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葛飾北斎をよく知れるおすすめ本・書籍6選【伝記・作品・漫画を紹介】

葛飾北斎ってどんな人物だったんだろう」
葛飾北斎の作品にはどんなものがあるの?」

葛飾北斎は「富嶽三十六景」で知られる江戸時代の浮世絵師です。若い頃から意欲的に作品を発表し、人物から風景まで様々なモチーフを描きました。生涯の作品数は三万点にも上ります。

画家としての名前である「号」を30回も変えたり、人生で97回も引っ越しをしたりと、とてもユニークなエピソードが多いのも北斎の魅力です。北斎は海外でも有名で、1999年に米ライフ誌の「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」に唯一、日本人としてランクインしています。

この記事では、日本人なら知っておきたい葛飾北斎を知るための本を「伝記・作品集・漫画」に分けて紹介していきます。

伝記

葛飾北斎伝

読んでみて

明治初期の浮世絵研究者・飯島虚心によって書かれた北斎の伝記です。この本の最大の特徴は書かれた時期にあります。

著名な人物なら伝記が書かれるのは普通のことですが、本書は実際に北斎と会ったことのある人たちが生きている時代に書かれているため、彼らへの取材や本物の北斎の書簡を執筆資料にしています。

北斎の日常生活や人物像、門人などが詳細に記述された日本初の浮世絵師の伝記です。現代でも北斎研究の基本文献とされる貴重な書籍ですので、北斎に興味をもった人はぜひ一度読んでみてください。

みんなのレビュー

タイトルの通り、浮世絵師葛飾北斎の伝記であります。明治26年上梓の本邦初(!)の浮世絵師の個人伝記に注釈を付し、巻末には海外の研究者や画商の思惑もからんだ成立背景や著者飯島虚心の経歴等々の解説つき。とりわけ複雑怪奇な成立事情はそのまま小説にしてもいいくらい。画狂人北斎のエピソードはほとんど本書がソースだったのですね。北斎の歿後およそ四十年、当時の時点ですでに誤解や詳細不明となってしまった事柄も多く、さらにこの当時は残存した作品等もいまでは失われてしまっていたり、歴史研究の難しさを考えさせられます。

読書メーター

葛飾北斎を知る・体験する入門書『HOKUSAI NOTE』

読んでみて

北斎の生涯を初心者向けに解説した本で、作品や北斎が住んでいたゆかりの地を紹介しながら北斎の人物像に迫ります。

北斎の作品を見学できる美術館や浮世絵ができるまでを紹介したレポート、北斎をリスペクトするアーティストへのインタビューなど、いろいろな角度から北斎を取り上げる雑誌テイストの本です。手軽に読める北斎の入門書がほしい方におすすめしたい1冊です。

みんなのレビュー

ベロ藍が開発されて輸入されて、北斎ブルーの作品がたくさん産み出されてよかった。北斎の作品が国から文化財指定されたのが平成になってからとか、注目され出すのが1999年に米LIFE誌の「この1000年で偉大な業績を残した100人」に唯一の日本人として選ばれてからとか、驚いた。作品は3万点以上とのこと、たくさん見たい。

読書メーター

作品集

もっと知りたい葛飾北斎 改訂版 生涯と作品

読んでみて

70年におよぶ北斎の画家としての活動期間を年齢ごとに分類し、代表的な作品を紹介した初心者向けの作品集です。北斎がいつごろどういった作風で制作を行っていたかの変遷をよく知ることができ、作品ごとの解説も充実しています。

ユニークなエピソードの数々や関係した人々も紹介しているので、北斎の人物像も知ることができます。北斎に興味をもった人の最初の1冊としておすすめの本です。

みんなのレビュー

北斎の絵の変遷とその生涯を追うことができる。時代ごとの画風についての解説は、簡潔でわかりやすい。同じ監修者による本を数冊読んでいるせいか、図版につき初見のものは少ないように思う。

読書メーター

千変万化に描く北斎の冨嶽三十六景 (アートセレクション)

読んでみて

葛飾北斎の代表作「富嶽三十六景」を5つの主題にわけて紹介していく作品集。描かれた背景から、図像の詳細、北斎の狙いなど各作品ごとに解説してあるので、浮世絵にあまり詳しくない人でも名作の味わい方がわかります。

