松下幸之助をよく知れるおすすめ本11選【入門から上級まで】

「松下幸之助の本って人気だけど多すぎる!」
「入門として読むにはどの本がいいの?」

Amazonに膨大に存在する松下幸之助の書籍を前に、どの本から読んでいいか分からない人が多いのではないでしょうか?

そこで、この記事では、松下幸之助の生涯について知りたい人、人生に悩む人、組織のリーダーを務める人、経営に携わる人、それぞれにあった本を初心者向け、中級者向け、上級者向けという3つのレベルに分けてご紹介していきます。

入門者向け

松下幸之助のことがマンガで3時間でわかる本

読んでみて

松下幸之助を知らない人が、手軽に「松下幸之助」について知ることができる本です。マンガで、とタイトルにありますが、全編マンガというわけではありません。1ページほどの文章とその箇所を端的に現すマンガが交互に並ぶような構成になっています。

読んでみて思うことは、マンガが入っている分だけハードルが下がること。文字だけの本よりも読み進むスピードは速くなるし、本(活字)慣れしていない人にも抵抗なく読めるはずです。

みんなのレビュー

松下幸之助が残した名言や人生についてざっくりと知るにはうってつけの本。本を見開くと、右ページが文章での解説。左ページがその内容に関する漫画。松下幸之助という人物について知りたい人や、小中学生などにもおすすめ。

引用:ブックメーター

続・道をひらく

読んでみて

ミリオンセラーとなった『道を開く』の続編です。季節に沿って並べられた松下幸之助の言葉たち。一見詩のような、随筆のようなつくりですが、何度読み返しても深さを感じる文章です。

116篇のどこを読んでも、厳しさをも兼ね備えたやさしさが文章から滲んできます。仕事に身が入らない、仕事でミスをしてしまったというような、後ろ向きな気持ちになったときにも前を向く勇気を与えてくれる一冊です。

みんなのレビュー

[新装版]思うまま

読んでみて

『道を開く』『続道を開く』につづく松下幸之助の三部作、その完結編といわれるのがこの書籍です。前作から引き継いでいる特徴として、簡潔な言葉づかいがされている点と、1つの話が1ページ程度と読みやすく構成されている点が挙げられます。

経営者ばかりでなく、会社員にもおススメの内容です。仕事に不安が付きまとうとき、大事な仕事を任されたときなど「お守り」のように鞄に忍ばせておくだけでも御利益がありそうです。

みんなのレビュー

平成元年に逝去された松下幸之助の「道をひらく」シリーズ三部作の三作め。コンビニに寄った際に目が留まり、衝動的に購入。ちなみに前二作は以前に購入、読了済み。商売や仕事、経営のことだけに留まらず、人生や政治、そして日本についてのことなど、タイトル通り松下幸之助の「思うまま」が綴られている。各項、1~2頁くらいでまとめられていることもあり、簡潔で読みやすい。しかし、その内容は現在の日本社会にも通じ、深みがある。自分自身を省み、前向きになれる一冊ではないだろうか。

引用:ブックメーター

松下幸之助 夢を育てる -私の履歴書

読んでみて

松下幸之助の書籍を読む上で、必読の入門書です。松下氏の一生をカバーしており、「経営の神様」と言われるに至った時代背景、思考の変化、行動が詳細に記述されています。特に、大不況で在庫が溢れる中、20代の青年、松下が社員を首にせず、総動員で営業を指揮した場面は心が打たれました。

200ページ以内でサクッと読める内容になっており、入門者全員にオススメの一冊です。

みんなのレビュー

「松下幸之助本」は色々あって、仕事の関係で何冊か読んでみたのですが、
「幸之助さんの人生とはどんなモノだったのかを知りたい!」
という人が読む、最初の一冊にはこの本が一番よかったです。他の本は、ある年代や、特定の出来事に特化した内容のものが多いのですが、
この本は人生をトータルに振り返っているので、読んでいて、わかりやすく、理解しやすかったです。
これは、幸之助さんに限らず、この本のベースとなっている日経新聞の終面に掲載されている「私の履歴書」という連載が、初めてその人に触れる人でもわかりやすい内容とすることを心がけているからだと思います。もちろん、逆に「内容が浅く、もっと深い内容が知りたい」と思う人には物足りないところがあるとは思いますが・・・
この本で興味を持ったら、他の幸之助本を読んでみると、他の本もより理解できるのではないでしょうか?

Amazon Review

道をひらく

読んでみて

松下幸之助を語る上で欠かす事のできない名著です。松下の人生観について121篇にまとめられています。理想と現状の自分のギャップに悩む。人生の岐路に立たされている。他人に嫉妬しやすい。物事に本気になれないといった、誰しもが一度は抱く悩みに「道」「素直」「志」という側面から指標を与えてくれる本です。

「他人の道に心をうばわれ、思案にくれて立ちすくんでいても、道はすこしもひらけない。」まずは一歩行動してみようと思わせてくれました。

みんなのレビュー

端的に大事なことがまとまっている。
精神的なものが多い。そのほとんどが人生において重要なことだと感じた。この本から感じたことを大事にしたい。困った時の道しるべにしたい。
つまるところ人生の聖書としたい。

Amazon Review

中級者向け

仕事で大切なこと

読んでみて

経営の神様といわれた松下幸之助が、読者に語りかける仕事の大切さ。「当たり前のことを当たり前にやる、その積み重ねこそが重要」という言葉だけ見ても、深く胸に刺さるものがあります。

