「アンネフランクを詳しく知れる本はどれ?」
「おすすめの本を教えて欲しい!」
アンネフランクはユダヤ人迫害の犠牲になった人物で『アンネの日記』の著者として有名です。そんなアンネフランクにスポットを当てた本はいくつかありますが、初めの一冊にはどれを読むのがいいか分からない人も多いでしょう。
そこで今回はアンネフランクに関して学びたい方におすすめの書籍を5つご紹介致します。初めてアンネフランクの書籍を読む方からアンネの事を深く知りたい人におすすめの本までを選んでいます。
ぜひ書籍を購入する際は、参考にしてみてください。
アンネの木
読んでみて
ナチスから逃れるために生活していた隠れ家から見えるマロニエの木が残した物語である「アンネの木」。アンネは隠れ家生活の中でマロニエの木が開花するのをずっと見続けており、見続けながら将来への希望を見出していたと言われています。
読みながらアンネフランクという人物について学ぶことができ、また戦争というものの恐ろしさについてなどを考えさせられる書籍だなと感じました。そして非常に読みやすくわかりやすい絵本であることから小学校高学年の授業でも使用できる本となっております。
みんなのレビュー
アンネ・フランクの隠れ家の裏庭にあるマロニエの木。その木が年老いて一生を閉じる前に、自分が偶然知ることになったアンネ・フランクを語ります。斬新な着想ですね。季節を経て変化するマロニエの木に、アンネと隠れ家に住んでいた人達は、どれ程気を紛らわせられたことでしょう。自由への希望を最後まで失わなかったアンネ。自由の身でそのマロニエの木を見上げることができなかったアンネ。解放間近に、チフスが猖獗する収容所で亡くなってしまったアンネ。アンネについて考える機会を与える良い絵本だと思います。お薦めです。
読書メーター
アンネの日記
読んでみて
アンネがナチスに捕まるまで生活していた隠れ家で、こっそり書き綴っていたのがこの「アンネの日記」です。日記帳の中にアンネは日々の出来事や心の葛藤を綴っています。「自由に生活ができない苦しさ」「戦争への問い」などを中心に書いているアンネの日記。
読みながら歴史の荒波に飲まれながら、希望を捨てず必死に生きていた姿にとても感動を覚えました。また読んでいく中で平和を望む姿勢を崩すことない考えが文章に表れており、どんなときであっても平和を望む姿勢は現代に置いても大切にしていかなければならないことだと感じました。そしてこの本はアンネフランクという人物から当時の時代背景まで学べる書籍です。初心者の方にぴったりの書籍と言えるでしょう。
みんなのレビュー
日記の日付が進むごとに一つ一つ言葉の重みが増し、自然と頁をめくる手に汗がにじむよう感覚があった。“戦争”や“ユダヤ人大虐殺”という凄惨な背景を常に意識させられるのにもかかわらずティーンエイジャーの揺れ動く心やあまりに達観したアンネの家族観、恋愛観、そしてなにより、素晴らしい表現力に引き込まれる。
BookLive!
アンネ・フランクの記憶
読んでみて
アンネの日記を幼い頃に読んだ作者・小川洋子さんがアンネをめぐる旅に出て、そこで感じた内容等を書籍したものが「アンネフランクの記憶」という書籍です。実際にアンネを支えた人物へのインタビューなどを書き記している貴重な書籍です。
読みながらアンネを支えた人物のインタビューはとても貴重であると感じました。またアンネがどれだけ周囲に愛情を持っていたかもわかる一冊だと思います。また当時アンネが居住していた隠れ家やアウシュヴィッツ強制収容所も小川さんは訪れています。そこから見える迫害の実情に目をそむけたくなるほどです。アンネフランクという人物について、そして当時の生活や収容所についても深く掘り下げた一冊です。
みんなのレビュー
おそらく世界で最も有名なホロコースト被害者アンネ・フランクの,生家や隠れ家や彼女とその家族を知る人々やアウシュビッツを,作家・小川洋子が訪ねた紀行文。小川は『アンネの日記』を読んだことがものを書くきっかけになったとのことで,アンネに対する眼差しがとても深く愛おしいものになっている。隠れ家生活の不安や不自由さの中でも,束の間の青春を楽しむアンネのこの少女期特有の考え方や言動が,とても魅力的なのだろう。自分はそもそも『日記』を読んでいない(概略は知ってる)ので,収容所の悲惨さのほうにどうしても思いが行く。
読書メーター
アンネの伝記
読んでみて
アンネの日記に新たな5ページが発見されたことをスクープした「アンネの伝記」この新発見に関する内容や隠れ家があることを密告した人の特定など新たなアンネフランクに関する情報が盛りだくさんなこちらの本。
どのようにして新発見をしたのか、また密告した人の特定など新たなアンネに関する情報がわかるのでおすすめの1冊です。しかし伝記なので最後の亡くなる部分まで鮮明に書かれています。そのためこちらの書籍は大人の方に向けた書籍といっていいのかもしれません。
みんなのレビュー
こアンネの日記を読んだ後に読みました。 アンネの日記はもちろんアンネ自身が書いたので、この伝記は周りの人からアンネ一家の事を忠実に書いた 第3者の観点から見れる物語り調になっています。 この本を読んで思った事は、もしアンネが生き残っていたら これ程まで有名になっていたのか‥ 隠れ家で住んでいたからこそ早熟な思考等が開花したんじゃないか‥ 運命ってある気がします。
読書メーター
アンネのバラ 40年間つないできた平和のバトン
読んでみて
東京都杉並区にある高井戸中学校が舞台。ここには40年もの間咲き誇っていたバラがありました。そのバラはアンネフランクの父にあたるオットーフランクから送贈られたものです。どうしてオットーからこの学校に贈られたのか?それがこの書籍にはすべて書き綴られており、この学校がアンネの生き方を通じて行った平和活動に関しても述べられている大変勉強になる一冊なのです。
ある程度アンネの日記の内容を読み込んでいる方に向けた内容の書籍かと思われます。そのため上級者向けの書籍として掲載させて頂きました。
みんなのレビュー
「アンネ・フランクの形見」と名付けられたバラが、アンネのお父さんから日本の中学校に贈られ、現在に至るまで育てられてきたなんて知りませんでした。15歳で亡くなったアンネの遺志を同年代の中学生が受け継いでいることに意味があると思いました。「平和は向こうからは歩いてこない」自分たちの手でバラを育て、平和とは何か、命を受け継ぐとはどういうことかと考えながら活動する姿がいいですね。巻末の解説がとても響きます。
読書メーター
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はアンネフランクについて学ぶことできる書籍を紹介致しました。紹介した書籍以外にもアンネフランクに関する書籍はたくさん販売されております。
この記事を参考にしながら、自身のレベルにあった書籍を購入し、アンネフランクについてもっと知っていただければ嬉しいです。