仏教思想のゼロポイント―「悟り」とは何か―

読んでみて

仏教の起点(ゼロポイント)である「悟りとはなに?」という問いを、ミャンマーにわたって修行した作者が真正面から解説している本です。

ブッダの教えや仏教の実践者たちの体験も参考にしながら、初期仏教の思想を分かりやすく読み解きます。

悟りを開くためには欲望から抜け出すのがいちばんで、ひたすら実践あるのみという厳しい現実を突きつけられます。「正しく生きる道を説く仏教」を否定した本書は、人生指南のような仏教本とは真逆にあり、痛快です。

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3位:教養としての仏教入門 身近な17キーワードから学ぶ

読んでみて

仏教とは何かということを体系的に学びたい人におすすめです。

「縁起」「他力本願」といった言葉が実は仏教から来た言葉だったなど、日常から仏教をひも説いていて入りやすくなっています。仏教が身近な存在であることを実感させられるでしょう。

また、歴史や宗派の違いなどの仏教の基礎知識も分かりやすく解説しており、総合的に仏教をとらえることができます。仏教のことを知りたい人、今一度仏教とは何かを整理したい人にはぜひ読んでほしい1冊です。

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2位:図説 地図とあらすじでわかる!釈迦の生涯と日本の仏教

読んでみて

釈迦(ブッダ)の誕生から入滅までの生涯とその教え、日本仏教への布教など仏教の初心者が知りたいことをバランスよく解説したガイドブック的な1冊です。

ふんだんに盛り込まれた地図と写真により、イメージや理解しやすいのもポイント。教えもいくつかの項目に分けてかみ砕いて説明しています。

釈迦の生涯を丁寧にたどっており、その苦悩や悟りに至った経緯がよくわかります。その生涯を知ったうえで教えの解説を読むと理解も深まるでしょう。

1位:ブッダ

読んでみて

ブッダの生涯を描いた手塚治虫による長編の漫画本。

ブッダの誕生から、悟り、涅槃(ねはん)に至る一生をフィクションを交えながら独特の世界観で描いたものです。特殊な能力を持ちつつも、なぜ人は苦しみながら生きなければならないのかと悩める人間ブッダとして描かれているのが特徴的です。

長編ですが、ストーリーもドラマチックでスピーディで一気に読むことができます。

「ブッダとはどんな人?」
「なぜ仏教をおこしたの?」

などブッダと仏教のことを一から知りたいという人におすすめです。

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まとめ

ブッダは人生の苦悩から出家して悟りを開き、人々にどう生きるべきかその教えを説いて回りました。その教えには現代の人々にとってもよりよく生きるためのヒントがたくさん詰まっています。

難しいと思われる仏教ですが、ブッダの言葉に触れる意外に身近に感じられるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

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