Kindle版でも『松下幸之助が直接語りかける 仕事で大切なこと Kindle版』として扱われていますが、違いは「松下幸之助の肉声入りCD」の有無です。松下幸之助の声を聞いてみたい!という方は書籍版を購入しましょう。Kindle版には肉声データが付いてきませんので、その点はご留意ください。

みんなのレビュー

人生と仕事について知っておいてほしいこと

読んでみて

松下幸之助が大学生、新入社員に向けた講義3000本を編集した書籍です。社会人として仕事をする上で、「他人に愛され、人間的魅力のある人」になることが大切だと松下は説いています。また、プロとして、些細なことまで気を配ることが重要だと語ります。

これから社会人になる学生、若手社員はもちろんの事、仕事で結果が出ず悩む方、初心を思い出したい方にオススメの一冊です。

みんなのレビュー

経営の神様、松下幸之助氏がおくる人生論、仕事論。
仕事において大切なことを教えてくれる。
テクニックではなく心構えや考え方である。
仕事について熱く語れなくなっている人たちに是非読んでほしい。
またこれから社会人として働く若い人たちにも是非読んでほしい。
仕事を楽しむためのきっかけを与えてくれる良著である。

Amazon Review

リーダーになる人に知っておいてほしいこと

読んでみて

松下幸之助が松下政経塾で塾生に語った内容をまとめた本です。「成長するために知っておいてほしいこと」「リーダーになる人に知っておいてほしいこと」の二部構成になっています。松下は、この本で「泣かずんば、それもなおよしホトトギス」の精神で雄大に構える事、決断には知識よりも知恵が重要である事を説いています。

リーダーを務めていて、チームの成果が出ない、部下が思い通りに動かない、決断ができない。といった悩みを抱える方にオススメの一冊です。

みんなのレビュー

なぜあなたはリーダーなのか?
その本質に迫る内容に、とても感動しました。
このような偉大な人物が一生をかけて築いた事を
体験をもとに語っており、一読の価値ありだと思います。
これからリーダーになる方、現在リーダーのかた
リーダーとしてどうあるべきかの一つの答えがここにはあります。
全てのリーダーに☆5つ

Amazon Review

上級者向け

[新装版]決断の経営

読んでみて

松下幸之助がいかに「経営」というものに真摯に向き合ってきたのかがよくわかる一冊です。今でこそ「経営の神」という代名詞が広まっていますが、そこに至るまでには多くの悩みや迷いがあったわけで、そういった苦労話としても読むことができます。

読みながら、改めて思ったことは、どんな時も物事を多面的・多角的に見ること、俯瞰することを忘れてはならないということでした。それには必然と、自己を客観視したり、一度突き放して考えるといった作業が必要になります。出版からじつに40年の歳月を経ていますが、普遍的な内容は古びないものだと感じさせられます。

みんなのレビュー

松下幸之助さんが1979年に書かれた書籍。週休二日制が一般的ではない時代。当然今とはビジネススタイルも労働環境も全然違う。でも、経営の本質は変わらない、企業のあるべき姿は変わらない。決断すべき立場にある者は、まず「自分の責任」という自覚を強くもつべき… 責任から逃れることばかり考えることなく…。幸之助さん、その通り!

引用:ブックメーター

社長になる人に知っておいてほしいこと

読んでみて

松下幸之助が経営者との会談、経営者向けの講義で語った内容を6章構成にまとめた書籍です。経営を行う上で、誰しも重要な選択をしなければならない、困難な場面に遭遇する。その際に、一番の指標になるのが「確固たる経営理念」で、経営者が熱意を持って理念を推し進める必要があると語ります。

経営者はもちろんの事、信念を持って生きている方にもオススメの一冊です。

みんなのレビュー

社長としての覚悟や責任の重さが伝わる一冊。
また、人間としての生きる上での基本がヒシヒシと伝わってくる。
厳しい社会での生き残りのヒントがたくさんあり、勇気とやる気がわいてくる。

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実践経営哲学

読んでみて

最後に、本著は松下幸之助が実際に経営をする中で感じた事、考えた事をまとめた書籍で、いわゆる理論、学術的な経営書籍とは一線を画するものです。1978年に創刊され、現在とは時代背景が大きく異なる中で、現在の社会にも通じる普遍的、かつ実践的な経営思想がまとまとまっています。

「社長になる人に知ってほしいこと」と合わせて、経営者を目指す人、すでに経営を行なっている人にオススメの一冊です。

みんなのレビュー

松下経営哲学の真髄が凝縮された本です。経営理念の確立、自主経営、ダム経営、衆知を集める等など。ついつい、眼前のことだけにとらわれ仕事をしてしまっている時にこの本を読むと「君、それではダメだぞ。しっかりせい!」と叱責してくれ鼓舞させてくれる本です。やはり、本質・基本が何より大事であることを痛感させられます。この本は私にとって生涯手放せない本になることでしょう。

Amazon Review

まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事を読んで、何から読み始めるのが良いのか、お分りいただけたでしょうか?

松下幸之助の書籍はどれも簡単な言葉で読みやすいため、レベルごとに、というよりも、自分の目的ごとに読むと良いと思います。

松下幸之助の本の初心者という方は、まず、『松下幸之助 夢を育てる -私の履歴書』から読む。その後、自分が抱えている悩みと向き合って、目的に照らし合わせて本を読んで行く事をオススメします。

何より、松下が書籍でも語っているように、自分の運命(道)に素直に向き合って、勇気を持って一歩踏み出してみる。まずは一冊、読み始めることが大事だと思います!

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