北斎に興味をもった人が、浮世絵を学ぶ第一歩としておすすめの本です。

みんなのレビュー

北斎と言えば富嶽三十六景。富士山にまつわる版画。波の向こうに富士山。コレクターは全部集めたくなるね。36種と思ったら46種らしい。材木屋がノコギリで板をおこすのがなるほどな発見。もっと大きいもので見たい。これが身近なコピー機に繋がると思うとワクワクする。

読書メーター

北斎原寸美術館 100%Hokusai! (100% ART MUSEUM)

読んでみて

「富嶽三十六景」や「北斎漫画」など、北斎の代表的な作品100点を原寸大で収録した作品集です。風景画や美人画、お化け絵まで様々な北斎の作品をこれ1冊で楽しむことができます。

本書の一番の特徴が、縦30センチ、見開き40センチの大きなページで、北斎作品のもつ迫力と魅力が伝わってきます。著名な作品の多くが収録されているため、北斎の入門書にもぴったりです。

みんなのレビュー

良かった!もちろん実物に勝るものはないけれど、美術館ではここまで近づけない。時間をかけて見ることもできない。補うものとして、この本はとても有難い。自分の部屋で、北斎の細かな感性を発見して心を踊らせました。

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漫画

葛飾北斎 (コミック版世界の伝記)

読んでみて

歴史上の有名人の生涯を漫画で紹介するシリーズの1冊で北斎をテーマにしたものです。サブタイトルに世界の伝記シリーズとあるように、世界的に活躍した人物が取り上げられている中に選ばれたのは、それだけ北斎が世界でも有名な人物であるといえます。

すみだ北斎美術館が監修しているため、内容もしっかりしています。魅力的なエピソードを中心に、北斎の破天荒な人生をドラマチックに描いており、読みやすくわかりやすいので、北斎に興味をもった初心者におすすめです。

みんなのレビュー

また、葛飾北斎か…と思ったけど、表紙がカッコ良かったので、借りました。よくTVで特集される画家さんですが、TVでやってないことも描かれていて、面白かったです。(脳卒中から復活とは驚きだ)漫画の絵柄も筆タッチで雰囲気でてます。北斎の娘、応為もちゃんと登場してて良かったです\(^o^)/

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北斎漫画

読んでみて

「北斎漫画」全15編4000カットをテーマごとに編集して3冊に収録した本です。北斎漫画とは、北斎によって描かれた弟子たちが絵の描き方を学ぶための絵手本で、外国ではホクサイ・スケッチと呼ばれています。

江戸の日常風景から、自然や動物、妖怪、幽霊まで様々な作品があり、眺めているだけでも楽しめます。特に、江戸の日常を描いた部分は当時の風俗を知る上でも貴重な史料になります。江戸時代から現代まで歴史的ロングセラーといわれる北斎漫画をぜひ一度手にとってみてください。

みんなのレビュー

『北斎漫画』を分厚い文庫本サイズに整理・分類してまとめたもの。現代でいう漫画ではなく、ここでの漫画とは「漫ろな画」=気の向くまま・思いつくままに描いた画という意味。要するに絵の百科事典だ。斬新な発想を好んだ人物らしくバラエティ豊かな作品を見ることが出来る。現状に満足する事無く描いた絵は3万点。80歳を越えても尚「意のままにならない」と悔し泣きをした葛飾北斎。波や富士山の風景画が有名すぎて肉筆画が注目され難いけれど、この作品も強烈なインパクトがある。絵に興味のある方は一度覗いてみると良いかもしれないよ。

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まとめ

葛飾北斎は、日本だけでなく海外でも有名な浮世絵師で、作品は現代の私たちがみても楽しめる独創的なものばかりです。北斎が多くの人を引き付ける理由は作品だけでなく、エピソードの豊富な人物像にもあるといえるでしょう。

この記事で紹介した伝記や作品集を読んで、ぜひ、日本が誇る浮世絵師・北斎の魅力に触れてみてください。以上、葛飾北斎に関する本のまとめでした。

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